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未経験転職から見えた、環境選択の大切さ

こんばんは、ずっきーです。
昨日に続いて、未経験転職から得た気づきをシェアします。2日目は、業界と会社選びについてです。

※昨日の記事はこちら

僕が未経験で広告代理店に転職したとき、成長産業の環境に飛び込んだからこそ、新しい挑戦を支えてくれる文化や人に恵まれました。例えば、同期や先輩の多くも異業種からの転職組で、自分と同じように「初めて」に挑戦する仲間でした。

振り返ると、未経験転職は単に「新しいスキルを学ぶ場」だけではなく、「成長できる環境に身を置くことの大切さ」を学んだ経験でした。どんな業界や会社を選ぶかで、その後の報酬やキャリアの選択肢は大きく変わります。

今日はそんな環境選びのヒントになる話ができればと思います。

未経験者を積極採用している業界とは

未経験転職を志す方の中には大きく2つのパターンがあると思います。

①チャレンジしたい業界、職種が決まっている人
②業界、職種は決まっていないが、何かしらのスキルを身につけてキャリアアップを志す人

今日は主に②の方に向けた話になります。明確な目標がある場合は、その分野に突き進んでください!笑

結論、未経験転職にチャレンジしたいが、特に業界、職種が定まっていないという人は、基本的に未経験者を積極採用している業界をチャレンジしてみることをおすすめします。

理由は2つです。

1.社内に同じ境遇、バックボーン持つ同僚が多く、お互いに刺激し合えること

僕が転職した2017年頃、広告業界では動画広告の台頭によりデジタル広告が急成長しており、多くの広告代理店が未経験者を積極的に採用していました。実際に僕自身もその波に乗る形で、アパレルからの未経験転職を叶えたのですが、入社してみると自分と同じような未経験組が同期や同僚にたくさんいました。

出身業界は様々で、僕と同じ小売の人も多かったですが、それ以外にも出版、商社、金融等、中には公務員を辞めてきた方もいました。笑

そのように未経験からの転職をされてきている人が身近にいると、「自分も頑張ればやれるんだ」と思いますし、共に新しいチャレンジをする仲間として刺激し合う空気が生まれます。会社にもよりますが、20代であれば年齢が近い人が社内に多くいる可能性が高く仲間もできやすいでしょう。実際僕も、この頃に出会った仲間が今でも一番仲良いです。笑

2.会社全体で未経験者を育てていく風土がある

未経験者を積極採用している業界には、新しい人を育てようという雰囲気があるのが特徴です。特に成長産業や未経験歓迎の企業では、同じように新しい分野に挑戦している仲間が多く、その結果、自然と「育成文化」が根付いていることが多いんです。

先程も触れましたが僕が広告代理店に未経験で入社したときも、同期の多くが異業種出身で、同じように初めての挑戦をしていました。そのおかげで、「自分だけができない」というプレッシャーを感じることはありませんでした。むしろ、周りの人たちが支え合う空気ができていて、失敗しても「大丈夫だよ。次はこうすればいいよ」と声をかけてもらえる環境だったんです。

特に印象的だったのが、「新しい人のミスはチームでカバーしよう」という空気が現場全体にあったことです。「失敗しても成長を見守ってもらえる環境」は、未経験転職者にとって本当に心強いものでした。たまたま僕が入った会社が特徴的だっただけかもしれませんが、新しい挑戦を歓迎する業界には、こうした文化があることが多いのではと思っています。

そんな未経験者を歓迎しやすい業界例を下記に挙げておきます。

1. IT・テクノロジー業界

背景:DX(デジタルトランスフォーメーション)が進む中で、IT人材の需要が爆発的に増加しています。プログラミング未経験者向けの研修を用意している企業も多く、未経験から挑戦しやすい環境があります。

職種例:ITエンジニア、Webデザイナー、カスタマーサクセス、データアナリストなど

2. 人材業界

背景:転職マーケットの拡大や新しい採用手法の普及に伴い、人材コンサルタントや営業職の需要が増えています。未経験でも人と話すことが得意な人なら挑戦可能。

職種例:リクルーティングアドバイザー、キャリアアドバイザー、採用コンサルタント

3. 広告・デジタルマーケティング業界

背景:Web広告の成長により、リスティング広告やSNSマーケティングなどの専門職が増えています。未経験でも業界知識を学べばチャンスあり。

職種:広告運用担当、Webマーケター、SNS担当

僕が未経験転職をした7年前とあまり傾向は変わらないですね。実際に当時僕が受けていた業界は、人材とデジタルマーケティングでした。笑

未経験転職における「大手企業」と
「中小企業」のメリット・デメリット

チャレンジする業界を決めたとしても、業界内の大手企業と中小企業では環境が異なることが多いです。一概にどちらが良いということはなく、
それぞれに特徴があるので自分のタイプや価値観に応じて最適な選択肢が変わります。以下でそれぞれのメリット・デメリットを整理しました。

大手企業のメリットとデメリット
【メリット】
大手企業の最大の魅力は、研修制度やサポート体制が整っている点です。特に未経験の場合、専門スキルを基礎から学べる環境があるのは大きな安心材料です。僕が入社したのは、博報堂傘下の広告代理店でしたが、充実した研修プログラムや、専門性の高い環境がありました。特に未経験だった僕にとって、この研修制度のおかげで、リスティング広告の運用を基礎からしっかり学ぶことができました。

【デメリット】
一方で、大手企業は分業が進んでいるため、担当業務が限定的になりがちです。営業、運用、サポートなどが明確に分けられ、クライアントの状況や業務全体を把握しにくいケースがあります。僕が担当したのはリスティング広告の運用で、媒体ごとに担当が細かく分かれているので、業務の範囲は限定的でしたが、その分担当領域を深く突き詰める機会とも捉えられます。

中小企業のメリットとデメリット
【メリット】
中小企業では、幅広い業務を経験できることが大きな強みです。一人で複数の役割を担うケースが多いため、短期間で「何でもやる力」が身につきます。また、分業が少ないためビジネス全体を俯瞰しやすく、早い段階で意思決定に関わる経験が積めることもあります。結果を出した分だけ、報酬や役職に反映されやすいのも特徴です。

【デメリット】
反対に、制度やサポートが整っていないケースも多く、自分で学ぶ姿勢が求められます。また、成長産業の中小企業では、マネジメント体制が整っておらず、未経験だろうとなんでも任されてしまい、長時間労働や過度な業務負荷がかかる場合もあります。体力や精神力に自信がある人向きとも言えます。

まとめ

未経験転職は、最初の一歩を踏み出すのに勇気が必要です。でも、成長産業や未経験歓迎の業界には、あなたを支えてくれる環境が必ずあります。そして、どの会社を選ぶかで、「自分がどう成長できるか」が見えてくるはずです。

大切なのは、「今、自分はどんな働き方をしたいのか」「どんな環境なら成長できそうか」を考えること。これが明確になると、転職活動も前向きに進められます。


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