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久しぶりに1on1をやったら、自分がなんで転職したのかを再認識した話
こんばんは。ずっきーです。
今日は僕の大好きな1on1について書きます。
久しぶりの1on1
昨日、教育を担当することになった新卒のメンバーと1on1をしました。転職後の僕は1人のコンサルタントとして業務に取り組んでいたので、管理職として部下と定期的に向き合う機会はありませんでした。だからこそ、久しぶりの1on1はとても新鮮で、どこか懐かしい気持ちすらありました。
どの会社でおいても、新卒をはじめとする若くて優秀なメンバーとの1on1は楽しい時間です。彼(彼女)らが未来に何を思い描いているのか、今どんな課題を感じているのかを聞きながら、その視点に寄り添う時間は充実感に満ちています。そして、その未来像を実現するために何をすべきかを一緒に考えたり、彼らの行動が少しでも前向きに変わるきっかけを作れたなら、これは僕のキャリアにとっての核になる、喜びの瞬間です。
「やっぱり1on1って楽しいな」と、素直にそう思いました。
マネージャー時代の1on1
でも、この「楽しい」という感情が引き金となって、ふと、前職での経験を思い出しました。
僕は前職で管理職を務めており、多い時で10人ほどの直属の部下を抱えていました。楽天は1on1文化が比較的活発な会社で、部下全員と基本的に週次で1on1を行うのが当たり前でした。その結果、1週間のうち5〜6時間は1on1に費やしていたと思います。
その時は、「1on1がしっかりできれば、関係も良くなり、チームも上手く回る」と考えていましたし、実際、部下たちの課題を聞き出し、サポートし、彼らの成長を促すことは大切な仕事だったし、やりがいも感じていました。
でも、今振り返ってみると、あの時間にはある特徴がありました。それは、「僕にとって負荷が少ない、安全な時間」だったということです。
コンフォートゾーンの中の1on1
部下との1on1は、基本的に僕にとって「心地よい」時間でした。
確かに、1on1の目的は彼らの課題や不安を解消し、成長をサポートすることです。その中で、自分が詰められたり、厳しい指摘を受けたりすることはほとんどありません。1on1は、ある意味で「僕が安心していられる時間」でもありました。
一見、それは悪いことではないように思えます。部下を安心させ、信頼関係を築くことは、リーダーとしての重要な役割です。でも、ある時気づいてしまったんです。「この安全な時間の中で、自分は何か成長しているのだろうか?」と。
部下をサポートすることで彼らは成長していくけれど、自分自身はどうだろうか? 1on1が自分にとって快適であるほど、そこにリスクや挑戦はなく、いつの間にか「現状維持」の時間になっていないか。そう思った瞬間、心地
よさの裏側にある停滞感が正体を現しました。
新しいステージに進む決断
今思い返せば、その違和感は自分が「次のステージに進むべきなのかも」と思うきっかけの一つだったのかもしれません。楽天での経験を否定するつもりはありません。むしろ、管理職としての時間は僕にとって大きな学びをもたらしてくれました。でも、自分のキャリア全体を考えた時、成長を続けるためにはもっと負荷のかかる環境に身を置く必要があると感じたのは事実です。
環境を変えることで、今度は自分が「快適ではない」状況に立ち向かい、挑戦し続ける必要がある。そう思って、転職という選択をしました。
安全な時間だけでは成長できない
結局、1on1は「安全な時間」であることに価値がある一方で、それだけでは自分の成長を止めてしまう可能性もあります。
だからこそ、その時バランスが重要です。相手の未来を支援しつ大切な時間として1on1は大事にしつつ、自分にとっての挑戦時間も忘れない。
先日も別記事で書きましたが、転職をした今、僕は面白いくらいコンフォートではありません。笑 けど、それでいいのです。むしろ、不快で居心地の悪い状況こそが、自分を押し上げる原動力になる。成長とは快適さを選ぶことではなく、挑戦し続けること。そんな心地悪さを求めて、今ここにいるのだと改めて感じた1on1でした。
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