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月の初めに考える ─ 「ポツンと一軒家」考
『ポツンと一軒家』のような鄙びたところに暮らす人を訪ねる番組がある
そこに住む人の暮らしぶりや人生の歴史を映像にして、高視聴率なようだ
テレビをほとんど見ない僕が知っているのだから楽しみにする人があるのだろう
想像もしなかったような事情が潜んでいて「ポツンと暮らし」が始まり それを追えば深くて長い物語がある人も多い
若い時に苦労をしたり 不運にあったり 恵まれなかったりして 苦節の中で夢に描いた生き方を断念する人もあれば どこでどんな変化が起こるか想像もせずに 進む道を急展開させる人もある
自分の強い意志や教養 人間関係が大きく夢への道を導いてくれたという人もあろう
何故そんな暮らしを始めたかにもさまざまな事情があるようだ
まさに筋書きがない物語が人生の足跡になっていく
作り上げられたものではない感動的な人生劇場に共感したり 生活スタイルに感動したりする
人気の秘密はそんな驚きが惹きつけるものであるとは理解できるが、それを噛み砕いて言葉にするならばどうなるのだろうか、と考えてしまう
見ている人に何故 この番組を見ているのかを尋ねてみたい