続「ポツンと」を考える ✤ (増殖版)

ポツンとを考える前に
考えていたのは・・

「そもそも……豊かな暮らしとは何か」

日本の若者や大勢の人たちは 無責任に何も考えず 自分が苦労しなくて楽しくて はみ出しを喰らわず失敗をすることなく うまくいけば成功していこう……という暮らしを目指している

うまく言えないけどそんな社会色ですから それほど熱心に付き合おうと思わない訳で そのことが頭にありながら『余命も十年もないしボクの意見は生かされないから もう特に何も小言は言わない』みたいに言ってしまうと即座に老人扱いされる始末となるのだが そこで『お前らの今の社会の基盤が腐ってきていることにに気がつけよ……』とは言い返したりもしない


を引き継いで

さて 「ポツンと」を考えていこう

都会を捨てて……と書きはじめて 「ちょっと待てよ 都会を『諦めて』という人もあるのかもしれない」と思う

そうだ!都会に憧れて六年間も都心に通学(下宿)したボクとしては 都会を離れるにあたって正反対の二つの心があったのだった

もちろんそれは後年になって悟りが開けるに従って然程 重要でもなくなるのだが

「都会は捨てるもの」だ

憧れを持って上京をして都会にある数少ない大学で学ぼうと言う進取の気性を持ち備える若者は 現代ではほとんどいなくなっただろう

三十年ほど前に関西支部の同窓会の酒宴の席で幹事の(三十歳以上の)大先輩が
「オレたちの頃は九州から特急蒸気で二晩かかって東京まで出てきたな……卒業するまで帰れなかった」
と話してくれたのを思い出して あれからの時代の変化を考えてみれば 今やもう是が非でも『東京』で学ばねならない時代ではなくなった

情報は至る所にあり怪しい教授も増えたと言う俗化現象もあるが 一方で 学ぶ場所やツールには困らない

不足しているのは渇望した人物そのものだ

都会に魅力が喪失していると思うだろうか

そこに居ても夢を叶える新しい道を生み出せないならば 身に纏わり付いた既成の物や心を 一旦できる限り純粋に捨て去り新しい器から作り直そう……と考えたくなるのだろう

不便で不自由な環境へ降り立つにはそんな思い切りが必要なのだ

「そもそも的」に考えると「特急蒸気(機関車)」に揺られて上京した先輩たちは東京という場所がそういう輝かしいステージであったのだとも言える

何も輝いている必要はないだろうけれども 誰にも邪魔されないところで純粋にやりたいことに打ち込めるユートピアを作りたい

見栄も張らず利害にも惑わされず金にも目がくらむことなく突き進む夢を叶える

きっと そうなのだろうと言う気がする


※ 続くかどうかは未定


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