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ついに…土方歳三最期の地へ

都内アドベンチャーサークル「WAGNAS」のアキラです。

今回が「新選組の秋」企画の最後の投稿です。


新選組の秋の最後はやはり自分が好きな土方歳三の最期の地しかないだろうとこの企画を始めた時から考えていました。

noteのつぶやきやオンダの記事

でもご存知の方もいると思いますが、11月の下旬に3泊4日で函館旅行へ行ってきました。

その函館旅行で自分が絶対に行きたかったのが五稜郭とこの土方歳三最期の地なのです。

函館は幕末から明治になる戊辰戦争の終わりとなる箱館戦争の地でした。

新選組の視点で見ると戊辰戦争の始まりの鳥羽・伏見の戦いで敗れて京都から江戸へ戻りそこからこれまで新選組の中核メンバーだった永倉新八や原田左之助が離脱、局長の近藤勇は捕縛され処刑、天才剣士沖田総司は病死と新選組のメンバーがどんどん減っていく中でも土方歳三は新政府軍を相手に戦い続けるという道を選択します。

土方歳三ら旧幕府軍は北へ北へと移動しながら戦い続けて会津で斎藤一とも別れさらに北の蝦夷地の箱館へと辿り着きます。

そして箱館戦争で土方歳三は散っていき戊辰戦争は終わり事実上新選組も終焉を迎えるのです。

この日は昼に五稜郭へ観光に行って土方歳三らが最期の意地を見せた場所で土方歳三の息吹を感じていました。

土方歳三らの最後の砦となった五稜郭

五稜郭タワーから見る星形の五稜郭は圧巻でした!
そして展望台には土方歳三の像もあります。

五稜郭の周辺をバックに土方歳三!

その顔はどこか穏やかな表情をしていました。

土方歳三が生まれ育った日野の高幡不動にある土方歳三像との表情や格好の違いなんかを見ると感慨深いものがあります。


京都で新選組の副長だった頃の土方歳三は新選組内に法度を作りそれを破ったら切腹とかなり厳しい処分をして新選組をまとめ上げていました。
「鬼の副長」と呼ばれるほど敵だけでなく味方にも恐れられるくらいの厳しくしないと色んな人を寄せ集めた新選組をまとめることはできなかったのでしょう。

しかしここ五稜郭にいた頃の土方歳三は母のように優しかったと伝えられています。
もちろん戦いに関しては厳しい人ではあったのですが、この優しさがもしかすると土方歳三の本性だったのかもしれませんね。

憧れの土方歳三とツーショットです♪

この五稜郭の記事も後日あげる予定なのでお楽しみに!

そして夕方になり一緒に旅行に来ていたオンダやもう1人の友人は函館駅前のホテルでひと休みをするとの事で自分は1人土方歳三最期の地へと向かったのでした。

五稜郭は函館駅からバスで15分くらいと少し離れていますが、この土方歳三最期の地は函館駅から700mくらいで徒歩で10分ほどで行ける距離にあります。

函館駅からしばらく歩いていくと賑やかだったお店もなく静かな通りへとなっていきます。

この公園内に最期の地の碑があるのです。

さっそく入ってみると

すぐに土方歳三の柱が見えてきます。

この柱にさまざまな説明が記載されています。

さらに進みます

何やら20mくらい先に見えてきました!

これが土方歳三最期の地の碑です。

ここにも記載されているように戊辰戦争が始まり北へ北へと向かって行ったので結果的には敗走みたいに感じるかもしれませんが、土方歳三が指揮した部隊はかなり強くて部分的には勝っていたのです。

しかし土方の部隊だけが強くても他の部隊が新政府軍に敗れて撤退を余儀なくされていたのです。

土方歳三はとても優秀な指揮官だったのです。

そしてこれが土方歳三最期の地の碑です。

先日訪れた板橋の近藤勇の墓もそうですがとても綺麗にされていて多くのファンが訪れているのだろうとすぐに分かりますね。


土方歳三はこの一本松関門付近で銃撃されて命を落としたと伝えられています。

一説によると新選組の部隊が敵である新政府軍に包囲されてそれを助けに向かうために馬に乗り向かうところを撃たれたとも伝えられています。

もしそれが真実なら土方歳三は新選組を守るために命を落としたということになりますね。

さらには実は味方に撃たれたのではないか?という説もあります。

というのもこの箱館戦争で土方歳三ら旧幕府軍はかなり追い詰められていて新政府軍に降伏した方がいいという意見もあったようなのです。

しかし土方歳三はそれを認めず断固戦い続けると主張していたために仲間達からも厄介だということで後ろから撃たれたという話なのです。

五稜郭に埋まっているとされる土方歳三の遺体も実はどこにあるか分からず、それも後ろから撃たれた証拠を否定することができないとも言われているのです。

どちらにせよ状況が悪化して諦めムードが漂っている中でも土方歳三は最後の最後まで自分を曲げずに戦い続けようとしていたことは間違いないのです。

自分が土方歳三が好きな理由もこれが大きいのです。
おそらく土方歳三ファンも同じように感じている人は多いのではないでしょうか?

刀だけの戦いを捨てて西洋の格好や戦術を積極的に取り入れる合理的な面を持ちつつも、こうして周りから見ると頑固だと思われるくらいに決して自分の中で曲げられない信念を持ってそれを最期まで貫き通したのが自分が一番好きな好きな歴史上の人物である土方歳三なのです。

今回五稜郭やこの土方歳三最期の地を訪れることができて本当に感無量でした。

もし興味があれば土方歳三や新選組を調べてみたり新選組が出てくる小説や映画、アニメにゲームなどの作品に触れてみるのをオススメします。

【新選組の秋 完】

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