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貯蓄から投資へ、の歴史が誤って理解されている

気になる記事がありました。

森永さんの本自体は読んでないので実際にそう書いてあるのかはわかりませんが、紹介記事では「「老後2000万円問題」に端を発し、貯蓄だけでは老後は賄えないと喧伝され、「貯蓄から投資へ」の流れが始まった」と書いてあります。

実際は、「貯蓄から投資へ」は2000万円問題報告書のはるか以前から推し進められており、2000万円問題報告書は「貯蓄から投資へ」を後押しするためのもの(実際は逆効果だったかもしれませんが・・・)で、因果関係が逆です。

とはいえ、これを書いた人を批判したいというわけではなく、金融・投資に興味のない人の間ではそういう理解がされてしまっているという事実が重要だと思います。

もう少し「貯蓄から投資へ」が社会・経済全体のためであり、余裕のある人は投資をする事が大人の責任であるということが理解されるとよいなと思います。


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