すっげぇ今更FILM RED見てきました

もうネタバレ気にする必要も無いでしょうし普通に書いていきます。
未見でネタバレ気になる方は回れ右で宜しく。
まぁ一番の強さはAdo女史のウタ、もとい歌なので、
ネタバレされても展開知っててもほとんど影響が無いでしょうけど。

最初に大雑把な感想

この映画の以前以後でAdo女史の人生はまるで変わったでしょう。
それ位に一世一代の…「最強」とも言える歌声を引き出した上で、
強烈な映像電子ドラッグ付けた映画です。
まだ行ってない方はなるべく劇場の音響で見に行きましょう。
可能であれば音響が強い所まで足を伸ばす価値があります。
とにかくAdo女史の歌が超強いの一言に尽きます。
ここまでとは思ってなかったのを恥じたくらいに。

この歌に張り合ってウタった名塚佳織女史もとてつもなく頑張ってます。
代表作がエウレカからウタになったんじゃないかって位には。

どれくらいネタバレ聞いてたか、どれくらいワンピース知ってるか

ネタバレは、
・なんか何処ぞのスウェーデン軽巡ぐらい急な幼馴染みが生えるらしい。
・「死にゆくウタ」って歌があるらしいからこの子が死ぬのは知ってる。
・このウタに大量の夢女子が発生してるらしい。
ワンピどれだけ知ってるかは、
・連載開始からボン・クレーと再開する所あたりまでは見てたかな。エース死んだの見てたら忘れないでしょうからその時点では離れてました。
・また「尊厳凌辱」って言葉でここ数年語られるようになった事も聞いてます。
・ナミロビがキテるらしい

こんな感じです。
ぶっちゃけ展開とネタバレを全部知ってても、
逆にワンピースを全く知らなくても問題なく見れる、筈。
…シャンクスがなんであそこまで慕われてるのかは知らないと分かりにくいかも？

ここからネタバレもしつつ

ウタがマタンゴをバクバクし始めた所で長くないなとは思いました。
（眠らなくなったり感情が増幅されたりするアレ）
人間の体が変質させられて意識が持っていかれる辺りはエヴァを連想した方も多いらしいですが、どっちかというとLive A Live近未来編でしょうアレ。キノコ食べて精神を増幅してって下りはエヴァにはないですし。

続いてトット・ムジカがその姿を表した所で、
…えっ何このイヌカレー？！ というかぶっちゃけまどかマギカ？！
ワンピースではあんまり使われてないドイツ語使ったってそういう事？！
音楽＝ドイツくらいの話かもしれませんが…
ごほん。とにかく急なイヌカレーバトルでびっくりしました。
正直麦わらの一味や海賊海軍の皆様がノイズになってたようにも思えましたが、ワンピースの映画なのでそうもいかないのも分かります。ちょっと雑然としちゃったか。でも一斉攻撃以外の出し方もなかったでしょう。

ウタとシャンクスとルフィ

いきなり幼馴染を生やすんだからこれ位はしないとなー、とは思いました。
ただウタからすれば歌いだした時点ではシャンクスもルフィも吹っ切ってたんですよな。再開したらやっぱり嬉しそうだったのが後で思うと胸が痛い。

…もうちょっとさぁ、周りの大人が報告連絡相談やってたらさぁ！
こうはならなかったんじゃないかなぁとは思ったよ！！
皆に歌を聞いてほしい、新世代に連れていきたいって願いが、
実はVガンダムのエンジェル・ハイロウみたいなロクでもないシステムに組み込まれてて、
皆の心を踏みにじってしまったのを知った時には全部手遅れでした！
正気に戻ったら死にかけてて歌って皆を助けて死ぬか、自分が助かって皆が死ぬか選んでねってさぁ！
いくらなんでも過酷すぎやしないかなぁ！！
それで最後は自分の歌で皆を新世界に導いたから宿願は叶ったってさぁ、そんな取ってつけたようなオチ付けなくってもさぁ！！
とは思いましたよ、ええ。

…ただ、その。事情も聞かず一方的に人の魂を連れて行く子って割とかなり洒落になってない存在ではあるんですが。島に来てからほとんど人付き合いせずに時々幸せな昔を思い出してたらこうなるだろうね。

…ああするしかなかったかなーとも思いますが、シャンクスは責任持って連れ帰るべきだったんじゃないかなーとも思いました（どう頑張っても整合性が取れないからああするしかないと言われたらそれまでですが）。ケジメをつけに来たのはらしいなぁとも思いましたが。無くなってる腕を見せなかったのもらしいし。
…子守唄のシーンの池田秀一氏が素晴らしかったんですよ。強烈に印象に残ってるんですが、あれは今の池田秀一氏だからこそじゃないかなー、なんて思ったり。

ルフィはいい意味でいつものルフィでした。
ウタがあんな事になってしまった後でも悪意があるとは欠片も考えなかったのはやっぱり日本を代表するヒーローだと思いましたね。
…それ故に最後の瞬間に居合わせなかったのは脚本の都合感じましたけど。

まぁ色々書いたんですが
つくづくやっぱりAdo女史の歌に尽きる映画だと思います。
ウタで全てを語る映画でした。
配給無くなる前に見に行けて良かったです。