【時代のシャトルランに駆り出された気分になった1時間in安野モヨコ展】
江戸時代に自分がいるかのように変わったかと思えば、
JKの恋愛の世界にいるかのように移り変わり、
まるでぬいぐるみかのような登場人物に人生における涙の意味を教えてもらったり、
1人の女性の仕事に熱中する一部始終を見せられたり。
作風が色々ありすぎて圧巻の一言。
時代の波に乗せられたかと思えば、
たった1人の女性の気持ちの琴線が繊細に見える、表現、言葉。
1時間くらいしかいかなかったが、
とても濃い1時間だった。
働きマンは読んだことはあったが、
そんなに内容を覚えていなかった。
そんな自分を余所に安野モヨコの漫画は時代のシャトルランに自分を駆り出した。
タイトルは覚えていないが、
他者の作品に、挿絵を入れていた作者の作品があった。
着物をきた女性の作画の挿絵をこんなに奥ゆかしく描けるものなのか。
着物は好きとか嫌いではないものの、
いわゆる奥ゆかしさ、現代にするならばエロスだろうか。
いや、エロスよりも、もっと繊細で清いもののイメージ。
やはり奥ゆかしさが妥当な気がする。
他者の作品にこんなに奥ゆかしさを出せるのか。
本当に驚嘆した。
そんなことを思っていると、JK風のまるでアメリカのゲームのトゥーンランドを思わせるかのような、アニメのような画風の作品、、。
右を向くと、拒食症の話???
その気持ちの変遷が1ページで、はたまた、作品ごとに、時代もキャラも超えて表現していく。
こんなすごい人を自分は知らなかったのか。
自分は看護師をやっているが、
看護師で安野モヨコを例えるならば、
医療の歴史の変遷を理解しつつ、患者の気持ちに寄り添い、
その知識は、どの診療科でも、外来でも、小児でも、大人でも、
オールラウンダーで、オールOKです。と、もはや無敵状態だ。
30年の重みが自分に深く深く浸透してくる。
作家のことを馬鹿にしたことはないが、尊敬以上の尊敬に値する。
より、安野モヨコの作品をもっと見てみたいと思った。
展示会にいってすごく読みたいと興味をそそられたのが。
脂肪という名の服を着て
監督不行届
オチビサン
という作品。
みたことがある人は、魅力を教えてほしいぐらいだ。
いやーすごい。
そういえば、ラボメンと一緒に行ったんだけど、
どうしたら、「怖い」という表現を顔だけで見せることができるのか。
そして、
安野モヨコの作品の素晴らしさを教えてもらった。
ありがとう。
いい機会だった。
監督不行届の旦那さんが今のスマホのトップ画になりました。
めちゃ可愛い。