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音楽NFTを、暗号通貨の話をせずに解説するぞ

NFTの仕組みがかなりわかってきたので、できるだけ簡単に音楽NFTについて語ってみます。

音楽NFTで自分の楽曲売ってみたいミュージシャンや、興味を持っているミュージシャンのうち、暗号通貨だとかブロックチェーンという言葉にアレルギー反応を起こす人は多いと思うのです。

かといって、大手事務所に所属しなくても、個人レベルで戦う手段としてのNFTをあきらめてほしくないと強く思います。

ですから今日は、むつかしい話は横に置いておいて、暗号通貨の話を避けながら説明します。


日本のNFT成功例はすべて「ファンのメリットを最大化すること」という作戦だった!

どういうことか説明しますね。

NFTの世界では、買う人のことを「コレクター」、売る人のことを「クリエイター」と呼びます。

コレクターには2通りありまして、それは、

  • 投機(値上がり)目的の人

  • クリエイターのファンの人

です。

あなたがこれまで目や耳にした、「こんなデジタルアートがウン十億円!」というのは投機目的で購入されたものです。

希少性に価値があり、転売して利益を出すことが目的です。

ちなみに、あなたの作品が投機目的になる可能性は、「ゼロ」です。

「ゼロに近い」というと、変な期待を持たせてしまうかもしれませんので、あえて断言します。

「ゼロです」

ですので、あなたがNFTで成功するためには、これまで通り「ファンを大切にする」しかありません。


あなたのNFTを所有したくなるサービスを構築する

勘違いする人が多いのですが、NFTと著作権保護は別の問題です。

あなたの楽曲をNFTで販売し始めたからといって、違法コピーはなくなりません。

ではどんなファンがあなたのNFTを購入するのでしょうか?

それは、

  • あなたを応援している

  • 多くのファンの中でも特別な存在でいたい

  • あなたにもっと近づきたい

こういうファンです。

あなたは彼らのこういった欲求を満足させ、より熱狂してもらい、彼らにあなたの魅力を拡散してもらい、新たな集客へ結びつけることが重要です。


NFTはおまけ(特典)商法だ

具体的に書きますね。

私がもし、ミュージシャンだったら、こんなふうにNFTを利用します。

私のNFT楽曲を購入してくれたあなたには

  • シークレットライブに無料招待します。

  • ライブ後に記念写真撮影会をします。

  • 未発表曲をプレゼントします。(これもNFT化)

  • 練習風景、楽屋風景などメイキング映像をプレゼントします。

  • ファン限定Discodeに招待します。

  • あなたのTwitterをフォローします。

NFTでは、アイテム(曲)やライブ映像ごとに販売価格を好きなように設定できます。

シークレットライブをオマケ(特典)でつける場合は、作品の販売価格をライブの料金よりも高く設定すればいいだけです。

「記念写真は3アイテム以上、保有してくれている人」などの条件をつけてもいいでしょう。

大手音楽事務所から発売される商品には

  • 通常版

  • 限定版

  • 完全限定版A

  • 完全限定版B

  • 完全限定版C

などがありますよね。
ファンは高価な「完全限定版」を欲しがります。
NFTが売れるのは、これと同じ理屈なのです。

NFTでコアなファンをさらに熱狂的なファンに育て、
彼らに音楽活動を後押ししてもらうのです。
ファンと向かい合うのではなく、一緒に大きくなっていくのです。

「SNSを活用する」というのは「ファンが勝手に拡散してくれる」ということ

あなたはファンのためにSNS、特にTwitterとDiscodeを活用しているでしょうか?

DiscodeというのはSNS版のファンクラブのようなものです。
いまや、あらゆる活動は自分を中心としたSNSを守り育てることが重要になっています。

芸能人や評論家は「オンラインサロン」を作って活動しています。
最近では政治家の後援会も似たような組織に変遷してきています。

ファンとあまり近すぎるのも良くないかもしれませんが、

大御所でもディナーショーをやっています。手が届くところに居てもいいのです。

(さすがに、居酒屋で飲み会、などはあなたのカリスマ性をスポイルするかもしれません)

あなたの芸風に合わせて加減をしてください。


コラボの威力

音楽家はプライドの高い方が多いイメージを持っていますが、

「ファンにとって夢の競演」もぜひ検討してください。

あなたのファンがあなたの次に好きなアーティストを知っていますか?

Discodeでリサーチするのです。

そのアーティストと仲が悪いのでなければ、ぜひコラボイベントを開いてください。


コラボは決して恥ずかしいものではありません。

スニーカーのNIKEやユニクロは積極的にコラボ商品に取り組んでいます。

有名なボーカリストが他人の楽曲をカバーすることがありますよね?

あれもファンにとってはコラボの一つです。

「大好きなアーティストが大好きな曲を歌ってくれる。夢みたいだ。。。」

ファンにとってはとてもレアな経験ですよね。

だからコラボやカバーをした時の楽曲や動画もNFTの特典として、一部のファンだけに届くよう値打ちを持たせるのです。

Discodeではあなたのライブや新譜について、ファンに拡散を依頼します。

Twitter、Instagram、Facebookなどで拡散してもらうのです。

ファンは、拡散することであなたに認められ、あなたにとって重要な存在になれるのです。

大手事務所所属のアーティストは、いまだにライブの画像をSNSで拡散することを禁止していることがありますが、これは50年前の考え方です。

今は、お正月の福袋でさえ中身がわかっている方が売れる時代です。

実は、SNSを利用して勝手にファンが増えていく仕組みがあります。

革命のファンファーレ 現代のお金と広告 (幻冬舎単行本) Kindle版

西野さんについては、賛否両論があることは知っています。

私も昔はこの人が嫌いでした。「生意気なヤツだ」そう思っていました。

しかし、今は、堀江貴文さんと同様、「考え方が時代よりも早すぎた賢い人」と認識しています。

彼はいったい、どうやってファンを自発的に動かし、目標を達成していったのでしょうか。
そこには何重にも張り巡らせた、綿密に練り上げられた作戦がありました。
彼は勝つべくして買ったのです。

西野さんの持つ、時代の流れや特徴を利用して儲ける方法がすべて書かれていました。

この書籍を読んで、中田敦彦さんが能人を辞めてYoutuberになったわけも理解できました。

世の中はとっくにテレビの時代が終わって、個人でビジネスをすべき時代に変わっていたのです。

そして個人で成功すれば、大手事務所に搾取されることも干されることもないのです。

私たちが取り組むNFTもそんな「今ならではの戦い方」の一つです。

あなただってここ数年、まったく知らない、大手音楽事務所に所属していない、素人同然のアーティストがYoutubeをはじめとしたSNSのパワーで大ブレイクしていくのを何人も見てきたではないですか。

大手音楽事務所に所属する理由はもうないのです。

そのかわり、自分自身の力でSNSなど個人ベースのネットワークを強くしていく必要があるのです。


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