大学受験での浪人と合格、医師国家試験での浪人と合格を通して ~学習がうまくいかなくて悩んでいる方へ~
こんにちは。
2022年2月に行われた第116回医師国家試験に不合格となった後、
2023年2月に行われました第117回医師国家試験に無事合格となりました。
そこで、私が大学受験と医師国家試験で1浪ずつした経験から、
「この資格の勉強をしているけど、全然うまくいかない」
「高校/大学受験の勉強をしているけど、全然点数が伸びない」
などそういったお悩みをお持ちの方の助けに少しでもなれたらと思い、
こちらの記事を書くことにしました。
私がお伝えしたい結論を先に申し上げますと、
「世間一般に言われている「学習計画を事前に立てるべし」「この方法ならうまくいくからこの方法に従うべし」などの「〇〇すべし」を一度思考から放棄して、自分で何を重視したいか、どうするのが自分にとって良いのかを考えよう」
ということです。
(これは学習計画を事前に立てることなど一般的に言われている方法を否定するものではなく、自分に合った方法を模索しようというものであることをご了承いただければと思います)
学習において最終的に得たいものは
「各事柄への理解度(事柄を理解できているか)」
「理解した事柄の運用可能性(理解した事柄をちゃんと使えるか)」
といったものになるかと思います。
それらを得られるならどのような方法でもいいわけです。
もちろん一般的に言われている「計画を立てて学ぼう」「この教材をやれば身につく」というのも、多くの人にとって学習した事柄の理解度や運用可能性を効率的に上げる1つの方法ではあります。
しかし、それがすべての人に当てはまるわけではありません。
現に私がそれに当てはまらなかったうちの一人で、
大学受験と医師国家試験のそれぞれで「自分の価値観やペースを大事にできなかった」ことが原因で現役時代に失敗し、
大学受験では、塾の教材だけでなく、ブルーバックスなどの新書やNewtonなどの雑誌も活用して学習し、
医師国家試験では、多くの医学生が受講すると言われている講座や模試をむやみやたらにとったり予め学習計画を立てたりすることはせず、自分に合ったテキスト、有効利用できる数の模試(具体的には3つ)、医師国家試験の過去問を使って学習して、
いずれのイベントでも、他人と比較しての順位を全く気にせず自分の学習の足りない部分だけを見て過ごした上で、それぞれ合格に至った次第です。
(私は他人と比較した順位を気にすると自信を無くし、計画を立てると計画をこなすことに注力しがちだったため、こういう方法をとりました)
大事なのは、世間一般や他人が言う「〇〇すべき」に従うことではなく、「学びたい」「知りたい」などの自分の内発的動機に従って自分に合う方法で学ぶことだと私は思います。
自分の内発的動機に従えば、少なくとも自分の行動に責任を持つことになりますし、どういう結果になっても自分の中で納得することができます。
確かに他の人と違う方法をとることは一般的な保証がないので心配になるかもしれません。
しかし、失敗するかもしれない未来を想像したりせず、自分の中での納得を優先させてTrial and Errorを繰り返しながら自己最適解を得ようとする行動は間違いなく何らかの示唆を自分に与えてくれます。
私の学習方法はあくまで1つの方法に過ぎません。
みなさんが重視したい価値観を明らかにしてご自身に合うと思う方法を見つける、その参考になりますと幸いです。