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和道からあなたへ

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ポエムやエッセイでもなく詩でもありません。そんな技術もありません。 ただ、思ったことをつらつらと。 ふと感情がうごいたときにつらつらと。 短い文にまとめています。 ただの言葉…
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2020年11月の記事一覧

ダンゴムシのおれっち

ダンゴムシのおれっち

おれっちはダンゴムシだぜ

敵から身を守るときは

おれっちの硬い皮膚でお腹を守るんだ

どんなやつだって

おれっちを食べることはできない

弱い部分を隠しているからな

弱い部分を見せると

そこに付け込んでくる奴がたくさんいる

だからおれっちは弱い部分なんて絶対に見せない

弱い部分を見せられるのは

本当に信頼しているやつだけだ

そして

そんなやつは1人いれば十分だ

大きくなったヘビのオイラ

大きくなったヘビのオイラ

オイラは大きくなった

いつも横にいる人間と大きさは変わらない

時間になると

かかさずにオイラに食べ物をくれるから

オイラは大きくなる

最近オイラが巻き付くと

苦しそうな顔をする

力をゆるめなければ

この人間はきっと動かなくなる

少し前

決定的な瞬間があった

オイラが巻き付いたら

顔を赤くしたんだ

苦しそうにして

なみだを流している

でも

真っ赤な顔は

オイラを見て

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鳥肌

鳥肌

むかしむかし

何億年も前のボクたちの先祖がね

敵に威嚇をする時

体を大きく見せるために

体の毛を逆立ててたんだって

その時にね

鳥肌を立たせて

毛を逆立ててたんだって

ヒトってさ

変わらない部分は何億年も変わらないんだね

それなのに

自分を変えようとするヒトは

本当にすごいと思う

オイラはヘビ

オイラはヘビ

オイラはヘビだ

オイラの隣にいる人間は

オイラがなついてると思ってる

いつも同じ人間がオイラの横にいる

オイラはなつかない

食べ物をくれるから

オイラは近くにいるだけだ

だけど

たまによくわからない気持ちになる

人間がやさしく見えるときがある

そんなはずはない

オイラはなつかない

オイラはヘビだ