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〜寿命100歳の時代へ
2045年には、先進国の平均寿命が100歳に到達するかもしれないと、長寿研究者たちにより予測されているそうです。
寿命100歳の世界。
データーによると、人間の寿命が急激に延び始めたのが、2015年。
理論物理学者のミチオ・カク博士が、「2015年に医療テクノロジーの大革命が起きて、若くて健康的なまま長生きできる」ということを言っています。
2015年に何が起こったのでしょうか。
老化を食い止める"初めての物質"で、哺乳類の老化防止の実験が成功しました。
老化を鈍らせ、寿命を延ばす可能性があるというNMNです。
そのとき、糖尿病のマウスを使い実験が行われました。
糖尿病の多くは、老化と共に、膵臓の働きが衰えることで発症します。
糖尿病のマウスに、NMNを1週間飲ませると、
飲む前の血糖値が、一気に正常値に戻りマウスの糖尿病が劇的に改善されたのです。これはNMNによって、老化した膵臓の機能がよみがえったためだとみられています。
50代になると、NMNは若い頃の約半分に減少し、その後も減少し続けます。
これがサプリや点滴により補える時代になったのです。
人間の全遺伝子情報、ヒトゲノムの研究も爆発的に進み、老化をコントロールする[長寿遺伝子]7種類のサーチュイン遺伝子が存在することもわかってきました。
しかし、普段はほとんど機能せず半ば眠ったような状態になっています。
どうすれば、サーチュイン遺伝子を活性化することができるのか?
7種類あるサーチュイン遺伝子を全て活性化させる物質。
それがNMNでした。
NMMはすべての生物に、備わっているビタミンに似た物質ですが、NMNは加齢と共に減っていきます。
NMNは、他にも治療が難しいと言われている病気にも効果をあげるという研究結果が出ています。
アルツハイマー病の多くは、脳が老化し神経細胞が減ることが関係しています。
NMNを早くから摂取していれば、神経細胞の減少をくとめ発症を抑える可能性があるとわかったのです。
生後22ヶ月(人間では約60歳)のマウスに1週間、NMNを与え続けました。
すると生後6ヶ月(人間では20歳)の体に若返ったのです。
若さの指標である、細胞の活性化レベルを測ったところ、生後22ヶ月のマウスが6ヶ月のマウスと同じレベルに達していました。
なぜ若返ったのか?
脳の視床下部は、全身の老化を止める強い指令を出すことがわかっています。
しかし、その指令は加齢と共に弱まっていきます。
NMNは視床下部を刺激し、全身の組織への指令を再び強くすることがわかってきたのです。
私たちが100歳になったとき、冒険心をもち、人生を楽しみ、イキイキと恋を謳歌する充実した生活ができる時代がくるかもしれません。
情報元:NHKネクストワールド