【広尾】広尾はしづめ / 中華料理
おいしいラーメンが食べたいなと思い、
気になっていた中華屋さんにトライ。
階段をのぼったビルの2階にあるお店は、
小料理屋さんのようなカウンター席7席ほどと
テーブル席が4セットほどの明るくてキレイな空間。
もしかしたら奥にもっとスペースがあるのかも。
カウンター席に通されて、まわりを見ると店内は女性客オンリー。
2人以上はテーブルへ、お一人様はカウンターへ、という感じ。
カウンター席は奥行きが広くて、隣ともちゃんとスペースが空いていて
窮屈な感じがなくて居心地がいい。本を読んで待っている人が多くて
エレガントな空気をビシバシ感じる。これこそ"広尾" (イメージ)。
注文の時に麺を選ぶ。見本のサンプルをみながら選ばせてくれる。
私は鶏酸辣湯麺を注文したので、それに合う麺をお店の人にきいて、
ゆず麺を選ぶ。
本は持ち合わせていなかったので、スマホをいじりながら待つ。
なんて上品なんでしょう。清楚な感じが漏れてます。
選んだゆず麺もさっぱりした鶏ベースのスープに合っていい感じ。
鶏もしっとり、ラー油も辛すぎず全てが上品な仕上がり具合。
味はいい。きっと素材もいいものを使っているに違いない。
身体にもきっといいと思う。
でもなんだろう、正直にいうと物足りなく感じる。
最近はいろんな調味料で、人がおいしく”感じる”味に慣れているから
きっと脳がそっちの引きが強い味を、"おいしい"と
認識しているんだと思う。
そして、お値段 1,300円。
いいものを使っているだろうし、味もいい。身体にもいい(はず)。
素材も作り方も空間も、この値段に相応なのはわかっているけれど、
物足りなく思うのは自分の味覚がバカになっているんだと痛感。
こんなとき、
良い素材や身体によいものが"おいしい"と感じるとは限らない、
と再確認する。
この味をちゃんとおいしいと感じられる広尾ピープルは
やっぱり舌も本物セレブだ。
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