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小山を越えて
野をぬけて
沢を渡って
陽が沈む

私の一生語りもせずに
峠を越えることばかり
夕陽の彩葉を絵にしては
故郷の彼方の陽が燃ゆる

茜の山の向こう側
風吹く闇の檻の中

焚火の時刻は思い出す
友の唄声頭を擦れる

あゝ人生に奮いの茜を

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