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【ワクセルトークセッション企画】僧侶であり音楽家の赤坂陽月氏が伝える音楽の可能性について
ワクセル主催のトークセッションイベントのレポートです。
ワクセル(主催:嶋村吉洋)は、コラボレートを通じて、人に夢を与え続けていくソーシャルビジネスコミュニティです。
ワクセルは11月16日(火)にオンライントークセッションイベントを開催しました。ゲストには、禅宗僧侶であり音楽家でもある赤坂陽月(あかさかようげつ)氏をお招きしました。
赤坂氏は、僧侶をしながら口を使ってあらゆる音楽を創り出すヒューマンビートボクサーとしても活躍しています。2020年にはYouTubeで動画『般若心経ビートボックスRemix』を配信し、累計400万回以上再生されています。
今回のトークセッションでは、音楽の道を志しながら僧侶になる選択をした経緯や、YouTubeの配信に込めた思い、今後の音楽×仏教の展望などについてお話しいただきました。
海外渡航から出家、僧侶になった経緯
まずは赤坂氏が僧侶をしながら音楽活動をすることになった経緯を伺いました。
ヒューマンビートボックスの道へ進むこととなったのは1枚のCDがきっかけでした。
日本のヒューマンビートボックスの先駆者であるAFRA(あふら)氏の演奏を聴き、人の口でこれだけの音を再現できることに衝撃を受けます。自分で真似をしていたら興味が湧いてきていつしか音楽の道を志すようになります。
2013年には、ストリートパフォーマンスが日本よりも定着している海外で挑戦を始めます。
ニューヨークやシドニー、メルボルンなどを渡り歩き、約2年間ストリートパフォーマーとしての生活を送ります。
海外は日本に比べて、「良いものは良い」と評価される文化があり、ストリートパフォーマーとして稼ぎやすかったと話す赤坂氏。しかし、1日の稼ぎが千円程度の日もあり、生活はその日の稼ぎで営んでいました。
「自分が倒れたときに息子がお経の一つもあげられなければ、違う人に跡を継いでもらうしかない」。海外を渡り歩いている合間で日本へ帰国した際に、父親に言われた言葉でした。父親は一般人から仏門に入り、岩手のお寺で住職をしています。父親は当時70歳、自身に今後何が起こるかわからないので、修行を始めるなら早い方がいいと勧めたのだそうです。
赤坂氏はもともと跡を継ぐことを視野に入れていました。当時はヒューマンビートボックスで一旗揚げたら、そこから僧侶の道を志そうと考えていましたが、父親が健在なうちに仏門に入ることを決意しました。
言語の壁を越えて世界中の人の心に届く音楽を
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赤坂氏は仏門に入り修行の日々を過ごしていましたが、音楽への思いが絶えることはなかったそうです。修行を終えて東京に帰ってきたときに、やはり音楽がやりたい、お坊さんとして何かを表現したいと思い、YouTubeで『般若心経ビートボックスRemix』を配信し、再生回数400万回以上の大ヒットを起こします。
日本では、葬式や法事などの場面でお経を聞きます。
赤坂氏はお経が地味で暗い印象を持たれていると感じていたため、地味なイメージを変えて若い人にもお経の魅力を知ってもらおうと考えました。
若い人に伝えるためにはインターネットを使う必要性を感じ、YouTubeでの配信に思い至りました。
僧侶として音楽とお経を組み合わせることに対して周囲からの反対は、あまりなかったという赤坂氏。実は動画を視聴し、コメントをしてくれていたのは8割が海外の方でした。
赤坂氏は「音楽は即興的にやる」のが信条で、YouTubeで配信した動画も一発撮りで録画をし、映像編集は自らの手で行いました。
現在は音楽を使って初心者へ向けた瞑想ガイドの活動をしています。瞑想をするときには、初心者は動かず何も音を立てないことで落ち着かず、頭の中で色々と考えてしまうことが多いようです。音楽を聴くことで最初はかっこいいと思ってリズムに耳を傾けているうちに、自然と瞑想に入り没入感を感じてもらうことが狙いです。
スタジオでもハンドパンという楽器を使って実際にお経を演奏していただき、途中からは寝ていたのか起きていたのか分からなくなるほどでした。
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届けたいことは「静」と「動」
赤坂氏が注力していることは2つあります。
1つは「静」。
心が鎮まらず落ち着かない人、不眠で悩んでいる人に向けて、音楽を届けてリラックスしてもらうことです。
もう1つは「動」。
音楽やダンスを通して自分自身を解放し、表現することの楽しさを伝えていくことです。
一般的には演技やダンスは、俳優やダンサーがやる印象が強いと思いますが、赤坂氏は違います。
赤坂氏はリラックスすること、眠ることが「静」だとすると、ダンスは「動」と解釈します。ダンスには自分自身の意識を解放する意味合いがありますが、現代風に解釈をして音楽とセットで自分を解放するダンスなども提供していきたいと赤坂氏は語ります。
最後に:ワクセルとのコラボレーション
赤坂氏の動画や演奏を住谷と渋沢氏で鑑賞した上で、今後の展望についてお話しいただきました。
音楽の可能性は無限大にあるので、音楽×お経×ヨガや、スポーツエクササイズにもダンスの観点から取り組んでいきます。また、人生に思い悩んでいる人、心に問題を抱えている人のための瞑想ブースを出して、安らぎと心の解放をしていきたいと語りました。
ワクセルがコラボレーションを通じて、人に夢を与え続けていくソーシャルビジネスコミュニティだという説明を聞いた赤坂氏。ワクセルが実際に立ち上げているプロジェクトの「eスポーツ×教育」や「eスポーツ×英会話」などのプロジェクトを知り、音楽と英会話など今後のコラボレーションの可能性とビジョンの共有をし、トークセッションを締めくくりました。
トークセッションの内容は、ワクセル公式ホームページに掲載しております。ぜひ合わせてご覧ください。
■赤坂陽月(あかさかようげつ)氏プロフィール
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1982年 東京都生まれ。
2004年 ヒューマンビートボックスを本格的に始める。
2013年 ストリートパフォーマンスが日本よりも定着している海外(オーストラリアやアメリカ)で挑戦。同時に演劇活動も行い多岐にわたり活動。
2015年 一般人から僧侶になったお父様の跡を継ぐために、出家し僧侶となる。
2020年 YouTube動画で『般若心経ビートボックスRemix』が大ヒット。累計再生回数400万以上、13万高評価という驚異的な数字を叩き出す。
■動画・⾳楽配信
・赤坂陽月氏YouTubeチャンネル
■SOCiAL BUSiNESS COMMUNiTY『ワクセル』
ワクセルは、コラボレートを通じて、人に夢を与え続けていくソーシャルビジネスコミュニティです。健全に学び、チャレンジし、成長し、達成し続ける人が次々と集まるコミュニティを作り続けます。
さまざまな分野で活躍する著名人や経営者、クリエイターの方々とコラボレートすることにより、下記の取り組みやコンテンツ制作を行っていきます。
・YouTube等での番組配信
・オンライン講演会
・出版プロデュース
・プロジェクト創出
・対談、インタビュー記事制作