モンブランは器から。〜ろくろのまわり 2回転目〜
今年の夏前のことです。
御縁があって朝日新聞(6月10日付、最後にリンクあり)の夕刊に拙作の皿を載せたいから、いくつか送ってほしいというご依頼がありました。
なんでもお笑いの「ナイツ」塙さんの思い出のお菓子を紹介するコラムで、実際のお菓子をのせた写真の使いたいとの事でした。ありがたいことだなぁと思いつつ、はて?プロのカメラマンは拙作をどんな風に料理してくださるのか、イタズラ心がムクムクと湧いてきました。
結局、4皿を送らせてもらいましたが、ちょうど秋になり和栗のモンブランが出始めたので、自分でもその4皿を使って似せた写真を撮ってみました。
以下がその4皿です。(見出し画像と同じもの。)
さて右上から時計回りに。
①、高台が高い皿です。
もしカップ&ソーサーかマグカップが隣に置いた写真になるのなら、モンブランが高くなり、ちょうど良いはずです。実際に盛ってみたら、
こんな感じです。リム(皿のヘリにある段差)があるからモンブランとの境界がくっきりしますね。(しまった、マグを横に置き忘れた。)
②、次は平たく四角いので、他のアイテム(カップやフォークなど)と一緒に写っても違和感がないはずです。
実際に載せてみると、
収まりが良いですね。
③、さらに次も(少しサイズが小さくなりますが)四角い皿です。
シノギ(皿の表面を貝柄でこそげて、わざと土を荒らしてます。)が入っているせいで、完全に和食向きで、モンブランよりインパクトが強すぎるだろうから採用されないだろうな、といったところ。懐石料理屋さんのコースの始めの何品かに使われる皿です。
乗せてみると
案外、これはこれで合うかもしれない。
④、最後は白磁の鉢
反りかえっているせいで重ね置きができませんが、茶道具の、おもてなし用の器として作ったものです。光沢の少ない半マットな白だから、うまくはまれば綺麗に見えるはずです。
こんな感じ。
反った部分をどの角度で見せるかで印象が違います。このし画像だと、クセが強めですね。
さて結局答え合わせは、これでした。↓
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うん、さすが!品良くまとめてきますね。
と、しっかり楽しんだ掲載記事でした。