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PS VitaをNintendo Switchのように携帯モード、テレビモードで使う(3) VitaDock Plus V2.0リリース
2022/7/21にPS Vitaとテレビの接続を仲介するRaspberry Pi用OSであるVitaDock Plus V2.0がリリースされていました。早速試してみたいと思います。特にV1.2ではRaspberry Pi 4 Model B(4GB)のBluetooth接続ができなかったので、これを検証したいと思います。
開発者のページからV2.0の新しい対応を見ると
Raspberry Pi Zero 2 W、Raspberry Pi 4 Model B(8GB)に対応
実験バージョン(VitaDock Plus V2.0 Experimental)はRaspberry Pi OSをbuster(Debian10)からbullseye(Debian11)に置き換え
Nintendo Switch RCMインジェクション機能を追加(今回は扱いません)
もろもろの動作を安定化
最新のRaspberry Piに対応したようですが、残念ながらどちらも手元にないため、動きを確認できません。2022/8/1からスイッチサイエンスでRaspberry Pi Zero 2 Wの抽選受付が始まりますので、日ごろの運試しをしたいと思います。
◇ 動作確認
今回はRaspberry Pi 3 Model B PlusとRaspberry Pi 4 Model B (4GB)で動作を確認しました。またV2.0はRaspberry Pi OSがBuster(VitaDock Plus V2.0.img)とBullseye(VitaDock Plus V2.0 Experimental.img)がありますので4通りの確認を行いました。
結論から言いますと、ハードウェアの違いによる動作の違いはありませんでした。以前のV1.2ではRaspberry Pi 4 Model B (4GB)のみ、PS VitaとBluetooth接続できなかったのですが、こちらも解消されました。
ただし今回のV2.0はOSによって共通の問題が出ています。VitaDock Plus V2.0.imgではBluetoothでRaspberry PiとPS Vitaを接続できるところまでは確認できたのですが、実際の音声をテレビで確認できませんでした。
これに対してVitaDock Plus V2.0 Experimental.imgはいずれも問題なく音声をテレビで確認できました。開発者のページでも実験バージョンとしながらも通常バージョンが動かなければ実験バージョンで試してみてくださいと書いてありますので、こちらの方が自信があるのでしょうか。
よってVitaDock Plus V2.0 Experimental.imgを使うことを推奨します。
◇ 追記
USBケーブルでPS VitaをRaspberry Piにつないだときに画面が出ない場合にはPS VitaのOn/Offボタンを長押しし、いったん電源を切って入れなおしてみてください。