カードゲームの粘つき、貼りつき対策をする
カードゲームを貸会議室などに持ち出すときは箱がかさばるため、ジッパー付きのポリバッグやトレカ用のストレージボックスに移して運んでいます。
帰宅後にこれらを箱に片づけるのですが、カード同士が貼り付いてしまい片づけがはかどらないことが良くあります。
原因は皮脂ですから皆さんで楽しんだ時間が多いほど粘つくわけです。そう考えれば納得・・・できませんでした。やはり楽しんで、きれいな状態を保ちたいのです。
対策を考えました。
紙カードで遊ばない
最近のカードゲーム・ボードゲームは実物販売とアプリ販売を並行していることが多く、例えば「宝石の煌めき」というボードゲームは説明書にSteamのロゴが入っているくらいです。全員がアプリに移行すれば良いのですが、これは徐々に集まる理由がなくなり遊ぶ機会自体が消滅するという本末転倒が起こるため不採用としました。
手袋を着けていただくようお願いする
使い捨てのニトリル手袋を持参することも考えましたが、会議室でマスク着用している上に手袋までお願いするとコミュニケーションを阻害し、集まるのが面倒になり、やがて遊ぶ機会自体が消滅するという本末転倒が起こるため不採用としました。
重ねスリーブにする
特にトレーディング・カードゲームでは、インナースリーブ(カード保護)、デザインスリーブ(個性出し)、オーバースリーブ(デザインスリーブ保護)と1枚のカードに複数の役割を持ったスリーブを重ねるそうです。
ただでさえカードスリーブを1枚つけて厚みがでているので、これ以上持ち運びが不便になるのは避けたいということで不採用としました。
都度、お掃除する
結局ここに落ち着きました。皮脂は酸性(PH4.5~6.0)ですので、反対の性質であるアルカリ性の洗剤で拭いてあげます。セスキ炭酸ソーダがアルカリ性(PH9.8)のため、これが入っているお掃除シートを100均で探してきました。
実際に使ったときは机の上に拭き掃除万能シートを広げ、カードをシートの上で滑らせて拭き取りました。またカードスリーブに使うには拭き掃除万能シートが湿りすぎているため、カード両面を拭いたら乾かした方が良さそうです。100枚くらいのカードをこのシートで掃除した感想は、カード同士が貼り付くことはなくなりましたが、カード単体の粘りは残っている感じです。
気になる方は、より強力なセスキ+アルカリ電解水クリーナーを軽くスリーブに吹き付けて吸水性の高いタオル(洗車用クロスなど)で拭き取ると良いと思います。ただしアルカリ電解水のphは12.5なので、これを使用するときはニトリル手袋をした方が良いと思います。これくらいphが高くなりますと拭いている手の皮脂が取れてしまいます。