「和美一品」の「和」を語る
うちのレッスンは座学つき。
生徒さんの質問には、どんどんお答えします。
昨日もそうでしたが、やはり分からない事の定番としては「TPOにおける着物」というのがあります。
基本的にうちの生徒さんのほとんど(いや、ほぼほぼ全員が)普段の気軽な着物を目指しているのですが、ご自身の年齢やライフステージによっては、いわゆる正装や礼装というシーンもあるわけです。
私が考える「TPO」とは
その行事の趣旨目的
誰が主役で
その場における自分の立ち位置
を正しく認識することです。
最近難しいのは結婚式!
オリジナルスタイルのお式が増えているのと
サマーウエディングが増えているのとで
着る物のご相談が増えてます。
イマドキは多種多様過ぎて、昔みたいに〇〇殿のゴンドラ披露宴にしてくれればテンプレートな答えが出来るのに!と思うこともたまにあります(笑)
お通夜お葬式も質問にあがります。
家族葬など、こちらもスタイルが多様になりつつあるので戸惑う方もいるようです。
着物を着ることができる場合、ここに「着物を着ていく」という選択肢があるわけですが
あくまで「選択肢」です。間違えてはいけないのが
着物を着ていく事が最良ではない場合もある
という事です。
着物離れ著しい現代社会では、(自分はそう思ってないのだが)着物を着てるだけで良くも悪くも特別感満載なんです。いわゆる、目立つのですね。
ご自分が主役なら良いです。存分に目立って下さい。目立ってナンボです(笑)
しかしそうでない場合。
例えて言えば「結婚式に白い衣装で参列するゲスト」になる事なかれ、です。
ワタクシは着物を着る事で、最高の敬意を表している!コレが分からないなんて、着物離れ嘆かわしい!という押し出しが一番見苦しい。そんな風に着物着るなよ。周囲ドン引きで余計に着物離れ加速するわ(笑)
立ち会う場に対して敬意を払う
その上で装いを決める
どの程度の格付けにするのか
洋服にするのか
着物にするのか
装いには内面がにじみ出ます。
心ある装いなのか、そうでないただの着物自慢の装いなのか、それはいとも簡単に分かってしまいます。
心ある装いは洋服でも着物でも美しいのです。
「和美一品」の「和」は「和ごころ」の「和」です。美しい心を「和ごころ」と名付け、学んでいきたいと思います。
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