「商売」ならば責任をもって
私の愛読書
池波正太郎作「剣客商売」
往年の名剣士秋山小兵衛が、剣術道場を開いた息子大治郎に言う言葉
「剣術とても、当世は商売よ」
今、この言葉をそっくり言い換える
「着付けとても、当世は商売よ」
私もね
着物着付けでお代金頂いてますから
立場的には秋山大治郎と一緒(笑)
「着付け教室」やりようによっては儲かる商売です。というか「でした」。
お弟子さん抱えて
お月謝もらう
着物売る
教本売る
進級する度にお稽古代値上げする
お免状代もらう
こういうシステムが長い間あって
情報化社会になって、このシステムが合わなくなってきたら
人間って進化する生き物だから
旧来のシステムは古い!と表向きは言いながらも、この旧バージョンのシステムをうまーいこと現代のデジタルコンテンツにのっけました。
感心しちゃうねぇ。
まあ、それ自体は悪いことだとは思いません。選ぶのは生徒さんの方ですからね。
先生と生徒さんも人間だもの。相性もあるから、自分が習いたいと思う先生のところに行くのが一番いいです。
先生のコンテンツを見て、先生の考え方やカリキュラムが自分のニーズにぴったり合えばいいのです。
最近、この「商売」ってのが「起業」っていうワードに置き換えられて
なんかキラキラしたイメージを持たせようとしてるのね。だって「起業」の方がなんかカッコいいから(笑)
私も個人事業主で(つまり組織には属さずフリーランスで)仕事してますから、「起業されててすごいですね!」と言われなくもないです。が、別に起業女子を目指したわけではなく、対価をもってお取引発生しますので、お客様に迷惑かけないようにしているだけのことです。
一人商売だから、全部自分の責任。
だから、お客様や生徒さんには真摯に向き合わないといけないと心がけているつもりです。私の思考は、私の言葉できちんと伝えなければなりません。
ここ最近、ネットで面白いもの流れてきました。
あるカリキュラムを教えるお教室。
先生は高い理想をもって、想いを発信してました。
生徒さんたちからのレビューも紹介されてました。
他に、先生を応援する方からのレビューも。
生の反響って大事よね。
と、ここまでは普通に思って見てたんですが
この先が面白すぎた🤣
この後紹介されるレビューが、発信者は別々の人たちなんですが、内容がぜーんぶ一言一句違わぬコピペ!
いやあ、すげー
ちょっと考えたらコピペなんバレるの分かるやろうに。分かってて皆んなに書いてもらってるんかな?
かなり感心したよ(笑)
内容的にはつまり、自分とこのカリキュラムを商材としてビジネスすれば儲かるよってことでしたが。
自分の商売なんだから、自分がきちんと伝えようよー。結果、儲かりゃいいんかい。いや、その伝え方では、私だったら責任持てない。ってか、そんなコピペに乗せられるユーザーさんのレベルも怪しい(笑)
タイトルに戻りますが「商売」ですよ。
人を相手に商売するんだから、もっと人を大事にしないといけないなぁと
考えさせられたのでした。
いやー
いいお勉強になりました。
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