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商標登録申請を自分でしてみた話


商標登録ってご存知ですか?

そもそも「商標」って何?と思われる人もいますよね。

商標:自己の生産・販売・取扱い等であることを表すために、商品につける、その営業者独得の標識。トレード マーク。

商標がなぜ必要なのかですが、わかりやすい1例で「断捨離」騒動をあげます

断捨離は一般的な言葉だと思っていませんか?

実は、断捨離本を出された「やましたひでこ」さんが商標登録されている言葉です。

そのため勝手にブログや動画、商品などに引用してはいけない言葉になっています。(もうここまで広まったらいいんじゃないかという説もあるが、法律上は商標登録されているものが強いです)


商標登録話はVoicyでもしています↓


企業などは一般的に、商品として売り出すものをほとんど商標登録しています。

商標を登録するメリット↓


ちなみにTwitterではこんなのも見れます

→今、もし「グルテンフリースイーツマイスター」と言う名前で活動している人がいたら、商標申請が出ているので、登録後「商標を侵害しています」と怖い通知が来るかも。


→ユニクロは次に「花」売るのか?なんて推察もできて、面白い。


今回、私は使いたい言葉があって「商標登録」をしてみようと思い立ち、自分で申請することにしました(弁理士事務所などに依頼も可能だが、勉強のためにやってみた!)

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現在、商標登録はオンラインで個人でもできます。

しかし素人には「死ぬほど」分かりにくいのです。

✔︎ まず特許庁のホームページが死ぬほど見にくい(オンライン申請にどこからたどり着くのか不明)


✔︎ 書かれている内容が死ぬほど理解しにくい(わざと?)


✔︎ 一つのサイトに必要なモノ(ダウンロードがいるソフトなど)まとめられていないので、死ぬほど複数のページを行ったり来たりする。


✔︎ 支払い方法が死ぬほど分かりにくい(予納?何それ?)

このように、私は申請段階で3回ぐらい死んでるんですが、どうにか生き残って商標申請できたので、備忘録的にまとめてみました。


もし商標登録をやってみたいと思った方がいたら、参考になれば嬉しいです(調べまくったが、オンラインで個人がする商標登録について、まとめられているブログなど見つけられなかった)


これはマガジン記事ですが、今回は多くの人に読んでもらいたいので無料記事です。
マガジンなら1ヶ月580円で毎月4〜6本配信ありますのでお得です。
記事や、ブックレビュー(音声)が見れ、聞けます。


まずオンライン商標登録申請をするにあたって必要なものをご用意の上、挑んでみてください。

✔︎ マイナンバーカード(署名用電子証明書が及び利用者証明書が登録済みで、有効期間内のモノ)
✔︎ ICカードリーダー(確定申告をオンラインでやった人は持ってるはず)


申請したい商標が既に出されてないか調べる

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まず申請しても、他の人が既に商標申請していたら意味がないので、こちらのサイトで調べます。

あと「そもそも受理されない」商標もあります(りんごとか)それも調べておきましょう!


次に申請する区分を決めます。
商標申請をするジャンルが何か決める必要があります。

ちなみに1区分ごとに費用がかかります(全部申請したら大変なことになります!)


電子申請(オンライン)をするためのサイトを知る


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「商標登録」と検索すると、特許庁のサイトに入ることになります(検索しても上位にある)

しかし、特許庁のHPをウロウロしていても、一向に個人でやる「オンライン申請」の手順はわかりません。

迷路の迷い込んだ子羊のごとく、翻弄されて「もう諦めようかな」と思ってきます。さっさと↓こちらへ進みましょう。


電子証明書を用意する(個人で申請するやり方)


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いきなり商標登録申請の書類を書くのではなく、先に電子証明を取得する必要があります。

マイナンバーカードとICリーダーを用意して、電子証明書をまず取得します。やり方はこちら↓


ちなみにパソコンはmacは止めた方が良いです・・エラーが出やすいのと、後述しますが、申請文書を保存するのにwordソフトが必要なため(オンラインwordもだめ)二度手間になります・・・。

この電子証明書の作業では識別番号を取得します(申請書類に書きます)


出願用の書類を作成する


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雛形(wordやPDF)をダウンロードして作るか、かんたん願書作成ソフトをダウンロードして作ります。

私はかんたん願書作成ソフト使用をオススメします!

項目に合わせて入力していくと、エラーチェックができるので、書類の入力ミスがすぐにわかります(自己で作成して、最後の申請段階ではじかれると、また戻ってどこが間違えてるのか調べにいくハメになるので・・・)


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最後の入力難関は申請費用支払い方法の選択です。

ここは、次の章で紹介する「インターネット出願ソフト」が必要になります。

このサイトを見ればわかりますが↓ 「え?クレジットカードでサクッと払えないの?振り込みで完了できないの?」とブルーになります。

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ちなみに私は出願ソフトから「ゆうちょダイレクト」を使って電子現金納付しました。クレジットカードも「出願ソフト」で登録可能です。

他にも支払い方法はいろいろありますが(予納など)死ぬほど面倒なので、やりたい方はお任せします・・・。


インターネット出願ソフトをダウンロードする


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識別番号取得申請費用支払い済(納付番号取得済)、その上でかんたん願書ソフトで申請書を作成した!

ここまできたら申請します。

インターネット出願ソフトをダウンロードして、手順に沿って申請します(このマニュアル↓通りで大丈夫です)


ちなみに私はここで躓きました!

なぜか?

申請書類は「html形式」でないとダメなのです。

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wordソフトはもう、オンラインword(無料のやつ)で良いだろうと購入してなかった・・・しかし、オンラインwordでは「html形式」での保存ができないのです。

googleドキュメントや他のhtml形式変換ソフトも使いましたが、全てエラーになりました・・・(書式が違うらしい)

↓右のようにエラーになる・・・

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挫折しかけましたが(word買えよ)

古いパソコンに入っていたwordで作成したら「即OK!」で完了しました(最初からそうすれば良かった・・・)

これでどうにか申請完了です。


商標申請してから完了までの期間


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申請してから審査完了までは12-14ヶ月かかります。


ファストトラック審査(理由をつけるのなら早く審査するよ)もありますが、私は特に理由がないので通常の申請です。

手間も時間もかかりますが、商標申請は申請が早いもの順です(許可が降りた順ではない)

もし自分で使いたい言葉や、売りたい商標があるのなら早めに申請されることをお勧めします。


私がどんな言葉を申請したか。ふふ、今回は内緒です。
1年後に無事、商標登録されたら、皆さんに報告できる日を楽しみにしています!


1年後・・・2021年5月 返ってきたよ


拒否されました!

オンライン申請だったのに紙で返ってきました。40日以内に異議があれば意見書や補正申請(ナニソレ)してね!と書いてあります。

何がダメだったのか?

書面を読み込むと書いてあります。商標法第6条第1項又は同第2項違反を理由とする拒絶(ナニソレ2回目)

要は「申請した区分や用途に間違いがあるから直してね(意訳)」でした。私が申請内容の一部に「資格の認定等」と書いていたのですが、「等」って何?等?不明確だよね。you「等」を取っちゃいなよ(意訳、ジャニー)と書いてありました。

補正申請してねと言われても・・・。難しいの?どうやってやるの?

6条の補正は軽微な修正が多いので、これで諦めてはもったいないケースとググって知る。しかも補正手続きは「等」を取るだけ!やるしかない・・・。

そこで「手続補正書」を書いてみることにしました。

なんと、わかりやすいサイトが出来ています!

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お助けサイト!受け取った書類別に、その後の対応がチャートになっている!どうした特許庁!申請までは死ぬほどわかりにくいのに(偽サイトかと不安になるわ)

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補正書作成までサクッとたどり着きます。

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しかし、やっぱりここからが特許庁!

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結果、わかりにくいPDFに誘導されて終了。おい、がんばれ!偽サイトではないことだけ分かったよ!

しかも書類書いてからの「オンライン手続き方法」がまた闇。ググっても、費用はいるの?どこに出すの?オンラインは行けるよね?全然出てこない。補正申請の魔界に突入です。

書類作成の罠もいくつか発見して、不安しか無い(この情報、とても大事なのにお役立ちサイトに書いてないよ!!)

だめだ!紙で出そう。

電子化手数料が必要、宛先、封筒の書き方まであるけど、じゃあオンラインはこちらから!の案内は無い。なんなの。本音(本当は紙希望)と建前(ご時世的にオンライン書いとくか)なの?!


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ということで、「手続補正書」を作り(補正書は埋めるだけなのでかんたん!)封書、特定記録郵便で「特許庁長官様」宛にお送りしました(宛先が、ちょ、長官!不安。事務局ではないの?!)。

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さあ、どうなることやら。1年越しの「ひとりでできるもん」特許申請はまだまだゴールしておりません。ではまた!


商標登録料の納付 2021年7月


商標「登録査定」通知が来ました。どういうこと?

「よし、この内容でいいよ。お金払えば登録してやろう!」です。どうやってお金払うの?

1年ぶりに「出願ソフト」起動です↓

ここから、お金を支払う手続き及び、商標登録納付書を作成してアップせねばなりません。

私の場合、10年の区分1つなので28200円です。

必要なものは、マイナンバーカード、カードリーダー、電子納付(ペイジーで払った)の納付番号と作成した書類。

書くと2行なのですが、4時間かかりました(泣)1年前のことなので、出願ソフトの使い方が複雑で思い出せない。一つ一つマニュアル見ながら進めます。

(楽天銀行のペイジーは2分で済んだ。民間は神)

1年前に苦しんだ書類作成。オンラインWordはダメ、Macダメ、保存形式の指定が細かい。

苦しむ人が多いのか、調べてたらなんと↓簡単に作成できるツールが出来てた!

(こうやって小出しに色々作るから、増築されまくった昔の旅館のように、サイトが複雑な階層になってる。一回で必要な情報にたどり着けない。本気で消防法で取り締まってほしい。違う)

どうにかこうにか、1年越しの「自分でやる商標登録申請」はこれで完了!最後の書類が来たらここにアップしますね!

ではまた次回。

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