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アップデートを楽しむ文化を作る「Ruby/Railsアップデート読み合わせ会」を始めました
本記事はCAMPFIRE Advent Calendar 2024の10日目の記事です。
こんにちは、CAMPFIREでエンジニアをしているkabeです。
CAMPFIREには有志の様々な取り組みがあるのですが、中でもつい最近始まった「Ruby/Railsアップデート読み合わせ会」について書いてみます。
ここ最近のCAMPFIRE開発チーム
去年に引き続き、今年もCAMPFIREはKaigi on RailsにSilver Sponsorとして協賛させていただきました!他にもRubyKaigiやFlutterKaigiにも参加するなどカンファレンス参加への取り組みが増加しています。(参加レポートもあるので是非🙏
そんな中、突如としてRuby/Railsに注目した1つのチャンネルが爆誕しました。
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始めるきっかけ
ゆるーく流れる情報を見つつ日々を過ごしていたのですが、とある呟きがきっかけで僕にボールが渡ってきました。
![](https://assets.st-note.com/img/1733763802-ox185N72PcQtOgArVqLaCByI.png)
ということで始めてみました。
週1で30分ほどのMTGであると更新を把握するにも情報量が多く、拘束時間も長くなってしまうと判断し、毎日5~15分でクイックに集まって開催できる、前提知識を必要とせずに気が向いた時に参加できる会を目指しました。
「負担をかけず無理のない形での継続」がポイントです。
![](https://assets.st-note.com/img/1733763880-AeWC7EFjRzvcqT82yinBP0IG.png?width=1200)
実際に会の中で目を通しているのは以下の2つです。どちらも1日単位での更新をサマリーしているため、見やすく助かっています…!
開催のたびにログを残すようにもしています。ログは大事、偉大。
![](https://assets.st-note.com/img/1733760186-xLC2DUjcVwWKeH0bEhkFtPdq.png?width=1200)
後ほど見直します。
やってよかったこと
アップデート情報を追う習慣の定着
コミットを定期的に把握する流れができたため、なんとなーく更新の傾向が見えるようになりました。
「このパッケージの変更、先週も見た気がする!」「最近YJITの変更をよく見るけど、なぜだろう?」「json周りの更新が最近多くない?」といった話など、Ruby/Rails以外のパッケージの情報を拾う機会もでてきました。
個々の関心領域の可視化
日によって参加者が変わるため、拾われる内容が違うのが面白さの1つだなと思います。
後からログを見直すことで「〇〇さんはこういう内容を拾うんだ」「ここの知見が深いんだな」というのが見えてきたり、「過去に実装した箇所に影響があるな…」「もしいま実装するならこうかも…」と新機能や変更がCAMPFIREにどう影響してくるか、もし利用するのであればどうするかなど実践的な話が自然と生まれるようになりました。
余談ではあるのですが、この会はメンバーが固定化されていないことに助かっています。(実際自分も参加するのは週の半分ほど…ゴメンネ)。始める前は全部自分でファシリしなきゃ…と不安だったため嬉しい誤算でした。ファシリ回してくれたり1人しかいないときでも会を進行してくれる参加者には感謝しています!
課題
なんかあるかな…と振り返ってみましたがあまり課題感じていません。
唯一あるとしたら朝イチ開催が参加のハードルになっている点でしたが、今週(ちょうど昨日!)からは夕方開催へと時間を移しました!タイムリーですね。
柔軟に会議体を見直せたり意見を頂けるのは主催側としてありがたし。
これからやりたいこと(やれるといいな
中〜長期的な単位でのフォローアップ
今でも開催のたびにログを流しているのですが、参加ができない人のために1〜3ヶ月、半年単位で主要な変更内容をチームに落としたいなと思っています。
主要な変更でなくとも、普段参加者が関心を持ったトピックを「今月気になったトピック」「面白かった議論」と共有することで、チームとしての知識の底上げ、コミュニケーションの活性化に繋がるかな〜と、淡い期待を抱いています。
Railsアップデートをロードマップに組み込む運用
TimeeさんがRails edgeをCIで回す運用をしているのですが、これは真似したい。
現在の開発組織では保守運用周りがロードマップで扱いにくい課題があるため、事前に影響範囲を確認することや日常的にアップデートに触れる機会を増やしていきたいですね。
以上、みんなでアップデートを楽しんでいるよ!というお話でした。
書きながら思ったのですが、本アドベントカレンダー3日目にマネージャーogawaさんが書いていた「みんなでやってみよう」の1つの形でもありますね。
新しい取り組みを始めたときに協力してくれるメンバーや、それいいね!やってみよう!と背中を押してくれる組織に助けられてるな〜と感じます。
引き続きやってくぞ。
おわり!