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子供を看病しながら考える。共働きのワークライフバランスとは?

どんな状態だったら、ワークライフバランスって言えるんだろう。
私は産後、ずっと考えてきました。

 

例えば3年前、私が育休から復職して1年たった時に書いた記録です。(会社で書く機会があった)

ワークライフバランスは仕事か育児かを天秤にかけるのではない。
仕事も子育ても含めて人生なのだから、私はワークインライフを目指そうと思う。
ただ、解決策はなく試行錯誤の毎日。でも今までは考える事さえなかったから、これも成長のひとつだと思う。

(当時の上司から「読んで泣けた」と何故か言われた思い出の文章。あなた、育児は妻任せでしょとはツッコめず…)

 

育休から復職して、私はワークライフバランスのある生活を目指し、精進してきました。(出産前もワークライフバランスは意識はしてたものの、なんだかんだで甘かった、と今なら思う)

稼いだお金は便利家電に投資し、仕事は自分の得意分野にチェンジして(部署異動)、定時上がりのための工夫はこれでもか!というぐらい実践してきました。

 

ワークライフバランスを実現するためのPDCAを3年間回しまくって、確かに効率性は上がったし、優先順位の付け方、仕事の濃淡の付け方はかなり上達しました。
そして、両立生活にも少しは慣れてきだと思います。

だけど未だ、「ワークライフバランスのある生活ができていますよ!」とは、とてもじゃないけど言い難いく、ヘトヘトの日常。

 

私が最近つぶやいたツイート。


自分なりに創意工夫し、いくら生産性を高くして定時に上がれたとしても、それはワークライフバランスのある生活と言えるのか?

いつもそこが、私のひっかかるポイントなのです。


皆さんは、どういう状況がワークライフバランスだと思いますか?

 

今回のnoteは、息子が風邪をひき、看病しながら仕事をしたことや、その時の夫とのやりとりで考えたワークライフバランスについて、シェアします。 

ワークライフバランス、言うのは簡単、実践は難し。

1.共働き、子の看病より夫婦間の調整が辛いのだ。


子供が風邪で保育園に預けられないとなると、我が家は以下のパターンを考えます。

①夫婦のどちらかが休む
②夫婦交代で休む
③義母に支援を依頼する

どのカードをきるか?夫婦で話し合いするわけですが。それが私は好きじゃない。

私「今日休める?」
夫「今日はずっと社外との打ち合わせ」
私「私もやること満載なんだけど」
夫「社外だからリスケできない」 
私「…(私が休めってことか?)」
(バッグミュージックは息子の騒ぎ声、背景は散らかり放題の部屋)

 夫に予定があるのはしょうがない。かといって、私は休めるのかといったら、1ミリも暇ではない。

・夫婦間の調整にイライラ
(どちらの方が忙しいのアピール合戦になりがち)
・看病と仕事を並行でしないといけないイライラ
(寝不足確定)
・イライラを子供に見せてしまっているイライラ
(子供は何も悪くない)

が拍車をかけて、私を自己嫌悪にさせるのです。

 
共働きの子供の看病って、ただでさえない自分の時間を差し出す交渉がもれなくまってるんですよね…。この夫婦間の調整が本当に疲れてしまうのです。

 

2.将来が無性に不安になってくる


そして、風邪でしんどそうに眠る子供を抱っこしながら、考えます。
「子供の看病と仕事と、夫婦間の調整をあと何回するのだろう」

今が一番大変な時期。そのうち熱がでても一人で寝ててくれる年齢になることは分かっている。

だけど、下の子は来年0歳。あと6、7年はこれ続く?考えただけでもゾッとしてきます。

 

子供の体調不良の都度、夫婦でお互いの忙しさをプレゼンしあい険悪になり、職場に頭を下げて休む。そして子供は回復しても、自分は看病疲れで寝不足のまま、遅れをとった仕事を猛スピードで仕上げていく。

30代だからなんとか出来るけど、40代でもできるのか…?

それに、義母も徐々に高齢になるため、義母に子供を託すというカードは切れなくなってくる。



3.休みたいときに休めるのがワークライフバランスだ


今回のことで私が考えたのは、やっぱり、「定時上がりできる環境=ワークライフバランスではない」ということ。

もちろん、毎日残業よりはマシだと思います。

ただ、よく企業ホームーページなどでうたっている「残業ほぼなし!ワークライフバランスのある生活!」という言葉は、少し違うのかなと。

 

仕事より息子の命の方が大切で、息子がしんどそうにしていたら一緒にいてあげたい。その思いはあるのに、仕事がちらついてしまう。看病後の疲れでの中の仕事でぐったりしてしまい、やりたいことができずにモヤっとしてしまう。


 

看病などの、休みたいときには、気兼ねなくやすめる。だけど、働きたいときはギアを思いっきりいれて働く。

 そういう生活ってできないのだろうか?

 


私の周りはサラリーマンばかりで、同じように疲弊しながら働いているワーママが多いです。
そして、そのことを「しょうがない、そんなものだ」と諦めてる人が大多数です。

そうなのかな。本当に諦めないといけない、諦めるべきことのかなぁ?と最近、思うのです。

じゃあどうやって?転職?起業?
安易にそれで解決するとは思えません。

そもそも、会社員をやめる度胸も起業のスキルもない。サバティカルタイムを取得するほどの勇気もない。今の給料は、私の実力給だとは思っていない。
(会社規模とか業種とかいろいろ加味されている)

 

だけど、今の生活は本意ではない。

 

私の中で、どうしたらいいのかの答えは全くでてないのだけど、しょうがいないって割り切るんじゃなくて「何とかしたい」と、間違いなく今、思っています。


休みたい時には気兼ねなく休めて、仕事に力を注ぎたい時は全力できる環境を作りたい。


私は今年育休に入りますが、あたらめてどうしたら良いのか考えてみたいなと。育休中のメインテーマはこれだなと。

今の会社を継続するのか、転職するのか、全く違う道なのか…私はこの答えは、社外での学びと体験にあると思っています。
今年はより社外の活動により力を入れて、自分の得意分野とニーズを模索していきたい。


と、息子の風邪がうつり、寝込みながら思う正月なのでした。

 

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