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大切なことは吉野敏明氏が教えてくれた 【4毒を抜け】


はじめに

病気の原因は老化ではない。
運が悪いからでもない。
食べ物である。
今年の最大にして最高の学びはこれだ。

病気の原因になる食べ物は4つ。
小麦粉、植物性の油、乳製品、甘い物だ。
では、なぜ小麦粉が病気の原因になるのか。

小麦粉と病気

人間の体は約60兆個もの細胞で出来ている。細胞は毎日約6000億個が入れ替わっており、そのうち約5000個に異常(癌細胞)が発生している。しかし、癌細胞はTNF-α(腫瘍壊死因子)という物質が攻撃し、修復あるいは排除してくれるのだ。 ところが小麦の中に含まれるグルテンは、このTNF-αの攻撃先を、癌細胞ではなく、皮膚、神経、筋肉、粘膜などと間違えてしまう。 その結果、皮膚を攻撃するとアトピー性皮膚炎、神経ならパーキンソン病、筋肉なら線維筋痛症、粘膜ならアレルギー性鼻炎などの自己免疫疾患が発症することになる。

植物性の油と病気

植物性の油は体内で酸化し、血管を傷つける。そしてアルデヒドに変化する。血管が傷つくと、脳出血、高血圧、脳梗塞、心筋梗塞などの病気を引き起こすのだ。また、植物性油の過剰摂取は、アミロイドβというタンパク質の蓄積を促進し、アルツハイマー型認知症のリスクも高める。

乳製品と病気

乳製品の中でも、牛乳に含まれるエストロゲン(女性ホルモン)やIGF-1(成長ホルモン)は、子供の成長に欠かせないホルモンだが、大人になってから過剰に摂取すると、アレルギーや自己免疫疾患のリスクを高める可能性がある。 さらに、牛乳に含まれるαカゼインは、アレルギーや自己免疫疾患を誘発する危険因子である。さらに、乳製品を頻繁に摂取している人は、体内のホルモンバランスが乱れ、月経周期の不安定化や生理痛の悪化のみならず、乳がん、子宮頸がん、卵巣腫瘍、子宮内膜症、子宮筋腫などの疾患が多くなる。 

甘い物と病気

甘い物を食べ過ぎると、体内でAGEs(終末糖化産物)が作られ、細胞や組織を老化させる。 甘い物とは、砂糖、チョコレート、甘味料だけでなく、果物も含まれる。最近のフルーツは品種改良によって砂糖の何倍も甘くなっているからだ。 甘い物を摂取することにより、血糖値が乱高下し、グルカゴンやコルチゾールといったホルモンの分泌を促す。さらに筋肉や脂肪を分解してブドウ糖を作り出す「糖新生」というプロセスを活性化させてしまうのである。この過程で、アンモニアやケトン体といった発がん性物質が生成され、がんのリスクも高まるのだ。

吉野敏明という人

医者でもなければ、医療関係者でもない僕が、なぜ、こんなにも病気のことに詳しくなったのか。
吉野敏明氏に教えてもらったからである。吉野敏明氏とは銀座エルディアクリニックの院長だ。毎朝YouTubeで吉野敏明チャンネルという健康サイエンスチャンネルを運営している。

日本全国の人たちの健康を願って、毎朝休まずに動画を配信しているのだ。日替わりでさまざまな病気の仕組みや症状を教えてくれる。説明は分かりやすく、とても丁寧である。YouTubeの登録者数は40万人に近づきつつある。

そんな吉野氏が、一貫して言い続けているのが「食源病」だ。前述の小麦粉、植物性の油、乳製品、甘いものの4つこそが病気の源だそうである。吉野氏は健康を損なうものだから「4毒」と名付けた。

おわりに

すでに病気になっている人、健康になりたい人は4毒は絶対に避けるべきである。
今、僕は病気ではない。もちろん、残された人生の貴重な時間を病気とともに過ごしたくない。
病気になって病院に通う生活、病院までの移動時間や待たされる時間、自由に動かなくなる身体やベッド上で過ごすこと、治って元々なのに病院で無駄に支払う医療費。当たり前の日常が奪われていく。
人生の終盤で「ああ、4毒抜きをやっておけばよかった⋯」と後悔したくないのだ。病気で苦しんで死ぬのではなく、スマホの電池が切れるように死んでいきたい。

こんな人生の大切なことを吉野氏から学んだ。今年の最大にして最高の学びはこれに他ならない。
「食で治らない病気は医者でも治せない」古代ギリシャの医師で医学の祖とも呼ばれるヒポクラテスの言葉である。含蓄が深い。

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