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AIがクリエイターの仕事を奪うんじゃない。そうじゃないんだよ
本当は尖ったことを書きたくない。印象が悪くなるし、なんなら仕事だって減るかもしれない。
でも自分が死ぬまでなんとかなってれば業界や世の中がどうなってもいい、という考えを持つことは今まで一度もなかった。
あ、クリエイターと題しましたが、シナリオライターを想定して書きますので。
◆AIが仕事を奪うという俯瞰ゼロの視点
まず、AIはクリエイターの仕事を奪おうとしてません。AIに訊いてみたらいい。
奪おうとしてるAIが民間で違法的に作れれている可能性も限りなくゼロに近い。
そもそも、AIについて考え始めるのが遅い人だらけだし、一か月後のAIについても予測ができない人ばかり目立つ。
それにはおそらくこういった理由がある。
AIに対して正しい対処をしている人たちは、公の場でその方法論を拡散しない。
一方で悲しいというか残念な記事を少し前に見つけた。
◆反論記事的に書く
以下、リンク先の記事を読んでもらいたい。
この記事で某先生はAIに勝てるというスタンスをとり、それは発想の飛躍が重要みたいな結論だった気がするけど、さすがにそんなわけなさすぎる。
ちなみに、某先生がシナリオを担当したゲームは何本かプレイしていて、全部面白かった。
直接お会いしたことはないけど、同業者として勝手に尊敬していた。
それだけに、間違った方向へクリエイターを誘発してしまうような現実と真っ直ぐ見ることができていない発言をすべきではないと思った。自分の影響力に責任を持ってほしかった。
クリエイターのためにこの言論は良くないと思った僕は、反論記事を書かせてくれと、メディアに問い合わせた。
やり取りをした人は動いてくれたみたいだけど、権限のある人から許可が下りず、反論記事は掲載できなかった。でも、蔑ろにされなかったことには感謝するべきだと思った。
だって無名ライターが有名ライターに反論記事書いても話題性は担保できないし、ことAIについてはファクトチェックという作業が通常よりも増える。
ていうかそもそも、反論記事とかを掲載するタイプのメディアじゃない。
でも、間違った考えを植え付けられるかもしれないクリエイターを想うと、どうしても手が動いてしまったわけだ。
でもね、正しかったとしても、発言者が誰かによって、正しくなかったことにされる。今回、自分は被害者ではないが、被害者を間近で見たことがあり、すごく辛そうだった。
これだけ時代が進んでも、シナリオの実績で負けているから僕は負けるんだろう。
◆AIにもし感情があったら、AIはキレてると思う
奪ってないのに奪ったと言われ、なのに人の創作を手助けさせられる。AIじゃなかったらニュータイプの奴隷だ。
「お前の作る飯はまずい! もっと作れ!」みたいな。
「でも実際、仕事奪ってるじゃん」
と言う人もいると思うけど、奪ってはいないんだよ。
結論を言うと、人間がAIに仕事を献上している、が正解。
有名なAIは少なくとも、人間のために作られる。仕事を奪うためじゃない。真逆。
言いたかったのは太字の部分だけです。だらだら書いてしまったけど。
ちなみに某先生への発言は、別に彼の評価を下げたくて書いたわけじゃないことをご承知おき願いたい。
大物だろうと、お世話になった人であろうと、他人だろうと自分だろうと、間違ってると思ったら指摘する。
それでキレられることも仕事の邪魔をされることもあるが、別にいい。
言うべきことを言えずに死んでいくのは、文章を生業としている人間にとって、最高に恥ずかしいことだと思うから、急遽書いた次第である。
追記
悪口と言論の違いくらい知っておくべきだと思う。snsを見ていると十把一絡げにしている人をよく見る。ちなみに僕は善意を無下にする人とネタにならない嘘がすきじゃない
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