白木原怜次/Ryoji Shirakihara

BLAST ARTSの代表、作家。日本ゲームシナリオライター協会正会員。noteでは創作や音楽関連の記事を書くことが多いです。 諸々のリンク⇒ https://t.co/1oEoSpbcev

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最近の記事

シナリオライター10周年を記念して色々振り返ります【前編】

こんばんは。あの白木原怜次です。 Xでは既に告知しましたが、noteでも周知しておこうと思いまして。 10周年を記念して、それを期に色々始めるんですがその前に、シナリオライターとしての10年をざっくり振り返ってみようと思います。 ◆頑なに就活をしなかった結果 確かに就活はほとんどしなかったんですが(ちょろっと合説とかには行きました)、怠惰がゆえではなく就活のシステム自体に思うところがあってですね……まあ今回それについて深く言及はしません。 代わりにインターンはしてたんです

    • 【無料にしました】『シナリオライターに向いている人』的な記事・動画などの発信者の正体とは

      ここ数日、シナリオライターに関するハウツーだったりを記事や動画などで大量に発信してる人たちについて少しだけ考えてみました。 ええそうですとも、時間の無駄でしたよ。 ――と思ったんですが、そういったコンテンツが自分にとって有益なものだと思ってしまう人(被害者)もいるのでは、と思い、ちょっとした救済の手を差し伸べることにしました。大げさに書くとね。 今きている現象 僕は10年前くらいからシナリオライターをやっていて、当時に比べてシナリオライターの数はかなり増えた実感がありま

      • 生成AIの普及する中、イラストレーターが生き残る方法【後編】

        〇はじめに 前編から結構な時間が経過してしまったこと、まずはお詫び申し上げます。 一生懸命書くので許してください。 さて、後編では前半で示した前提を元に、超具体的な方法論を書いていきたいと思います。 〇一次創作と二次創作 X(旧Twitter)を活用せよ、という話でしたね。そしてフォロワーを増やし、ブランド価値を高める。 ただ、いくらイラストレーターと相性の良いSNSとはいえ、むやみにイラストをアップしていくだけでは、相当な技術や独自性がない限り、インプレッションは稼

        • 書けなくなった

          僕はシナリオライターをしているんですが、自分で立ち上げたプロジェクトのシナリオが少し前から全く書けなくなってしまいました。 他は問題なく書けます(noteも書けてるわけで)。 そのプロジェクトなんですけど、呪われてるとしか思えないんですよね。それについて詳細は話しませんが。 迷惑をかけたりかけられてしまうのは人間同士なので仕方ないと考える立場なんですが、それだって限度があります。 あのジンクスが発動するのはある意味楽しみなんですけど、とにかくスムーズにいかない。 というこ

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        • 雑記集
          3本
        • イラストレーター向け
          2本
        • 音楽関連
          6本
        • ライブ・イベントレポート
          4本

        記事

          今押さえておきたい女性シンガーソングライター3選【2024年】

          去年書いた同タイトルの記事が、僕のnoteの中で一番読んでもらえてまして、じゃあ2024年バージョンも書いてみよう、そう思ったわけです。 全員メジャーデビューしてるので、そこまでニッチな内容にはなってないかもしれませんが、がっつり音楽を聴いてるわけじゃない人にとっては、なんと言うべきか、ちょうどいいセレクトなのではと思います。 キラーフレーズで聴き手を魅了『ツチヤカレン』 カラオケ店の映像でプッシュされていたのがきっかけで、彼女を知りました。何か尖った特徴があるかというと

          今押さえておきたい女性シンガーソングライター3選【2024年】

          【ライブレポ】『世界は君が創るモノ』下北沢 近松

          久々のライブレポです。今回はさくっといきます。ちょっと上から目線気味になってしまってるのは、僕がキモいからですすみません。でもほら、正直に思ったこと書かなきゃ量産型ライブレポになっちゃうしね。 ■出演 moA / iCO / アベリア / THE 118's / スプリーガル(大阪) ■開催場所 下北沢 近松 ■開催日 2024年8月11日 さて、一度はiCOのライブを観ておきたいという理由で、友人を誘って参戦しました。 あ、1バンドずつ丁寧に語っていくのではなく、い

          【ライブレポ】『世界は君が創るモノ』下北沢 近松

          今押さえておきたい女性ボーカルのバンド3選【2024年】

          昨年に女性シンガーソングライターをピックアップした記事が現状一番アクセスが多かったので、今回は女性ボーカルのバンドを紹介したいと思います。 ちなみに、今まであいみょんやTOMOOなど、メジャーシーンで活躍するアーティストたちをインディーズ時代に売れると言い当てた実績がそこそこあるので、ノータイムで信用してください……ね! オススメの曲も動画を貼ってあるので騙されたと思って聴いてみてください。 ギターロックとエモの復権へ『明くる夜の羊』エモいという言葉がありますが、エモという

          今押さえておきたい女性ボーカルのバンド3選【2024年】

          とあるシナリオライターの雑記2『変人でもシナリオが書ける不思議』

          当の僕もよく変だの狂ってるだの言われて、その度に男泣きしてるんですが、涙したあとにいつも思うんですよ。 シナリオではごく普通の人物が書けるのになあ、と。 じゃあその人物を模倣して生活すれば変人だと言われなくなるのでは? と思ってはみるものの、なぜかできない。 どうなってんだこれ。 まあ、でもクリエイター系の人って変な人多いし、そういうものなのだろう。と、早々に結論付けてきた。 でもやっぱり不思議なことではあるから、たまに考えては見つかりそうにない答えを求めて思考の海を泳いでい

          とあるシナリオライターの雑記2『変人でもシナリオが書ける不思議』

          新作ゲームアプリ『星影のミラージュ』のシナリオで僕がこだわったこと

          ■はじめに  分業であることが多いゲームシナリオですが、星影のミラージュでは、全シナリオを任せてもらえて、貴重な経験ができました。もちろん全てのテキストがプレーンな状態で実装されているわけではないですが、作家性を惜しみなく出せたことで得られるものは多くありました。  実機でプレイしてみると、「テンポがー」とか「言い回しがー」とか気になることは多少あったんですが、それはまあシナリオ書いてればよくあることなのでしゃーなしです。  じゃ、本文いきます。 ■ありふれてない物語とテ

          新作ゲームアプリ『星影のミラージュ』のシナリオで僕がこだわったこと

          生成AIの普及する中、イラストレーターが生き残る方法【前編】

          さて、ではこの記事の前提をまず挙げていきます。 それらを踏まえて、読む価値があると思った方は是非読み進めてください。 ■筆者はイラストレーターではありません ただし、50名以上のイラストレーターと仕事で関わってきました。ちなみに僕はシナリオライターだったりします。 ■『生き残るためにやるべきこと』を書いていきますが、ある程度の努力ができることを前提とします やるべきことについては、めちゃくちゃ具体的に書きます。 ■生成AIが普及し続けることを前提としています ここで、そ

          生成AIの普及する中、イラストレーターが生き残る方法【前編】

          とあるシナリオライターの雑記①『縁はコントロールできる』

          善行をどれだけ積んでいようと、犯してしまった罪の重さにそれが影響することはない。 そんなことは百も承知だが、与えられた恩を仇で返す大人がものすごく多いことを、大人になってから嫌というほど実感している。 ひとつ気に入らないことがあれば、それだけで人間関係を裁量する。 過去の一切合切が『今』の都合に合わせて搔き消える。 それを僕はしばしば『逃げる』と表現する。 思えば、子どもの頃はよく恩を仇で返すことをしていた気もする。 でも、大人になってからやるなよ、と思う。 或いは、大人にな

          とあるシナリオライターの雑記①『縁はコントロールできる』

          (一時的に募集を中止しています)オンライン声劇メンバー募集!

          どーも、シナリオライターの白木原怜次です。 以前SNSで声劇メンバーを募集してみて、数人集まったんですが、まだ足りないなということでnoteにも記事を投稿してみた感じです。 今のところ、僕含め、台本を書くライターは今のところ全員プロです。 ネットに落ちてる台本にうんざりしている演者さんにはうってつけの環境となっておりますやったね! 演者の方々も、なかなかに面白いメンツが揃う予定です。 アイキャッチ画像に書かれている通り、参加頻度は自由です。幽霊部員みたいになられると困り

          (一時的に募集を中止しています)オンライン声劇メンバー募集!

          国連職員を目指していたシナリオライターは何を思い、何を決断したのか。

          今では到底信じられないが、受験生の頃抱いていた夢――なりたかった職業は国際公務員だった。おそらく、受験で第一志望の大学に受かっていたら、その夢を叶えていただろう。勉強に苦を感じたことがないから。 ところが、ふたを開けてみれば、来年にはシナリオライター歴10年を迎えてしまう。 後悔しているわけじゃない。 後悔するわけにはいかない。 少々特殊な職業であるがゆえ、実績は別の業界では評価されない。 例えば、ゲームシナリオの実績を出版社でアピールすると、「あ、なるほどね」…… そう、「

          国連職員を目指していたシナリオライターは何を思い、何を決断したのか。

          【ライブレポ】サヨナラ、4月のサイコパス。【みるきーうぇい】

          シナリオライターなのに音楽系の記事が一番閲覧されている白木原怜次です。どーもこんにちは。 今回のライブレポもおせーよってタイミングで恐縮なのですが、その代わりスピード感ではない部分のクオリティにこだわっていくので許してください。 コメントも是非。要望や質問、ただ書きたいだけの怪文書でも歓迎です。 ライブ情報 ■出演 みるきーうぇい ■タイトル 「サヨナラ、4月のサイコパス」 〜LOFT フロアライブ編 〜 ■開催場所 新宿LOFT ■開催日 2023年4月20日(木

          【ライブレポ】サヨナラ、4月のサイコパス。【みるきーうぇい】

          ニコニコ動画がくれた青春ダークネス

          広島から上京してきた僕は、当時で言うところのオタク文化を東京の友人に布教されました。最初に触れたのはアニメで、正直なところ、サブカルチャーが全く広まっていない地元の影響で、アニメや二次元コンテンツは恥ずかしいものだと思っていました。 今となってはその考えが恥ずかしいのですが。 半ば無理矢理サブカルチャーの沼に引きずり込まれた僕は、その沼にはまったというより、出たくねえ出たくねえ! 楽園だ! と分かりやすくハッスルしてしまったのです。 そして、しばらくして出会ったのがニコニコ動

          ニコニコ動画がくれた青春ダークネス

          そいつは本当にすごいのか?

          10分くらいのつもりが20分くらい喋ってしまいました。 毎日のように配信していた若かりし頃のトークスキルを復活させるための悪あがきでもあるので狂いそうになるくらい暇なときとかに聴いてください。リアクションあると大喜びはするけどね。

          そいつは本当にすごいのか?

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