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賃貸運ゼロの私が伝えたい、入居前にチェックすべき5つのポイント

わくわく、どきどき、ストレスフル!な新生活

新生活関連は一大産業だ。
あれを買えこれを買え、家電&家具おすすめ◯選……といった広告や記事が溢れかえる。選ぶ・決めることが多いと大抵の人間は疲れ、判断力も鈍ってくる。
そうした中でも後回しにできず、体力もお金も使うのが「部屋探し」だ。

「内見時の持ち物&チェックリスト」などはこの世に腐るほどあるので、ここではトラブルを避けるために最低限チェックした方がいいポイントを紹介する。

「そんなコト起きないだろ」「経験ないわw」みたいな方々が、私には羨ましい。賃貸運ゼロの私だからこそ言える、これまで住んだor内見などで遭遇した「ヤバい部屋」について、お話ししよう。

なお、いずれも「首都圏、家賃6.5〜8万円、RCマンション、1R〜1DK」の話だ。

1.その家賃、本当に合ってる?

「先ほどの契約、家賃が間違ってまして。本当は+1万円です」
不動産屋いわく、管理会社が示していた家賃や管理費の情報が間違っていたらしい。割安だとは思ったが……そんなのアリかよ。
良いと思った物件の家賃や管理費、その他の条件が記載通りか、確認してもらおう。

2.あなたとオーナー・管理人さんの「常識」は近そう?

オーナーや管理人さんとの相性は大事だ。正直住んでみないとわからないことも多いが、地元密着系の不動産屋さんなら大体情報を持っている。

もし情報がない場合、以下の部分を見てみよう。
・共用部の使い方や状態(汚い・放置物が多いと、有事の際に命に関わる)
・消化器などの非常用設備の期限が切れていないか
・住人向けの掲示板に貼られている掲示物は妥当か(具体的には、日本語が正しいか、内容が深夜の騒音・悪臭などへの注意喚起でないか)。
なお、私が住んでいたマンションには一時期怪文書が貼られたことがある。

逆にチリ一つ無く整然としていて、ズボラな自分には合わないと感じたらそれも相性の一つ。

3.建物に出入りする人に不安を抱かないか?

けっこうショックだったことのひとつに、入居しようと思ってた部屋の隣室がいかがわしげな店だったというのがある。

内見の際、隣の部屋には整体の看板がかかっていた。
後ほど検索すると、顔にモザイクのかかったキャストの写真と「かわいい子たち揃ってます☆」の文言。挙げ句の果てには、Web掲示板の地域スレで「■■アリの店」として紹介されていた……。
過去に、真面目な整体があるマンションに住んでいたため気付くのが遅くなった。

深夜にそういうサービスを求めている人間とエレベーターで一緒になる可能性がある、夜中に部屋を間違えてインターホン押される可能性がある、などなどを考えると、部屋自体は良かったものの……生理的にムリだった。

4.壁、ふさがってますか?

過去に住んだマンション全体にネズミが大量発生し、部屋にまで入り込んできたことがある。侵入の原因は「備え付けキッチンのミニ冷蔵庫裏に外壁がなかった」から。外階段と通じていたらしい。
管理会社さんが全室に追加工事を手配してくれたが……悲しい出来事だった。

5.洗濯機の下・シンク下・洗面台下の排水パイプに破損がないか

リノベーションされた元団地に住んでいた頃、洗濯機を回したら床がびしょ濡れになったことがある。
高さがある防水パンと、排水溝を繋ぐパイプにヒビが入っていたらしい。階下に漏水こそしなかったからよかったものの、気づくのが遅れていたら賠償が大変だ。

せめて目に見える部分だけでもチェックを!

なお、5の物件では、退去直前になって洗濯機用の蛇口が(水の勢いなのか?)壁を突き破ってきた。空いた穴周辺はうっすーーいベニヤ板と壁紙しかなかったため、元から脆かったのだろうが……。

見えない部位の手抜きや、構造上の欠陥は内見だけでは分からない。
だからこそ、せめて目に見える部分や内見でわかる可能性のある部分はしっかり確認してほしい。
自分に合う物件で、変なトラブルに巻き込まれる可能性が低そうで、生活トラブルが少なそうな低リスクの部屋。普通の人ならすんなり決まるかもしれないが、そうもいかない不運なやつはいるのだ、私みたいに。

この経験が、どこかの誰かの役に立てば嬉しく思う。

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