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恋愛相談をするのに必要な学問はなにか?

常日頃から恋愛のことを考えていると、色々な知識を取り入れることが重要になってくる。

今日はそんなお話。

○物理学から恋愛へ
私の専攻は物理学である。
卒業論文はアインシュタインの一般相対論で時間や空間、重力だった。

そんなゴリゴリの理系がどうして恋愛へ?と思うかもしれない。

物理学をやっていると行き着く疑問。
それは「なぜ人が存在するのか」ということ。

物理の法則という完璧なシステムが世界を作っている一方、
人間だけが自由意志をもって活動している。

この意味はなんだろうか?
学生時代にこんなことを思ってしまったのである。

そんな疑問を持ち続けているなか、
恋愛相談を始めてみたが、
相談をすればするほど人間とはなにか?
ということを考えさせられることに気づく。

人の心理というのはとてもよくわからない。

どれだけ恋愛相談に乗っても答えというものはないように思うし、
どれが正解か不正解か。

そもそもそのどちらでもないこともあるのだから、困ったものである。

◯幸せな恋愛
ただ、だからこそやりがいがあるというもの。

恋愛相談をしていて思うのは、
恋愛は人間の本質を表すように思うということである。

それは社会的地位があろうと
年収が高かろうと不幸である人もいるし、
逆も然りである。

何が人の幸不幸を決めて、どうすればより良い人生を生きられるのか。

そんなことを自分を含め、常日頃観察している

一つ言えることは幸せな恋愛に
お金が関係することもあるが、関係しないこともある。

つまりその人次第なのである。

○恋愛を学問として捉えてみる
本題は今日のタイトルの通り。

日々恋愛を考えているが、
相談のためにはどんな学問を勉強すればいいのかということ。

例えば個人的に必要だと思っている学問と理由は以下の通り

・科学
物理学を含め科学を学ぶことは物事の本質を考える練習になる。相談の悩みの根本的な原因を見つけることは悩みの早期解決に役立つ。

・文学
例えば恋愛において愛しい人と会えない寂しさは現代も過去(例えば平安時代の歌とか)も不変的なもののように思う。そういった文学的な知識も心情を読み取る上で重要である。

・社会学
恋愛は男性・女性という生物が行うが、それが社会的にどういう意味を持つのかを考えなければならない。例えばこれは本当に一例だが、男性は結婚を考える時、養えるかを考えるが、女性は仕事を辞めて家庭を守ることを考える。これは男性だから女性だからというよりも社会的・文化的な意味がある。そういった社会学としても恋愛を語れなければならない。

・経済学
好きな人、運命の人を探すためにはその場所に行かなければならない。つまりマーケティングの知識も必要である。

・心理学
心の作用や感情の仕組みを理解しなければならない。また、相談を受けるものとして、いかに相談者に気持ちよく話してもらうか。そういった傾聴能力も必要である。

・自己啓発
自己啓発が学問かどうかはおいておいて、自分の習慣を変えたり、実戦しなければ相手に適切なアドバイスはできない。自分を律することから思考がクリアになり、相談の精度があがる。この辺りは禅的思想や宗教学も入ってくる。

・哲学
「恋愛とは何か?」みたいなそもそも論を常に問い続けること。それを一般化して自分の価値観を持っておくこと。意見を持ったり、考えを携えていないと相談に乗ることができない。

◯無知の知
上に述べたように恋愛はとても学ぶものが多い。それだけ人の根本のように思うし、人間性が出る。

物事を極めたとおもったら、まだまだ先があるみたいなことがよく起こるし、その苦しさに潰されそうなこともある。

それはちょうど山の頂に向かっていると思ったら、海が広がっているような。
そんな感覚である。

ソクラテスの言葉を借りれば「無知の知」である。

でもだからこそ恋愛をやり続けることは人間の真理につながっているようにも思うのである。


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