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【マス研員の本棚企画 vol.5】無気力男子コンビの意外な本棚

読んだ本が私たちの糧になる。
ならば選び抜かれた本棚には、
その人を知る〈なにか〉が詰まっているはず…!
この企画では個性あふれる本棚を紹介しながら、
日々雑誌作りに関わるマス研員の裏側に迫ります。

今回はマス研内に悪名を轟かす無気力ボーイ二人組の本棚をご紹介します!


一人目:「異世界への扉」

学部 学年 イニシャル:政治経済学部2年 N・K
所属分科会:企画、取材、デザイン
好きな作家: ダン・ブラウン


所狭しと並べられた雑貨がにぎやか


小説の他にも、歴史関連の書籍がつまっている

・この本棚のこだわりは?
受験生だったころの名残で、歴史の本が手に取りやすいところに置いてある。中でも「世界の歴史」は、歴史上の人物が教科書上の文字でだけでなく、本当に生きていたんだという感じがして面白かった。
小学校のころ、親がコナン・ドイルやアガサ・クリスティ―、宝島などの海外児童文学を買ってきていた影響もあり、海外作家の作品も多い。

・好きな本、おすすめしたい本は?

『1984』
読んでよかったと思った一冊。物語の終わり方が自分の中では斬新に感じた。
世界史や政治分野に結びつけられる内容で、ディストピア的な設定も面白い。


『カタルーニャでいま起きていること』

スペイン・カタルーニャ自治州の独立を問う住民投票から1年。混迷が続く独立問題に出口はあるのか。カタルーニャ人作家メンドサが、カタルーニャの歴史とアイデンティティの成り立ちに騒動の背景を探り、排外主義が拡がる祖国、そして世界に警鐘を鳴らすエッセイ。

https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784750347578


カタルーニャの独立問題について書かれている。
昔、カタルーニャの首都で行われる予定だったサッカーの試合が中止になったことがあり、その理由がカタルーニャ独立運動の激化による治安悪化だったことで興味を持ったのがこの本を読んだきっかけ。
現地の人たちの声を日本語で書かれたものを探すのが難しかったが、これはカタルーニャの人が書いていて、カタルーニャに住んでいるカタルーニャ人でない人の扱いや、政府からの差別などを描いている。


『世界のどこでも生き残る 完全サバイバル術』

危機に備えて、まず知っておくべき情報は何か。日ごろの備えと事前に準備すべきことは?その場でどう判断し、どう行動すべきか――。さまざまな事態を生き抜くための備えが、この一冊から始まる。

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/product/14/314/


無人島や南極な様々などシチュエーションで生き残る術が書かれている。おすすめ。

・好きな作家と、その理由
ダン・ブラウン
映画の『ダ・ヴィンチ・コード』がきっかけになって読み始めた。海外の歴史がもともと好き。ダン・ブラウンの作品にはいろいろな地名が登場してくるので、情景を想像するのが楽しい。

・図書館派?書店で購入派?
書店派。
親が本を買ってきてくれることが多い。書店を見ていると楽しい。
最近は店頭の目立つところをよく見てしまうけれど、昔はブックオフの子ども向けコーナーをよく見ていた。

・次に読みたい本は?
『動物農場』ジョージ・オーウェル
英語多読のために買ったけど、まだ読んでない。

『ハリー・ポッターと呪いの子』J・K・ローリング
発売日当日に買った。一度読むと終わってしまうのがもったいなくて読んでない。

・本棚企画員からのコメント
持ち主の世界がぎゅっと詰まった今回の本棚。所狭しと並べられた雑貨がにぎやかです。ラインナップは、歴史関連の本が多めな印象。全部読んだら世界史マスターになれそう…。
持ち主の知的好奇心が垣間見える本棚でした。



二人目:「小学生時代を留めた本棚」

学部 学年 イニシャル: 政経、2年、K.I
所属分科会: 企画(取材)
好きな作家: 坂崎千春

よく読んでいた本たちを棚にまとめてもらった
リビングには大きな絵本の棚が!


・この本棚のこだわりは?
並べ方などに特にこだわりはなく、そのまま突っ込んでいる。本は主に小学生の頃のものが多く、それをそのまま残している感じ。
絵本は家族共用で、幼い頃両親がたくさん買ってくれた。
親が買ってきてくれたものを読むことが多かったので自分から手に取ったものは少ない。でも青い鳥文庫のパスワードシリーズやシャーロックホームズシリーズなど、ミステリーは好きで自分から読んでいた。
今は小説というより新書や実学書の方を読むことが多い。活字が苦手な訳ではないが、実用的なものの方に興味があるので小説を読むことはあまりない。


・好きな本、おすすめしたい本は?

恩田陸『夜のピクニック』

高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて、歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために――。学校生活の思い出や卒業後の夢など語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。本屋大賞を受賞した永遠の青春小説。

新潮社(https://www.shinchosha.co.jp/book/123417/

中高あたりの時期に読んだ本。
これを読んで深夜徘徊にすごく憧れた。ちょうど先日、今回参加している企画内で念願叶って深夜徘徊を達成できたばかり。
この本の良いところは登場人物たちと一緒に歩いているような感じがするところ。
ラストが印象に残っている。

・好きな作家と、その理由
坂崎千春さん
Suicaのペンギンをデザインしたことで有名なイラストレーター。坂崎千春さんの描くペンギンの絵本が家に何冊もある。
元々親が好きで、家に置かれていた絵本を幼い頃から読んでいたのが好きな理由。シリーズの中で特に好きなのは『ペンギンのお買い物』。

・図書館派?書店で購入派?
図書館派。
お金がないので書店で買うことは少ない。
最近Kindleのサブスクに入り、タブレットで実学書などをよく読んでいる。金融、経済など、学校の授業で扱った分野に興味を持って読むことが多い。
Kindleはダウンロードして電車で読めるので、移動の隙間時間に読み進めることができるのが便利。

・次に読みたい本は?
『君たちはどう生きるか』
おばあちゃんからもらったものだが、もらって以来五年間読んでいない。
流石にそろそろ読みたい。


・本棚企画員からのコメント
本を読んでいるイメージがあまりないため、どんな本棚が来るものかと思っていたら絵本がいっぱいの本棚がありとても意外だった。よくよく見てみると『ぐりとぐら』『バムとケロ』『100万回生きたねこ』など自分も読んできたものばかりで懐かしい!
実用書派なのは効率厨の彼らしいところ。授業で学んだことを本を読んで深める勉強家な一面を知り、私も勉強せねばと刺激になりました……!



いかがでしたか?その人の個性を映し出す本棚。一人として同じ人間はいないように、一つとして同じ本棚はない!
個性豊かなマス研員が作りだすフリーペーパー「ワセキチ」は以下のリンクから読むことができます!

次回もお楽しみに!




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