2020.2.19 自傷
いつものように娘はまだ浅い眠りの最中。
今朝はまた重い記録になる。
昨夜もまたカッターを見つけた。これで何本目か?
娘の腕の傷は増えていく。隠れて傷つけている…が、気づきやすくもある。周りに、私に、知らせたいのもあるのかもしれない。
以前、娘は
「やりたくて傷つけてる訳じゃない。自傷をやめてと言わないでほしい。自分を否定されているように感じてつらい」
と言っていた。
それも本心だろう。つらさをわかってほしいだけなのかもしれない。
でもどこかで、止めてほしい気持ちもあるのだと思う。
数十年前、親戚の人もそうだった。
その人はあえて腕の傷を見せるような服を選んでいた。
「苦しさをわかってほしい」と言っているように感じた。
実はその時もその人を失った。
ODを防ぐために薬をうちで預かったり、できるだけ一緒に過ごしたり、数回ほど救急車で運ばれた先から連絡が来て迎えに行ったり。
ある時、入院した方が良いと勧めたところ、発作的に包丁を取りに台所へ行くのを止めた時、
「もう何も言わないで」
と。距離を置きたいというような発言。
軽い産後うつ状態だった私は動揺が大きく、しばらく会わないことになった。
その後、一度電話で話した程度。あんなに献身的だったパートナーとも、離婚した、と。
ある日その人が亡くなったと知らされた。
後悔。
あの‘試し行動’に耐えきれず、離れてしまった私。きっと、
「こんな自分でも受け入れてくれるのか?」
という行動だったにも関わらず、その重さに私は耐えられなかった。
あの電話はSOSだったのだ、とやっと気づく。
その時の記憶がよみがえる。
今、娘も同じような状態。
また試されているのだと思う。
そしてあのパートナーはどんなつらい気持ちでいるのかとやるせなくなる。
元夫の死も、防げたのではないか、私が努力しなかったせいではないか、という考えが拭えない。
娘も同じように、私以上に、背負っていると思う。
どうしたら良いのかわからない、正直どうなって行くのか不安だ。もし娘を失ったら…と思うと激しく動揺する。
けれどとことんまで向き合っていきたい。