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ごくフツーの、『リスク管理』のお話

RayArc(レイアーク)の皆さま、おつかれさまです。新規事業ユニットです!

今回は、2021年の宿題の一環だったけど色々な事情でできなかった、プロジェクトマネジメントにおけるリスク管理のお話です。

株式会社RayArcのオープン社内報として、取り組み・思いを社内外に発信!

この記事に大げさに期待してはいけないワケ

この記事では、特に物珍しくもない、ごくフツーの、『リスク管理』のお話を書きます。そんなに深いことにも迫らないし、はっとするような事例を紹介するわけでもありません(たぶん)。

わかっている人が読めば「そりゃそうだよね、…で?」と、やや憂いを帯びた感想を持つほどかもしれません。それでもなぜ、あえて書くのか。それは約束を守るためです。

『リスク管理』の、簡単なお話をする予定でした

2021年12月。新規事業ユニットの前身組織である新規開発部は、『リスク管理』の簡単なお話をする予定でした。

背景として、RayArc社内の取り組みの一環として、2021年の後半にプロジェクトマネジメントの勉強会(のような、なにか)がありました。
月ごと、組織ごとに担当が割り当てられていて。他の組織だと『品質管理』とか『進捗管理』とか。

新規開発部は12月の『リスク管理』の担当。最終回になるはずでした。

オンラインの予定でしたけども

ですけれども。時は師走、ただでさえやることの多い時期でした。他の社内の予定とかのあれやこれやの綱引き、駆け引きに飲まれ揉まれて、12月のコマだけぶっ飛んでしまったのです。

もちろん、2022年に延期と考えて、そのコマだけリベンジ期待してもよいわけです。しかしながら、本当にそんな時間が取れましょうか?(反語)

これを書いている今、すでに2月。年始の色々な綱引き、駆け引きに飲まれ揉まれて、予定すら立たない始末です。なんだかちょっと危険な感じです。

提案! 自然消滅だけは、やめておこうじゃないか

「RayArcのあるある、はやく言いたい〜🎵」…ではないですが。

「年度の切れ目をうっかり繰り越した、
 ごく小さなイベント、自然消滅がち!」

…なのですよね。(RayArcあるあるっていうか、むしろ会社あるある?)

最初にも書きましたが、この発表では、特に物珍しくもない、ごくフツーの、『リスク管理』のお話をするはずでした。ここだけでしか学べないとびっきりのお話ではなく、基本的なことやろう、という主旨ですから。

自然消滅したとしても、あまり気に留めない人もいることでしょう。学びたければ自分で学べるような内容です。でも、だからといって、自然消滅あるあるでよいのか? と考えると、それも違う。気持ちがモゾモゾします。

それなら「記事にすることにしました、読んでね!」の方が、ステキかなって思いました。『リスク管理』のお話をする約束を、形を変えて守る。そうして生まれたのがこのささやかな記事です。(後追いでリベンジ発表の場ができる可能性も、厳密にはゼロではないけども…。その時はその時さ!)

消えるときもアイサツ、アイサツ!

それにしても「前置き長くなりがち!」
これも新規事業ユニットあるあるでした。ここからが本題です。

『リスク管理』の本質について考えてみた

今まで、火が出なかったんじゃない、
出さなかったんだ……このヒトたちが!!!

「め組の大吾 第20報 めでたいめ組」より
(曽田正人/小学館)

プロジェクトマネジメントのセミナーに行ったり、PMBOK関連の本を読んだりしますと、リスク管理の『手法』のお話は色々と出てきます。それらはもちろん大切です。が、リスク管理の『本質』を肌感覚で掴みたかったら、個人的にオススメなのがこちらの作品です。

文庫版だと11巻までありますが、紹介している言葉が登場するのは2巻目。ですので、とりあえず2巻目までだけでも読んでみると、色々なことがストンと入ってくるのではないでしょうか。もちろん、漫画そのものを楽しむために全巻読んでみるのもいいですね!

予兆を見極め、未然に防ぐ

リスクとは『このままだと”火事”が起こるぞ』という予兆のことです。
そして、リスク管理とは、トラブルを未然に防ぐ仕組み。

厳密にいうと、リスクとはあくまでも不確実性を指すのであって、マイナスになるものだけを指すわけではない…とか、色々ございますが、そのあたりに興味がある方は、ぜひ自分で調べてみてください。

そもそもプロジェクトというものは、不確実性と隣り合わせです。

油断大敵でござるよ

はじまりとおわりがあって、同じものは2つとない。それがプロジェクトの定義そのものだから。お手本を完全になぞって、予定調和で終わらせることはなかなか難しいわけですね。

だからこそ、起こりうるリスクに対策し、予兆を見極めて対処する。
不確実性の中でも”火事”を出さない。それがリスク管理です。

一人では気づけないことも、チームで立ち向かえ

プロジェクトのリスクと立ち向かう上で、忘れてはならないことがあります。それは、個人の知識と経験には『偏り』と『限界』があるということ。

先人たちの知見を借りたり。チーム内の気づきを良い形で結集したり。
それには『手法』が必要になるのです。

例えばこちらで紹介されているRBS(リスク・ブレークダウンストラクチャ)は、リスクの全体像をとらえるために、うまく使えば有効です。

ただ、リスクの全体像をとらえただけでは、対策できません。もう一つ大事なことがあります。それは、いざ『予兆』に出くわしたとき、確実に気づくことです。

そのためには、チームであらかじめ話し合い「こういう状況になったら、対策する予兆と見なそうね!」というお約束を、トリガーとして共有しておくことが効果的です。

そう、一人では気づけないことも、チームでなら立ち向かえるのだから!

チームで予兆を見極めよう!

まとめ

  • リスク管理とは、火事場で火消しする手段ではない。
    『そもそも”火事”を出さない仕組み』である。

  • 予兆を1人で発見しようなどとおごるなかれ。個人の力には限界がある。
    チームで予兆を見極めるトリガーを共有し、最悪の手遅れをなくそう!

『手法』まできちんと押さえたかったら、自分で勉強しちゃいましょうね!

(新規事業ユニット・ワクワク魔人S)


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