『やってみよう! Values Card』(4)「うちでも、やってみたい!」なら
RayArc(レイアーク)の皆さま、おつかれさまです。新規事業ユニットです!
先日開催したワークショップ『やってみよう! Values Card』のふりかえり。RayArcのお隣の組織にて企画と当日のファシリをしてきました。
今回は「うちでも、やってみたい!」と考えた方(おもに、RayArcの皆さま)への、私なりのアンサー記事です。
『やってみよう! Values Card』とは
お隣の組織の会議にて。メインパートとしてチームビルディングワークショップを開催しました。それが『やってみよう! Values Card』です。
「うちでも、やってみたい!」なら
正解はありませんが、こんな順番で考えると考えやすいのでは? という企画側の『段取り』をご紹介します。(オンライン開催の場合)
1.WHYの確認
やってみる『ありき』で動き出すその前に。
そもそもどうして、
のか、整理しましょう。それは、
Values Cardを通じて、参加者がどんな状態になれたらHAPPYか
を考えることでもあります。
WHYは、突き詰めるととてもシンプルな言葉になることが多いですね。
2.参加者の環境を確認
PCからの参加が必要です
Zoomなどのオンライン会議、あるいはバーチャルオフィスを併用します
会議中、チームにわかれる手段も確保します
Zoomならブレイクアウトルーム
バーチャルオフィスなら、形態に応じていろいろ
わかれている間のファシリテーター(メインファシリ+GM)同士の連絡手段も必要です
可能ならカメラONが盛り上がります
バーチャルオフィスなら、アバターやアイコン、リアクションの工夫で、カメラONでなくても臨場感が出ます
メンバーの状況にあわせて臨機応変に!
マイクONは、ゲーム性を考えるとほぼ必須です
チャットでおぎなえる部分もあります
それぞれWevox Values Cardのアカウントをつくることになります。そのあたりも事前にお伝えしておくとスムーズですね。
3.必要な時間枠の確保
実施時間については、いちど記事にしました。
カードを引いたり捨てたりの時間は30~40分程度です。1チームの人数が多いと、開始時に配布済みの手札が多くなり、その分山札が減りますので、人数が少ない場合よりは、やや早く終わる傾向があります。
見落としてはいけないのが、ゲーム終了後の5つの価値観共有タイム。ここがおそらく、一番大事な時間になるでしょう。
感覚としては、
と感じるくらいのさじ加減で、余裕・余白をもって設計したほうがよさそう。そのほうが、後悔しないケースが多いのではないかな、と。
3.チーム数の決定
チーム数を出してみましょう。
◆1チームの人数の考え方
最大8人で遊べます
(8人にすればGMやブレイクアウトルームを最小におさえられます)ただ、4~5名の方がゲーム中の会話はしやすいでしょう
ほしいカードを引ける確率や、ゲーム性も少し変わります
決め手がない場合、実際に「やってみた」事例を見て、イメージを膨らませてみるのもよいかもしれません。
4.GMの決定とテーマ選び
チームに対して1人ずつGMが準備できるか
それが難しい場合、どうやれば実施できそうか
候補者がいるなら、依頼、スケジュール調整に動きます。代替案があるなら、仮説を立てて進めてみましょう。
このゲームは1人でも試せます。GMになる人には、少なくとも1回は「壁打ち」しておいてもらいましょう。
ゲームを通じてどんな場にしたいのか、GMと『思い』もしっかり共有します。その上で、テーマも決めます。
決め手がない場合、初回はデフォルトの「人生で大事な5つの価値観」がおすすめです。
5.チームわけ
1チームで開催する場合は不要です。複数チームなら、以下いずれか決めておきましょう。
あらかじめチームメンバーまで決めておく
当日、チームをわける方法を決めておく(くじ引きとか、メインファシリから見たZoomの表示順で決めるとか)
6.ゲーム前後の、共有パートを設計
人数、GM、テーマが決まったら、ゲーム実施部分のイメージが描けるようになっているはず。ここでようやくゲーム前後の、共有パートを設計しましょう。
◆ゲーム後・5つの価値観共有タイム(感想戦)
複数チームで実施する場合、
という『思い』が、少なからず生まれます。その『思い』を拾えるように、全員で5つの価値観共有を行うことをおすすめします。
そのためには、チームを横断して『価値観の画像』を共有する仕組みがあるとスムーズです。今回はAdaloで開発したアプリを活用しましたが、Googleスライドなどでも、工夫すればやりたいことが実現できます。
1チームの場合、結果画面にすべての価値観が表示されるので、それでも代用できます。
◆ゲーム前・ルールや流れの共有パート
ゲーム実施部分と5つの価値観共有パートから逆算し、参加者が違和感なくスムーズにゲーム実施に移れる流れをつくりましょう。
参加者一人ひとりがどの程度、ツールの扱いに慣れているか
参加者同士はどの程度、交流があるのか
など、個別の事情も考慮し、参加の障壁を取り除く流れや足場を用意します。新しいメンバーや、久しぶりに参加するメンバーがいるなら、事前にひとこと自己紹介をいれるなど。いわゆるアイスブレイクの設計ですね。
また、チームわけをZoomのブレイクアウトルームで実現する場合、
アカウントの作成は全員で
ルームID(チームごとに変わる)の案内はブレイクアウトルーム移動後
とした方が、混乱が少なくなります。
控えめに言って、おすすめ(まとめ)
今回、参加者からいただいたフィードバックに、
というものがありました。もちろん、各組織の優先課題に応じて、やる・やらないは決まるものですが、私個人もおすすめいたします。
ワクワク魔人Sはつねにファシリテーター武者修行の身ですので、タイミングが合えば、今回のように企画と当日のファシリを一部支援することも、やぶさかではありません。(もちろん、できないタイミングもあります)
けれど、GMが足りない、準備に不安がある、など。なにかございましたら、いちどご相談ください。
ふりかえりは続く
お伝えしたいことが残っているので、あと少し(?)続きます。感想いただけたら、とてもうれしいです!
(新規事業ユニット・ワクワク魔人S)
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