日本人にとって国旗「日の丸」とは何か?(前編)ー先生のための『和の国・日本国』講座⑧ー
こんにちは。りたろです。
自らの持ち味を社会に貢献する「『和』の学級経営」を軸に発信しています。
10月の後半にも
なるとかなり冷え込みますね。
かと言って、厚手の服を着ていくと
お昼に近づくにつれ気温が高くなり、
厚手のものだと汗を
じんわり掻くこともしばしば…。
朝夕で気温差が激しいですが、
体調に気を付けて、楽しんでいきましょう!
今回は、
「先生のための『和の国・日本国』講座」という主題のもと
国旗「日の丸」(日章旗)の視点から
そもそも「国旗」って何なんだ?
なんでこの「日の丸」なのか?
日本人にとっての特別な「意味合い」とは?
ということを中心に考えながら、
『和の国・日本』とは何か?を考えていきたいと思います。
【今日の内容】
日本人にとって国旗「日の丸」とは何か?(前編)
~先生のための『和の国・日本国』講座⑧〜
1)そもそも「国旗」って何なの?
2)日本国で一番掲げられている「国旗」は?
3)国旗を愛しすぎている国・インド
4)日本人にとって特別な「意味合い」とは?
1)そもそも「国旗」って何なの?
みなさんは、
日本国の国旗を知っていますか?
おそらく、
何度もの何度もご覧になったことがあると思います。
そうです!
「日の丸」
です!正式名称は、
「日章旗」
です。
白地に赤い丸というシンプルなデザインですよね。
オリンピック
入学式や卒業式
ワールドカップ
などなど
生活の様々な場面で目にします。
では、
そもそも「国旗」とは、何でしょうか?
まずは、そこから考えていきたいと思います。
世界に国がある以上、必ず「国旗」があります。
日本国の国旗である「日の丸」自体の歴史は長いのですが、
「日の丸」が日本国の国旗ということで
1999年(平成11年)
「国旗および国家に関する法律」
によって、はじめて法制化されました。
ん?
んん??
めちゃくちゃ最近じゃん?!
と思いませんか?
では、法制化される前に国旗はなかったのか?
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
そうではありません。
法律にはなっていなかったけれども、
150年以上「日の丸」を国旗として使ってきました。
そのため、
条文にはなっていませんでしたが、
慣習法(文章になっていない決まり事)はあったのではないか?
と言われています。
では、なぜこの段階で法制化されたかと言うと、
きっかけは、「日教組」です。
今まで国旗に関する法律がなかったため、
日教組が「根拠がない」と式典での国旗掲揚を拒みました。
1999年 広島県立世羅高校の当時の校長が、
卒業式での国歌斉唱・日章旗掲揚をめぐり自殺。
これがきっかけとなり、募る思いが形となり
ようやく、法律として定められたのです。
では、最初の問いに戻ります。
「国旗」とは何でしょうか?
国がある以上、国旗はあります。
「その国を示すもの」として
「国のシンボル」として
国旗が存在します。
日本は、長い間、江戸時代を通じて鎖国をしてきました。
鎖国している間は、「国旗」の必要性はあまりありませんでした。
それは、外国との付き合いがなかったからです。
(ペリーが来る前から、長崎の出島で清やオランダと貿易をしていたので知識として、「国旗」というものがあることは知っていました。オランダ経由で世界の「国旗図鑑」も持っていたそうです。)
しかし、
1853年 ペリー来航
によって、
開国を求められ、強制的に外国との付き合いをすることになります。
そして、
「国旗」を持つことの必要性が出てきたわけです。
このように、
「国を示すもの」としての役割を果たしています。
2)日本国で一番掲げられている「国旗」は?
そんな
「国のシンボル」として特別な意味を持つ国旗。
アメリカにある国旗でどこの国旗が一番多いかと言うと、
当然、「アメリカの国旗」です。
中国にある国旗でどこの国旗が一番多いかと聞くと、
当然、「中国の国旗」です。
では、日本はどうだと思いますか?
Q.「日本にある国旗で一番多い国旗はどこの国のものでしょうか?」
町を歩く中で見てきた国旗。
どんなものがあるでしょうか?
少し、思い返してみてください。
本当は、「日章旗」と言いたい…。
ですが、
なんと
「イタリア国旗」🇮🇹
イタリア国旗が一番多いんだそうです。
イタリア料理のお店、よく目にしませんか?
ほとんどのお店が国旗を掲揚しています。
あれが、すごい数だそうなんです。
ちなみに、順番で言うと、
1位 イタリア国旗🇮🇹
2位 フランス国旗🇫🇷
3位 日章旗🇯🇵
日本料理のお店は、旗を立てていませんよね。
生活の中で、あまり目にすることがありません。
国旗が掲揚される日と言えば、
祝日にバスや公の建物が掲揚したりするくらいですよね。
こんな国ありますか?!
本当に悔しいです。。。
11月は祝日が2回ありますが
せめて、祝日の日くらい掲げませんか?
「日章旗」を!
3)国旗を愛しすぎている国・インド
インドでは、
インド国民が国旗を愛しすぎて
家ごとに揚げてみたり
鞄にキーホルダーをつけたり
国旗があしらわれている服を着たり…
みんなが国旗を使いすぎて
「こんなに国旗を軽々しく使うな!」
「もう少し、国旗の使用を規制するべきではないか!」
と言う議論になるくらい
国民が国旗を溺愛してしまったそうです。
その溺愛ぶりはすごいものがあります。
ある時、Amazonで、
インド国旗があしらわれている玄関マットが販売されていたそうです。
それを、インドの外務大臣が知るところとなり
Amazon相手に
「おい!何売っているんだ?」
「これ!国旗じゃないか!!!」
「神聖な国旗を玄関マットにするとは何事だ!!!!!」
「これを踏ませるのか???」
と抗議の連絡をしたのだとか…。
そのくらい、本当は
「国旗」というものは、国民にとって大切なものなんですね。
4)日本人にとって特別な「意味合い」とは?
インドの話から
わたしたち日本人が学ぶべきことはないでしょうか?
国旗というのは
「国家のアイデンティティ」そのもの
であると思います。
なぜ、インド国民は国旗を玄関マットにされて激怒したのでしょう?
それは、
国旗が、その国そのものを背負っているようなものだからです。
インド国旗の玄関マットを踏まれたからといって
インドそのものに害があるわけではありません。
でも、インド国民はいい気持ちはしません。
国旗を足で踏む行為によって、
インドが傷つけられているような
インドが痛めつけられているような感覚があるからではないでしょうか?
国旗には、その国の歴史や想いが乗っかっているんです。
だから、
国旗というのは、もとは「ただの布」なのですが
一度、「国旗」として使われると
それは、「ただの布」ではなくなるんです。
なぜ、オリンピックの時に日本国旗が掲揚される場面を見て感動する人がいるのでしょう?
それは、
国旗を見ることによって
そこに「日本国」を見ているからなんです。
国旗とは、「国を象徴するもの」
富士山を見ると「日本」を感じます。
桜を見ると「日本」を感じます。
そして、
日章旗を見ると、
「日本」を感じるんです。
自分の国の国旗が
引きちぎられたり
汚されたりすると
自分たちが嫌なことをされているような感覚になりませんか?
まあ、それを行ったのが
民主党や韓国、中国なのですが。。。
国旗とは、「国を象徴するもの」
国旗には
悠久の歴史の中で
日本国を作り上げてきた
日本国を支えてきた
たくさんの日本人の想いが込められているんです。
これからも「日章旗」を大切にしていきたいですね。
次回は、
「日章旗」がどのようにして日本国の国旗となったのか?
について、お話ししたいと思います。
これまで、
「日本はいい国だ!」というと
軍国主義者と言われたり、
危険思想だと思われたりしていました。
しかし、
2011年3月11日
東日本大震災を契機に外国から注目されてから、潮目が変わりました。
じつは、わたしたちが住んでいる『日本国』はすごい国なんです!!
まだまだ、
歴史の闇に埋もれてしまった「真実」が
たくさんあります。
「日本を知ることは、
『自分のルーツ』を知ること」
わたしたちの生まれた国をもっと学びませんか?
そして、子どもたちに伝えませんか?
自分の生まれた国を誇りに感じることは、
きっと自己肯定感とか自己効力感につながるはず。
一緒に、『和の国・日本』を楽しく学びましょう!
最後まで、お読みいただきありがとうございました。