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日本国が「目指したもの」10~超高齢社会先進国日本の『多産化政策』~(前編)ー日本人のための『和の国・日本国』講座86ー
こんばんは。高杉です。
日本人に「和の心」を取り戻すというスローガンのもと
『和だちプロジェクト』の代表として活動しています。
一年もあっという間というものですね。
気づけば明日から今年最後の月になります。
前回の記事投稿からなんと3か月も経過してしまいました。
この間、熱中症アラートを気にしての室内体育授業、マラソン記録会、文化祭、市指定研究授業、社会科見学等々…様々なことがあり、なんだかんだあっという間に過ぎたように感じます。
世界に目を向けてみると、
未だに、ロシアのウクライナ侵攻は膠着状態となり、
中東情勢も不安定。世界に不穏な空気に包まれています。
このような時だからこそ、
一人一人が自分自身をもう一度見つめなおし、
本当に大切なものは何か?を考え、行動することが大切だと思います。
今回は、書き溜めていたものを修正して、
日本国が目指したものシリーズの第10弾。
今回は、『超高齢社会最先進国・日本の多産化政策』について考えていきます。
今回も最後までお付き合いいただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
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![](https://assets.st-note.com/img/1701351146902-T0jAMzzVOX.jpg?width=1200)
近年、ベストセラーとなった河合雅司さんの
『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』(講談社現代新書)
では、
次のような未来図が描かれています。
2015年時点において、1億2700万人を数えた日本の総人口が、
40年後には、9000万人を下回り、100年後も経たぬうちに5000万人ほど減る。
(中略)
こんなに急激に人口が減るのは世界史において類例がない。
われわれは、長い歴史にあって極めて特異な時代を生きているのである。
と。
![](https://assets.st-note.com/img/1701351219009-taJRLCZnYc.jpg?width=1200)
「高齢化社会」「高齢社会」「超高齢社会」…。
全人口の高齢者が多い社会の呼び方として、様々なものがありますが、
皆さんはこの違いを知っていますか?
まず、
「高齢化社会」とは、
65歳以上の高齢者の割合が「人口の7%」を超えた社会を指します。
1956(昭和31)年の国連の報告書において、
7%以上を「高齢化した(aged)」人口と呼んでいたことが
由来とされています。
次に、
65歳以上の高齢者の割合が「人口の14%」を超えた社会を
「高齢社会」と呼びます。
14%という数字は、
高齢化社会の基準である高齢者割合7%を2倍にしたものです。
そして、
高齢社会が進行し、
65歳以上の高齢者の割合が「人口の21%」を超えた社会を
「超高齢社会」と呼びます。
人口の21%とは、
高齢化社会の基準である高齢者割合7%を3倍にした数字となります。
日本では、2010年には高齢化率23%を超え、超高齢社会を迎えました。
![](https://assets.st-note.com/img/1701351314462-Uq5WZ21DAd.jpg?width=1200)
統計データの存在する194の国と地域において、
老年人口割合が
7%を超えているのは97ヵ国(50%)
14%を超えているのが56ヵ国(28.87%)
21%を超えているのが7ヵ国(3.6%)です。
老年人口割合の上位国は
日本(28%)、イタリア(23%)、ポルトガル(21%)、
ドイツ(21%)、フィンランド(21%)、ブルガリア(21%)です。
日本は平成になってからの少子化の進展が著しく、
老年人口割合が急激に高まっています。
今後もこの傾向が続けば、
老年人口割合が2030年には30.3%、
2050年には36.4%にまで上昇すると予測されています。
![](https://assets.st-note.com/img/1701351384844-WnXt9ULvut.jpg?width=1200)
これからの10年、日本はどうなっていくのでしょう。
2025年には総人口が1億2000万人を割り込む予測です。
団塊世代の大部分が75歳以上の後期高齢者に達し、
国民の3割が65歳以上、2割が75歳以上になると予測され、
歴史上、例をみない「超・超高齢社会」の到来しようとしています。
当然のことながら、介護・医療費など社会保障費が急増します。
認知症を患う人の数も、2025年には現在の1.5倍の700万人を超え、
65歳以上の高齢者のうち、5人に1人が認知症になるともいわれています。
そのとき、介護要員が100万人も不足する事態も心配されています。
無論、
税・社会保険料負担率の引き上げや給付水準の抜本的な見直しを
迫られます。
しかし、
こうした暗い未来予測をはね返すそうと、
さまざまな取り組みが民間や自治体などで盛んになってきました。
日本人の昨年の平均寿命は83.7歳で、
長寿世界一の座を20年間守りつづけています。
健康寿命でも男性が71.1歳、女性が75.6歳で世界のトップです。
健康増進、病気予防などさまざまな努力が実ったといってもよいでしょう。
先進国で最初に「超高齢社会」を迎える日本。
これから様々な課題を抱えることになりますが、
逆に言えば、
他に続く国々も我が国の政策から学び、
のちに迎える「高齢社会」に対応していくのです。
そのために、
我が国の取り組みが成功することは、
国民が幸せな暮らしを送ることができるだけではなく、
世界に寄与することにもつながるのです。
次回以降、詳しいお話をさせていただきます。
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自分や自分の家族の幸せだけを願っていた僕が、この日本国に生まれ、日本人として生きることができ、本当に幸せだな。誇りに思うことができるようになりました。
だから、あなたにも知ってほしいのです。
私たちが生まれた日本国が本当に目指していたものを。日本国が本当に素敵な国だということを。
そして、今日まで、私たちが豊かな暮らしを営むことができるこのすてきな国が続いているのは、日本国を、私たちを命がけで守ってくださった先人たちのおかげであるということを。
先人たちが大切にしてきた精神性。
僕たちの心の中に眠っている精神性。
『和の精神』を呼び覚まし、再び日本を皆がよろこびあふれる豊かな国にしたい。
自分を、自分の国を堂々と語り、誇りに思ってほしい。
子どもたちが希望を感じ、いきいきと輝くことができる国にしたい。
それが今、我が国に生きる僕たち大人の役割だと思うのです。
一緒に、日本を学びませんか?
最後まで、お読みいただきありがとうございました。