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【とりあえず最終回!】令和時代を生きる私たちに必要な「日本軸」とは何か?ー先生のための『和の国・日本国』講座㊿ー

こんばんは。りたろです。

自らの持ち味を社会に貢献する「『和』の学級経営」を軸に発信しています。


今回は、

「先生のための『和の国・日本国』講座」という主題のもと

「日本軸」という視点から、

『和の国・日本』とは何か?を考えていきたいと思います。



令和時代を生きる私たちに必要な「日本軸」とは何か?~先生のための『和の国・日本国』講座㊿〜 
【今日の内容】

1)「日本国の歴史教育」のここがおかしい!!
2)『グローバリズム』の先の世界とは?
3)今こそ「日本軸」を持とう



これまで、


⑴ わたしたちの国はいつ、だれが創ったの?
⑵ 「祝日」を見ればわたしたちの国がどのような国かが分かる!
⑶ じつはこんなにすごい!「海洋国家」日本!
⑷ 日本人にとって国旗「日の丸」とは何か?
⑸ 先人たちが国歌「君が代」に込めた想いとは?
⑹ 日本人の生き方のバイブル「教育勅語」とは?
⑺ 日本人に宿る「ものづくり」の精神とは?
⑻ 「日本国憲法」を見れば日本国の国体がわかる!
⑼ 新元号「令和」に込められた新しい時代への願いとは?
⑽ 世界に誇る!「和食」に秘められた日本人の自然観とは?
⑾ 現存する世界最古の国家・日本国の元首「天皇」とはどのような存在か?
⑿ 日本人にとって「靖国神社」とは何か?
⒀ 日本人のアイデンティティの根本である「日本語」とは?
⒁ 日本人なら知っておきたい「お正月」の過ごし方
⒂ 日本古来の文化である「神社」とは何か?
⒃ 八百万の国の「仏教」とは何か?
⒄ 世界に誇る酒造り大国・日本国の「國酒」とは何か?


ということをテーマに

微力ながら、少しでも

自分のルーツである日本の隠された秘密を知ることにより、

自分の国に誇りを持ち、

自己肯定感や自己効力感を高め、

「その国に生まれた自分にできることはないか?」と

考えることができる日本人が増えてくれれば…


と願い、執筆をつづけてきました。


自分だけの力ではここまで書き続けることはできませんでしたが、

みなさんの温かいお言葉で

書き続けることができました。



本当に、ありがとうございました。。。



今回、

記念すべき50記事ということで

一旦、この回でこのテーマに関する投稿を

おしまいにしたいと思います。


そこで、

最終回は、私が一番伝えたかった「日本軸」ということをテーマに

お話をさせていただきたいと思います!



…少し長くなります。。。。




1)「日本国の歴史教育」のここがおかしい!!



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2006年12月。


第一次安倍内閣によって


戦後初めて、

教育界の憲法のような存在である


『教育基本法』が改正


されました。


(教育の目標)
第二条 教育は、その目的を実現するため、学問の自由を尊重しつつ、次に掲げる目標を達成するよう行われるものとする。

一 幅広い知識と教養を身に付け、真理を求める態度を養い、豊かな情操と道徳心を培うとともに、健やかな身体を養うこと。

二 個人の価値を尊重して、その能力を伸ばし、創造性を培い、自主及び自律の精神を養うとともに、職業及び生活との関連を重視し、勤労を重んずる態度を養うこと。

三 正義と責任、男女の平等、自他の敬愛と協力を重んずるとともに、公共の精神に基づき、主体的に社会の形成に参画し、その発展に寄与する態度を養うこと。

四 生命を尊び、自然を大切にし、環境の保全に寄与する態度を養うこと。

五 伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと。

【出典】https://www.mext.go.jp/b_menu/kihon/about/mext_00003.html


大きく変わったところは、


「教育の目標」


『我が国と郷土を愛する…態度を養うこと』


という文言が追加されたことです。


これは日本国にとって非常に大きなことでした。


これに倣って

「学習指導要領」が変わり、

「教科書」が変わっていきます。


この「学習指導要領」は10年に一度しか改正されません。


そのため、

2006年に改正されてから、

教育現場全体に普及するまでに10年以上もかかるんですね。



では、

10年の月日を経た今。

日本国はどのように変わったでしょうか?


例えば、


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『君が代』


以前の記事でもお話しさせていただきましたが、

今から10年以上前は、

『君が代』を歌うこと=軍国主義

と言われるように国歌を学校で歌わないことが当たり前。

歌おうものなら学園闘争にまで発展し、

犠牲者が出てしまうほどのことだったんですね。


しかし、


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今は、『君が代』を歌うことになんの抵抗もありませんよね?

(以前がおかしかったのですが…)



ここで、誤解をしないでほしいことが、

「愛国心」を養うということは

なにも日本を礼賛するような授業を子どもたちにするのではありません。


歴史の中で、

2000年以上国家が続いていくと

もちろん反省しなければならないこともたくさんあります。


だからこそ、

「日本国が反省しなければならないこと」

だけではなく、

「日本国が誇りに思うことができるようなこと」

伝えていくべきで、

そのバランスが大切だと思うんです。


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バランスよく学ぶことによって、

子どもたちは

いいことはさらに伸ばしていこう!

悪いところは繰り返さないようにしよう!

と思うことができるようになるのです。


ところが、

特に、今の日本の歴史教科書には


「日本ってこんなにすごかったんだ!!」


と誇れることは何も書かれてはいません。



みなさん、少し思い出してください。


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「歴史」の教科書を読んで感動したことのある人はいますか?


「自分はいい国に生まれたなあ!!」

とか

「日本はこんなにすてきな国だったのか!!」

とか

「先人たちに感謝しなきゃいけないなあ…」

と感動したことがある人はいますか?



おそらくいないと思います。。。



なぜなら、


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GHQの指示


なんです。


先の大戦後、日本は敗戦し、

日本人が読んで誇りに思うような内容はすべて消すように

言われたんです。


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そして、

6年8カ月に及ぶ占領後も

GHQの占領政策を引き継いだ「日教組」によって

日本人が誇りに思うことができる内容が戻ることなく、

現在に至っているのです。



しかし、

「教育基本法」が改正されたことによって

徐々に

日本の悪い話だけではなく、

日本の誇れる話も取り入れられるようになってきています。



日本は悪いこともした。

だから、繰り返してはいけない。

でも、日本には誇りに思えることもたくさんある!!




2)『グローバリズム』の先の世界とは?



世界は「今」動乱期に入っています。



例えば、


『欧州動乱』


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ブレクジット(イギリスのEU離脱)

ISによる無差別テロ

イタリアやスペインの経済危機


『中東問題』


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サウジアラビアの石油施設が攻撃された

イランの不穏な動き

アメリカとイランの対立


『中国問題』


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中国の世界各国への領土占領

「国家安全法」による香港の崩壊

チベット、ウイグル、内モンゴルへの人権侵害

台湾との関係



そして、


『米中貿易戦争』


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為替の変動やテクノロジーの覇権争い。

金融戦争など、


「アメリカと付き合うのか?」

「中国と付き合うのか?」

というように緊張感が増しています。


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そして、

貿易戦争に勝てない。

まだ、軍事力でも勝てない。。


中国がとった謀略が


『民主主義の根本である選挙を操作する』


ということでした。


このことにより、

民主主義大国であるアメリカは力をどんどん失っていき、

中国の思い描くような世界がつくられようとしています。



このような動乱の中、

『グローバリズム』というものから

『ポストグローバリズム』というように

令和時代は移行しつつあります。



一昔前までは、


「国境」があるのは忌々しい。とか。

「世界は一つ」とか。

「国境」をなくして、自由に人・金・モノが動く。

これが将来の理想的な世界の姿だ!

というような

『グローバリズム』的な思考にやや傾く傾向にありました。



しかし。。。


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感染症の中で明らかになったこと。

それは、


「国境」のありがたさ


です。


「国境」があるからこそ、

この国ではこのような対策をとる。

この国ではこのように対策をとる。

ということができる。


「国境」があって

自分たちの国のルールは自分たちで決める。

何を入れる。何を入れない。

それは、自分たちで決められるんだ!

ということに気づかされました。



このように、


『グローバリズム』の後にくる世界は、


『ローカリズム』


だと考えています。


「国家」があることはありがたいことである。

という世界に移行するということです。


「国家」が変われば当然、

物事の考え方や文化、国民の気質も違います。


だからこそ、面白いんです!!


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なぜ、私たちは旅をするのでしょうか?


自分の知っている世界と全然違う世界に行って

これまで知らなかった文化に触れたり、

考え方に触れることができたり、

そこが刺激的で面白いですよね!


だからこそ、

「日本国」は「日本国」として輝く。

「米国」は「米国」として輝く。


世界の国が自分の国らしく輝きはじめ、
みんなが協調をとり始める世界。


「国境」なんて必要ない。

「世界市民」。

などと言うようにフラットにしようとしても

そのようになることは本当に良いことなのでしょうか?


「国」があり、

「民族」があり、

それがむしろ面白い!


お互いに尊重し、

それぞれが協調し、

『調和』をはかっていく。


これが大切だと思うんです。


『調和』と言うと、

『和』「同」という言葉があります。

この二つの言葉、

似ているようで本質は全く異なります。


『和』とは、
自己の主体性を保ちながら、他者と協調すること。


「同」とは、
自己の主体性を失って、他者と協調すること。


です。


そして、


「自己の主体性」とは何か?


これは、


『自分のルーツである国のことを知る』


と言うことです。



例えば、


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国際人として外国語を一生懸命に勉強して

いざ海外留学をしたとき、


外国で尋ねられることは

「日本」のことばかりです。


日本から来た留学生にアメリカのことは聞かないですよね。

「日本の政治はどう?」

「日本の宗教はどう?」

「日本の伝統文化はどう?」

などなど、

しかも近年は日本人よりも日本のことが詳しい人も増えてきていますよね!


そして、

全然答えられないと、

「なんだ!自分の国なのに全然日本のこと知らないじゃん!!」

と言われてしまうんです。。。


やっぱり、


海外でも活躍している日本人というのは、
日本のことを深く知っていてそれを説明できる人


ということになるのではないでしょうか?


このように

厳しい時代だからこそ、


『アイデンティティ』


というものが求められるのではないか?と思います。




3)今こそ「日本軸」を持とう



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じつは、日本は、「自己啓発大国」なんです。


本とかセミナーとか山ほどありますよね。


多くの日本人がさまよって「心の軸」を探しています。

戦後の日本人は誇りを失い、

自分の無価値と考える子供がたくさん増えました。


自己否定したり、自殺願望があったり。。。


もちろん、大人もです。

自分や自分の国を愛せなくなっている現代の日本の社会や教育は本当におかしいと思います。



ぼくはこう思います。


日本人にとって一番大切な「心の軸」は、
『愛する人、大切な人のために』『日本のために』


です。


大切な人、日本のために勉強する。

大切な人、日本のために働く。

なんでもいいと思います。



今、やっていること・やりたいことの最初に、

「大切な人」「日本」をくっつけてみてください。


「日本人の、日本の未来を支えているんだ!」
という気持ちが大切だと思います。


生きている限り、必ず誰かの思いやりの中で生きています。


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朝起きて食べたご飯も、

料理してくれた誰かがいて、

運んでくれた誰かがいて、

作ってくれた誰かがいて、


「支えてくれている誰か」


に、感謝の気持ちを持ち、自分も誰かを支えていることに気づくこと。


人は、一人では生きてきたわけではないし、一人では生きられません。


その人の

「親」

「生まれてきた土地」

「育まれてきた地域コミュニティ」

「文化や伝統の歴史」



人は『個』として存在しているように見えるけれど、


その実体は『さまざまなものとのつながり』の中で

存在していると思います。


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大人が輝けば
子供が輝く。
子供が輝けば、未来が輝く。
そして日本が輝く。
日本が輝けば、子供、家族、大切な人の生活が豊かになる。


自分の国に自信をもち、
「自分には何ができるのか」を考え、
自分にできることを発揮することで「思いやり」あふれる社会をつくる。


一人一人が「自らの持ち味」を発揮し、

社会に活かし、貢献していく『和』の国になるために

これからも精進していきたいと思います。



最後に。


これから日本国の歴史を学び、

「日本軸」を持とうとしている方に向けて

ある言葉を贈りたいと思います。


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日本の歴史を勉強していくにつれ
君たちはどれだけの日本人が君たちの国家を創り上げていったのかを
学ぶことになるだろう。

考えてみてほしい。

過去がつくってきた様々な出来事が今日の国家を成し、
そして、
『君たちがその国家の一員である』ということを。

日本が過去の成功や間違いを理解することは、
君たちの未来に役立つだろう。

君たちが日本の歴史を旅する時、
思い出してほしい。

『日本国の物語』は『君たちの物語』でもあることを。





これまで、
「日本はいい国だ!」というと
軍国主義者と言われたり、
危険思想だと思われたりしていました。


しかし、

2011年3月11日

東日本大震災を契機に外国から注目されてから、潮目が変わりました。


じつは、わたしたちが住んでいる『日本国』はすごい国なんです!!

まだまだ、
歴史の闇に埋もれてしまった「真実」が
たくさんあります。


「日本を知ることは、
       『自分のルーツ』を知ること」


わたしたちの生まれた国をもっと学びませんか?

そして、子どもたちに伝えませんか?

自分の生まれた国を誇りに感じることは、

きっと自己肯定感とか自己効力感につながるはず。



一緒に、『和の国・日本』を楽しく学びましょう!




最後まで、お読みいただきありがとうございました。



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