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★スズカで「FJ(フォーミュラジュニア)1600」講習。正直、こえー・・・

オートマワゴンによる、なんちゃってジムカーナで国内A級ライセンスを取ったわたしは、当時鈴鹿でおこなわれていたFJのスクールに行ってみることに。

確か数日にわたっておこなわれたそのスクールは、最初は座学で、コースでのフラッグ表示などのルール習得後、FJ1600マシンでのコース実走行がおこなわれる。
記憶ではクルマはFJ1300かと思っていたが、エンジンがスバル製だったので、調べたら1980年頃からのFJ1600だったんだと分かった。

車重が確か400何十キロしかないところに、スバル製の1600ccのエンジンが積まれているので、めっちゃ速い。フォーミュラがよく分かっていない当時の私が、なんや1600かと思ったのは大間違い。
簡単に200km/hオーバーはいく。

レーシングスーツを着てフルフェイスをかぶり、ポジションに座り込むのは狭くて結構大変。
それでも前のFJ1300より余裕があると言われているらしい。
乗り込んだら身体は基本動かない、でも、逆にそうじゃないとGが強いのであぶない。

唯一覚えているのは、鈴鹿の第一コーナーR100のU字コーナーで、スタートしてからアクセルかなり踏んで踏んでスピードを乗せ、コーナー手前でガツンと強くブレーキを踏む。
そうしておいて、アクセルを開けながらコーナーを曲がる。

コース上にはもっとタイトなヘアピンももちろんあるが、ヘヤピンは皆スピード落とすのでそんなに怖くない。怖いのは比較的Rが大きいスピードコーナー。
レースではコーナー中にブレーキを踏むことはなく、アクセルを踏みながらコーナーを抜けていく。その間に当然シフトチェンジもあるし、コース取りなんかもある。

こえー・・・

ちょっと間違ったらこれ、死ぬな、と思っちゃうよなー。
スクールとはいえ、みんなマジで飛ばしてるしー。
すいません、私まだ人生でしたいことあるんです・・・

高校の文化祭なんかいくと、めちゃくちゃ腕の立つリードギターのロックバンドが、すげーうまい演奏してて、すいませんと思ったりする。レースも同じで、なんで君、そんなスピードで怖くないん?? という若いドライバーが多々いる。尊敬。そんな時はいつも、「ごめんなさい、出直してきます」と思ってた。

FJに乗ってみて、私は天気のいい日に、気に入ったクルマを適度に転がしてるのが好きなひとなんだな、と認識できました。レーシングドライバーは、どんな人も尊敬の対象です。

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