#111 人の時間を買える人間になる
魅力
「時間は有限」
これは、どんな人間に対しても当てはまる言葉だと思います。
貧乏であろうが、金持ちであろうが、
無職であろうが、社長であろうが、
男であろうが、女であろうが
生きている人、全員に対して平等に与えられていることです。誰しもが1日24時間の中で生きています。
そして、このことは、私が生きている間に変わることはまずないでしょう。人類が滅びるまでないかもしれません。
時間とは、とても公平性があるモノです。
では、タイトルにある「人の時間を買える人間になる」とは、どういう意味なのか。
その意味は、
「その時、自分は何もしていない」
ということです。
当事者である本人は何もしていないのです。しかし、影響力は拡散している。それはどういうことなのか?
今回は、この意味の真相について書いていきます。
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新影響価値
中心となるのは「原液」を作ることです。
「原液」というのは、SHOWROOM社長の前田裕二さんの書籍『メモの魔力』でも書かれていることですが、前田さんは「カルピスの原液」と表現しています。
その原液があれば、あとは水で薄めて飲むことができる。自分の「原液」があれば、自分がいないところ、知らないところで、自分に関する情報が広まっている。まさに、カルピスを水で薄めているようなことが、世の中でも起こっている。まさに、私がやっていることです。
このことが「原液を作る」ということです。
私が思うに、一番わかりやすのは、本などの書籍だと思います。
購入者は自分の時間を投資してまで、その本の情報や知識、ノウハウを見たい、読みたいと思って購入すると思います。
しかし、その本に対して、
著者は「その時、直接関わっていますか?」
いいえ、直接は関わっていません。
他のことをしています。ひとつの作品を書き終わり、発信してしまえば、そこから何かに対して手を下すことはなくなると思います。
特殊な関連としては、書籍のイベントとかはあると思います。しかし、それが終わってしまえば、直接は関わっていないのです。
これが「原液」を生み出すことだと思います。本が売れれば、名前も売れる。それが広まってくれれば、関連商品も売れることが考えられると思います。
一度作った「原液」は、自分が直接何かをしなくても、広がってくれます。特に、今の時代はその流れと広まり方が早いと思います。
それは、なぜか?
みなさんもご存知の通り、”SNSの普及”です。
著者が何かしなくても、自分のファンや、自分の本を知った、読んだ人が発進をしてくれれば、瞬く間に世界中に広まっていきます。
もちろん、本を作った側の人のチカラもあると思います。情報が拡散するような方法を考えて発信していたりすると思います。それでも、著者が直接関係していないところで広まりを見せることができるのが原液の凄さだと感じています。
そして、情報を広めてくれている人の「時間を買っている」ということになります。これが、とても大きなことなのです。
ただ、その影響力に、大きい小さいは特別関係ありません。
あなたのことを「応援したくて動いてくれた人がいる」ということが大切なのです。これが、人とのつながりなのです。
このnoteもそのひとつだと思います。記事を書き終わり、公開してしまえば、あとは追記しようと思わない限り、何もしないですよね?
あなたが終わりでも、見る側からしたら”はじまり”である。
記事に共感して、スキを押す、フォローする、コメントする、サポートする。さらに個人的にすごいと思うのは、自分の記事に加えて「話題」にすることだと思う。
自分の記事に加えて、相手の記事のいいところも伝えるのだから、どれほどの時間が投資されているかわからない。
でも、それは相手のことを思っているから、伝えたいという気持ちからくるモノだと思います。
「愛」のカタチなのです。
だから、すごいことだと感じるのです。
そして、これからの時代はより、人と人とが”共有”し”拡散”していく時代になるのかなと思っています。
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原液の広がり
自分が知らないところで、自分の情報が広がれば、それはとても嬉しいことです。例えば、この私のサポート企画の記事。
公開したあとは、誰かがサポートしない限り、あまり宣伝することもなかったのですが、誰かがやるとそれに伝染して「私もやろうかな」という気持ちになった方もいたと思います。
誰かがサポート企画の話をしてくれるだけで、実際に体験してくれるだけで自分の原液が広がっていく。自分が作った記事の原液は広がっていく。
「自分は特別関与していない」というところに、一番の凄さがあると思っています。冒頭でも述べた通り、人間の時間は有限で平等です。
みんな同じ1日24時間の中を生きていて、どんどんと減っていきます。人の最期のタイミングは異なりますが、それに向かって生きています。
その中で、自分の時間を使って、他の人が作ったモノ伝える。感想を書くなど「共有したい」と思える気持ちこそ、私は人間らしさなのかなと思っています。
その人が自分の時間を使ってまで、伝えたかった想いを大切にする気持ちを忘れずにして、私もいろんなことを伝えていきたいと思います。