【No.1430】起立!礼!で切り替える
小中高校生は夏休みが終わります。学習塾に勤めている僕にとっては、繁忙期にある夏期講習も佳境に入ります。次々に設定されている授業も、一種のハイに入ってテンション高くやっています。
と、元気にやっているのですが、ふと思うのは、
ハイも行き過ぎると、はい次、はい次と、流れ作業感に転化してしまうこともあります。
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このハイ状態も、僕にとっては日常ですが、お客さまからしたらどうでしょうか。
生徒は成績をあげようと来ているし、保護者さんは子どもの成績・学力アップを信じてお金を支払ってくれています。特に僕の場合は、マンツーマンのパーソナルレッスン式の授業です。決して安くない授業料をお支払いいただいています
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テンション高く、知っておいて欲しいことは伝えているつもりではあります。でも、言い方は悪いですが、まだまだ知らないことの多い子供たちに対しては、極論、何を伝えても、なるほど!知りませんでした!となることが多いです。
ということは、支払った授業料の分だけ成績アップにつながったのか、しっかり見定めるべきであります。
大人になったらわかることですが、新しいことを学んだからと言って、それがそのまま成果につながるとは限りません。むしろ、すでに知っていることを、しっかり実践できるようになることのほうが、新しいことよりも重要だったりします。
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夏休みも佳境。「この授業は支払っていただいたお金の分、成果(学力や成績)アップにつながったのか?」しっかり見極めようと改めて背筋を伸ばします。いや。愛読しているメルマガ『平成進化論』の鮒谷さんにならって「代価の10倍返し」を意識します。
そのために、授業前後の「起立・礼」をトリガーとし、意識のオン・オフの切り替えをしていきます。学生時代にやらされた「起立・礼」。先生にとって、より重要な儀式なのかもしれません。
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