【No.1452】見えないものを見ようとして…?


20日の東京は天気が良く、僕もご機嫌でした。

さらに勤めている学習塾では、新規入塾者が続々と決まり、そろそろ教室のキャパを超える生徒数となってきました。広報営業担当としてはやりがいMAXです。

先日も200名ほどに送っているメルマガからも入力者が決まり、1時間くらいでしたためたメルマガへの反応としては時間対効果が良く、ムハハな気分です。成果が評価され、昇給も決まり、天気も含め、気分ぶち上げオールスターです。

ただし、今日の日めくりカレンダーの言葉は「実るほど頭を垂れる稲穂かな」です。天狗にならず、謙虚にご機嫌に楽しく仕事をしていきます!

さて、新しい入塾者が続々と決まって、嬉しい反面、過去最高の生徒数で社内はごちゃごちゃになり始めています。

お客さんの増加に伴い、社員の仕事も増えているからです。現場担当からは、マネジメント層の仕事のしかたに不満が出始めています。

一方で、マネジメント層からも現場社員に対して、不満が来ています。中間管理職ならぬ「中庸職」の僕としては、それぞれが何を思うのか、真ん中の中立な立場で見ることができるので、興味深いです

というのも、それぞれ同じことを不満に思ってるんです。

「俺はやっているのに、あいつはやっていない」です。

マネジメント層は、俺は通常業務に加えて、管理業務もやっているのだから、この仕事は現場で対応してほしい。

現場は現場で、俺もバタバタしているのに、マネジメント層は自分が嫌な仕事を振ってくる。

つまり、お互いがお互いの仕事量を見えていないのです。社員数名の小さな会社にもかかわらずです。

とすると、見えていないのではなく「見ようとしていない」が、正しいのかもしれません。

マネジメント層は、俺も現場でこれだけ稼いでいるのに、現場からは見えない管理業務「も」やっているのだから「察しろ」というスタンスです。

現場からは「管理業務」が何か分からないので「現場以上に仕事していないのに」と見えてしまうのです。

他にも、マネジメント層からは、もっと効率的にできるだろう。俺が現場にいた時は、もっとやっていたから、今の現場の怠慢だという意識ですが、

現場からは、効率化するための「管理業務」がなされていないという意識ですから、ますますマネジメント層の言う「管理業務」が分からなく、不満も増えます。

そんな状態で、どちらかが息抜きしているのを、他方が見かけると、やっぱりアイツはやっていないと思ってしまう負のスパイラルです。

息抜きしている方は、1週間頑張ったので、今日くらい埋め合わせとして休んでいるという理由であっても、

息抜きしている相手を見る側からは、他の日の事なんて知りませんから働いていないと見えちゃいます。

お互いのスケジュールは公開しあっていますから、他の日の頑張りも見えるはずですが、そんなの、殊更に見ようとしないと見えるわけありません。それより、その時その場で見たことから判断してしまいます。

よく言われていることですが、人は自分が見ようとするものしか見えないですよね。

もっと言えば、後で言われてみれば簡単に想像できたようなことも、そのとき目で見えるものだけで判断しがちです。不満を持っていればますます視野は狭くなります

多分、人として避けられない性質なのだと思います。だからこそ、そういうものがあることを意識しつつ、

まずはその場その場でブチ切れないこと。ん?と思うことがあっても、深呼吸して、自分に見えていないものがあるのではないかと一呼吸を置くこと。そして、対話すること。

意識していきたいですね!

また、人間関係の悪い職場では人は機嫌よく働けませんから。中間職ではなく「中庸職」の僕としては、現状を止揚すべく社内体制の改善にも思いを馳せてまいります。

機嫌よく生活するためには職場環境の良さは必須ですからね!

ということで今日も1日「優柔不断は誤った決定よりなお悪い」「あらかじめ○○していたら、あとで楽になる」という言葉を胸に、人生と仕事を楽しんでいきましょう!

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