【No.1091】文句言ってるヒマがあるなら
「無用の用」という言葉があります。
インターネットで調べると、
役に立たないとされているものが、かえって非常に大切な役をすること。
という意味と共に、例文として「無用の用と言われるので、折り畳み傘を持っていこう」などといった使われ方が書かれています。
しかし、漢文の原文で読むと少し味わいが変わってきます。
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学習塾の先生として、国語の古典を教えていると、昔の中国の賢い人の言葉が出てきます。
「無用の用」もその一つで、原文では、「器は空洞があるからこそ器として役に立つ。部屋は中に空間があるから部屋として役に立つ」などと書かれています。
また、それを引用して別の賢い人は、「道が、道として歩けるのは、道じゃないところがあるからだ」などと説いています。
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なにかやりたいことがあるけど、動けない時「こんなことして何のためになるんだ?」「結局だめだろうからやめよう」と思ったりすることがあります。
また人が頑張ってやっていることを見て「それはダメに決まっているだろう」「センスがないなあ」などと思ったりすることもあります。
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でも「無用の用」という考え方で考えてみると、そういう無駄とも思えることが、何かの役に立ってくるということになります。
失敗は成功のモトと言うと、もうよく聞きすぎてイヤになっちゃう言葉ですが、
成功という「道」をつくるためには、失敗という「道じゃないところ」が必要になってくるんですよね。
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もちろんたまに運がいい人がいて、たまたま世間では成功と呼ばれるような成果を残すことがありますが、そういうのは、左右が崖の一本道のように、一度踏み外したら大変なことになる道とも言えそうです。
逆に、たくさんの失敗を量産していれば、平地の道のように、ちょっとやそっと踏み外しても大丈夫ということもありそうです。
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自分にとっての道は自分で探すしかなく、真っ暗闇の中で、少しずつ足で踏んで確認しながら少しずつ進んでいくしかありません。
現代はインターネットもあり、たくさん人やモノが教えてくれますが、
手を引いて一緒に歩いて教えてくれる人は当然お金がかかります。本や動画で教えてもらうと、あくまで明かりをつけてくれるだけで、道になっているかは自分で踏み確かめながら進むしかありません。
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会社に勤めていれば、だれかが引いてくれた道の上を進めばよいので、比較的進みやすいですが、自分で道を探そうとしないなら、文句を言っちゃダメですね。
その会社自身も、少しずつ道を探しながら進んでいるのですから。だれかについていくなら文句はダメ。
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要は、やれということですね笑
これをやっても期待する売上は立たないだろう。時間の無駄になるだろう。オレならこうするね。
うるさい笑
つべこべ言わずやれ、です。
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ということで、無駄バンザイ!失敗バンザイ!
「優柔不断は誤った決定よりなお悪い」という言葉を胸に、今日も1日頑張っていきましょう!
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