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路上シンガー初体験

3月26日、雨の降っている日曜日。昼前から1時間ほど路上で歌いました。
場所は高崎駅自由通路は空いていて、先客がいなければ自由に使えるということ。

曲目はオリジナル「砂粒」(姿なきもの改題)と
「ドナドナ」Peter Yarrow氏が2013年新しい歌詞で録音したものを日本語にしたもの。
もう1曲Boris Vianの「脱走兵Le déserteur」
この日本語詞タイトルは「拝啓総理大臣殿」

ま、雨の駅の通路だから一応屋根があるのだが、
時折強くなる雨のためけっこう寒かった。
でも、初めての路上体験、楽しかった。

オリジナル「砂粒」、はケーナを吹く女性と合奏、
まだ公開練習のレベルだけれど自作の歌が
他の人と合奏できるの幸せを味わった。

「ドナドナ」その詞の一節
市場の 片隅
男が独り
石に座り泣いてる
彼には帰る家もない
誰も彼がいないように
通り過ぎてゆく 

そして、これは歌わなかったがこれも以前に日本語訳した、GILBERT BECAUDの「バラはあこがれL'important, c'est la rose 」の一節

風の中をひとり 君は歩いてく
この街は君には 広すぎる
人は通り過ぎる 君などいないように
君の胸はいつも冷たい

どうもワタシは、そこにいるのにいないと思われている存在が気になるようだ。それは孤児であったりホームレスであったり、姿のない風や道や波であったり。

これはたぶん、自分が一度、家族や血のつながりと一切縁を切って生きていこうと決意したことがあることと無関係ではないだろう。自分自身が存在しているのに、まったくいないように思われている、その日の路上演奏もまさにそのような情景だった(^_^: 

「拝啓総理大臣殿」この歌の一節に

血を流すなら あなたの血を
偽善者の 議員の方々
という一節があって、そこのところに差しかかった時に視界のなかに警官の姿が入ってきた、。思わず小声になった。
いけませんいけません政治的な不正、戦争や差別に反対するプロテストソングを歌おうという人間がなにをやっておる、ライブ、特に路上では政治的主張もきちんと盛り込まなければなんねーぞと思うのです。

といろいろありましたが、緊張もせず楽しく歌えました。
アコギ1本と歌とケーナ・サンポーニャだけの演奏
今後、いろいろな場所時間帯で歌ってみたいと思いました。
もしあなたが通りすがった駅や公園で歌っているワタシを見たら
知らんふりしないでくださいね(^_^:



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