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burningrabbit
思い通りにならないことは人としての幹を太くする
『暮らしのおへそ』というポッドキャストで、
なぜペットを飼ったのか?という質問に対し、
「(夫婦二人で生活していて)何でも思い通りになってしまうと、だんだん間違った方へ行ってしまう。だから思い通りにならない存在が必要」
と答えた方がいらっしゃった。
確かに。
まさしく仕事がそうだ。
好きな仕事だけ選べる訳がない。
自分の理想的な状態でずっといれる訳じゃない。
だって自分だけのために仕事をしている訳じゃなくて、人のために仕事をしているのだから。
人と関わって仕事する以上、自分の裁量だけで進めることはできない。
様々な人の意見やイレギュラーな事態に振り回される。
自分としては、色々な人の意見が混ざって、納得できないことや混乱することもあるけれど。
もういっそ、ぐちゃぐちゃのまま進めばいい。
子どもたちを傷つけるようなことでなければ、何とかなる。
また、
『期待しないものは幸せだ 決して失望することがない』
というアレキサンダー・ポープの名言の通り、
私が子どもたちや職場にする期待なんて、所詮表層の部分でしかないのだから、失望する必要もない。
大切にしなければならないのは、もっと本質的な部分。
子どもたちが安心して楽しく学校で学ぶことができる。
これさえ守れればいいのだから。
自分にとって期待はずれでも、心の中で折り合いをつけて「まあいいか」と思い、
「この状況からどんな学びが得られるか」ということにフォーカスする。
思う通りにいかないからといって諦めない。
柔軟に自分の見方や考え方を変えて、ベストを尽くす。
そうやって、大変なことを『面白い』『チャンスだ』と思えるようになりたい。
思い通りにならないことから得られる経験や知見を、年輪のように重ねていって、太い太い幹になろう。
しなやかだけど絶対に折れない。
そんな女性になろう。