『定性的 or 定量的?』 目標設定時の基本的な考え方Vol.1
定性的、定量的というワードを聞いたことがありますでしょうか?
目標を立てる際に知っとくべき考え方である「定性的」と「定量的」について紹介します。
サラリーマンの方だと人事考課や営業目標、フリーランスの方だと事業目標など、ビジネスマンの方は目標を立てる機会が多いと思います。
もしかしたら、目標を立てる際に上司から定性的ではなく、定量的な目標を立てろと言われたことがあるのではないでしょうか。
私も新人の頃に言われ、よくわからないまま目標を作り怒られたことがあります。
定性的と定量的。この違いって何なんでしょう。
【定性的と定量的】
①定性的
物事の様子または変化などを、数字では表せない「性質」の部分に着目して分析するさま。
定性的の例
・業務の改善を図り効率化に努める。
・残業時間を減らす。
簡単に言えば、抽象的に表したものです。
素晴らしい目標ですが、これでは達成したかどうか計測するのは難しいですよね。本人が達成した!と言っても主観的な目標なので、周りは判断できません。
②定量的
物事の様子または変化などを数字に直して分析するさま。
定量的の例
・手動で行なっている◯◯の処理の自動化ツールを作成し、処理時間を70%削減する。
・上記施策や、◯◯の施策で現状の作業時間を3割削減することで、残業時間を2割削減する。
簡単に言えば、具体的に表したものです。
数学で表されていると目標の達成基準がはっきりしており、客観的に判定することができるので、第三者でも判断しやすいですよね。
勘違いして欲しくないのは、定性的な目標はダメだと言ってるわけではなく、定性的な目標のままだと第三者からは判断できないということです。
いきなり定量的な目標をたてるのは難しいと思うので、まずは定性的な目標をたて、そこから定量的な目標をたてていくのが、整理できて良いと思います。
【注意点】
もし上司や先輩から定性的な目標のみを提示されたら注意です。
定量的な目標に変換してもらうか、自分で変換して確認してもらうことが必要です。
定性的な目標だと、人それぞれの主観でしか達成したかどうかの判定ができないので、根性論で判定される可能性もあります。
あいつは俺の言うことを聞いてたから評価をつけようとか、遅くまで残業してたから評価をつけようとか。
今回は定性的と定量的の考え方について紹介しました。目標設定の際に参考にして頂けたら幸いです。
【まとめ】
・定性的とは、数値で表せない性質的なもの
・定量的とは、物事の様子を数値で表せるもの
【参考URL】
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