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Teamsもアバター化!? 3Dアバターは無表情だと不気味? アバターの表情機能とはどういうもの?
皆さんこんにちは。VRC note編集長の八重樫です。
コミュニケーションを行う上で、相手の表情を読み取ることは重要ですよね。リアルなコミュニケーションでは相手の微妙な表情も読み取れますが、オンラインのビデオ会議などでは、表情やリアクションが読み取りにくいこともあるなと感じます。
では、3Dアバターではどうなのか? 今回は、アバターの表情機能について取り上げてみたいと思います。
3Dアバターは写真を合成して生成するので、通常は撮影時の表情で固定されてしまいます。写真と同じで、笑っていれば笑顔ですし、無表情だとそのままの表情でアバターが生成されます。
無表情のまま動くのは結構怖いですよね。
ロボットや3DCGの表情において「不気味の谷」と呼ばれる現象があり、ある一定の値を越えると人は不気味に感じるとのことです。
~「不気味の谷」とは~
人型ロボットなどの様態があまりにも人間に近いときに、見る者に違和感や嫌悪感を抱かせるとされる現象。
[補説]ロボットの他、CG映像などについても用いられる。単純な機械に対しては抱かれない親近感が、人を模した単純なロボットなどに対しては高まるが、人に似すぎると違和感の方が勝るようになるというもの。さらに人と見分けがつかないほど似せることができれば、再び親近感が勝るという仮説に基づき、親近度のグラフにV字の谷が現れることからいう。
(デジタル大辞泉より)
3Dアバターも例外ではなく、一定の値を越えると不気味に感じると思います。例えばオンライン上でアバターを使ってコミュニケーションをとる場合、表情が動かない、無表情であるという場合には、相手に対して怖いという感情を植え付けるかもしれないですし、コミュニケーションは活性化しないでしょう。
実際、様々なオンラインVRSNSではコミュニケーション活性化のため、コミュニケーションを促進するためにエモートを出す機能(笑顔😊や拍手👏などを表示する)があったり、ダンスなどの動きをアバターにさせることもできますし、アップロードした自作アバターに表情情報をいれてVRゴーグルのハンドトレースをつかって出し分けたりできる機能もあります。
(過去に私がアップロードしたうさ耳アバターは表情情報はつけていなかったので、無表情でダンスするのは結構シュールでした。。。)
詳しくはこちら↓
実際、弊社のお客様からも、「アバターには表情がつかないの?表情を変えられないの?」というご要望は多くいただきます。
そこで、VRCでは、そういったご要望にお応えして、表情を付ける機能も現在βテスト中です。生成した3Dアバターが喜怒哀楽を表現できるように表情機能を開発中なのです。
デモ動画はこちら↓
このアバターの表情は、実際の表情(笑い方など)とは異なりますが、多少オーバー気味でないと伝わりにくいため、普通のリアクションよりもオーバーリアクションになっています。
どうでしょうか?やはり不気味に感じますか?それとも親近感がでるでしょうか?
アバターに表情をつけることで、オンライン上のコミュニケーションが円滑化・活性化していくことが予想されます。将来的には、ビデオ会議で自分が出る代わりに、アバターに出てもらうことも現実的になるかもしれません。
ちなみについ先日、Microsoftからの発表でTeamsではアバター通話を今後可能にしていくという発表もありました。
VRCでは表情機能のほかにも、アバターへのメイクアップなどの機能について開発中なので、自分の身だしなみを整えるように、アバターの身だしなみを整えてWeb会議に参加できる日もそう遠くないかもしれません。
(そうすると、会議のために在宅時にメイクをしなくてもよくなるので、ずぼらな私にとってはありがたいなと思いますw)
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
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