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テトリスをVRで遊ぶ意味はあるのか?テトリスエフェクトの真価とは

テトリスエフェクトはエンハンスが発売したVRに対応したテトリスのゲームだ。このゲームを制作した水口哲也氏は、これまでにLuminesやChild of Eden、Rezなどを輩出したゲームクリエーターである。

水口氏のゲームは美しい映像と音楽で、プレイヤーを没入へと導くのが特徴となっている。テトリスエフェクトも、美しいVR空間のなかで音楽に乗りながらテトリスを遊ぶことができる。

テトリスは平面のパズルゲームだ。わざわざVRで遊ぶ必要はあるのか?そんな疑問にテトリスエフェクトを遊んだ自身の経験から感想を述べる。

VRで遊んでもテトリスはテトリスだった

結論としては、テトリスはVRで遊ぶ必要はない。テトリスエフェクトではVR空間にテトリスのボードが設置してある。それはモニタが大きいだけの普通のテトリスだ。決してこの記事の見出し画像のようなゲームではない。

美しいパーティクルが飛び交うVR空間はとても良い。しかし、プレイ中は目の前のテトリスに集中する必要があるため、VR空間のきらびやかな演出を堪能する余裕があまりない。

美しいVRの演出を楽しもうとするとテトリスが邪魔になる。正直、テトリスは相性が良くないのでは?というのが素直な感想だ。なお、テトリスは普通に遊ぶことができる。ただ、それだけではVRである必要はない。

それでもテトリスエフェクトが最高なわけ

私はそれでもテトリスエフェクトをお勧めしたい。テトリスとの相性はともかく、美しいパーティクルが飛び交うVR空間と、それに連動する音楽が素晴らしいからだ。いわゆるパーティクルライブとして最高なのである。

ゲームを一通りクリアすると観賞用のシアターモードが開放される。シアターモードでは全てのステージを、テトリスなしで鑑賞することができる。私にとってはシアターモードこそがテトリスエフェクトの真価だ。

なお、テトリスエフェクトはVRゴーグルがなくても遊ぶことができる。平面で見るパーティクルライブも良いものではある。ただ、機会があるならVRでテトリスエフェクトの美しい世界に身を投じてみてほしい。

テトリスエフェクトが遊べるゲーム機

テトリスエフェクトはPC、PSVR、Questなどで発売されており、2023年2月22日に発売されるPSVR2とも一緒に発売されることが決まった。まだVRで遊んだことのない人に、ぜひおすすめしたいゲームだ。


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