シェアする美術館 森美術館のSNSマーケティング戦略 メモ
この1年間で六本木ヒルズ最上階にある森美術館に足を運んだ回数が結構あるので、なんでこんなに足を運んだんだろう???
この本にその回答がありました
企業のSNS(広報)担当者には必読の本
僕が行ってみた森美術館の展覧会
カタストロフと美術のちから展
カタストロフとは大惨事を意味するそうです
一番印象的だったのは、下の写真の展示物
オノ・ヨーコさんの作品
もともと白い展示物に来場者が思い思いに青と白のチョークで塗り、言葉を書いていけます、何層にも重ねて来場者が描いていかれるこの作品
難民問題をテーマとしたこの展示物 一艘のボートを象徴的に真ん中に配置されていました
来場者が作品製作に参加することができるとても良い展示でした
一番印象的でした
次に行ったのは六本木クロッシング
この展覧会で動画も撮影していいんだと知ったので動画作成してYouTubeにUPしてみました
すごくインパククトがあったのはこの方の作品でした
林 千歩(1988年愛知生まれ、神奈川在住)
そして現在開催中 塩田千春さんの「魂がふるえる」
この作品にはこう書いてありました
〜人間の命は寿命を終えたら、この宇宙に溶け込んでいくのかもしれない。
もしかしたら死は無と化すことではなく、何かに溶け込んでいく現象に過ぎないのかもしれない。
生から死へ、消滅するのではなく、より広大なものへと溶け込んで行く。
そう考えれば、私はもうこれ以上死に対して恐れを持つ必要がない。
死ぬことも生きることも同じ次元のことなのだ〜
とてもおすすめの展覧会です2019年10月27日まで開催されているそうです。
印象に残ったのはどれも女性の作品でした、日本の現代アートは女性が引っ張っているのかもね
シェアする美術 森美術館のSNSマーケティング戦略
話は元に戻して、この森美術館の広報担当の方が書かれたこの本とてもよいので気になった箇所を抜粋、たくさん勉強になること書かれているので是非購入して読んでください
・森美術館が「撮影OK」にしたのは2009年から
・もっとも集客したイベントはレアンドロ・エルリッヒ展だそう なんと61万人も集客したそうです。
・この集客の多さ人気の理由は、視覚的なわかりやすさや、作品の中に入れること、自分がその一部になって作品が完成する面白さなどが挙げられますが、なんといっても「写真を撮りたくなってしまう」「SNSでシェアしたくなってしまう」心理が自然発生したことが大きな理由
・公式ハッシュタグは長さに関係なく、正式名称にすること
・画格、構図、明瞭度など、クオリティの高いオフィシャル写真は、紙媒体、ウェブサイトには向いているのですが、SNSではなかなか伝わりにくい。なぜなら写真の精度が高すぎるがゆえに、温度感がなく、冷たい印象を与えてしまうからです。つまり、「広告感」が出てしまうのです。
インスタグラムではなかなか難易度が高い動画ですが、フェイスブックでは相性がよく、動画投稿が拡散する傾向にあります
他にもたくさんSNS担当者には勉強になることが書いてあります!
現在開催中の塩田千春さんの展覧会を観てから読むと更に理解が深まりそうです!
以上