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グラレコ―何を残し何を捨てるか
どうやって要約しているのかとは初学者の方だと疑問に思うのではないでしょうか。
グラフィックレコーダーが10人いれば書いたものも十人十色。誰一人として同じものはできません。そういう意味では正解はありません。
何を残し何を捨てるか。今回はそのことを考えてみたいと思います。
そもそも何を残すのか
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そもそも何を残すのか。
記録と要約の2種類があると思っています。これは仕事で議事録を書くと思います。そこで気がついたのですが、どうも2種類あるらしいということです。
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記録
発言を忠実にそのまま書くものを記録と考えています。政府、自治体の会議の会議録がこれにあたります。「発言内容(発言者の名前)」が延々と続く様に書かれます。あくまでもヒトが何を言ったかを書くイメージです。
要約
欧米で会議を行う場合はネクストアクションを必ず決めるという鉄則があります。これに近い書き方になります。
「記録」とは異なり結論を完結に書くものもあります。議事も残しますが誰が発言したというよりは会議体の相違としてこうなったと書く。会議体の構成員が複数の組織からきている場合でかつそこで対立もしくは役割分担する場合はその組織を主語にしてかき分ける。
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身体性の違い
記録と要約では身体性に違いが出ます。記録で大事なのは手をとめないこと。耳から入ってきたらよどみなく書くということです。
もう一方の要約では、何を残すのかを考える余裕が必要です。記録の場合は手を動かし続けていたのとは対象的に要約のため脳のリソースの一部を割くイメージでしょうか。
このふたつを実現するためには同じ能力が必要だと考えています。それは何か。
大事なのはスピード
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大事なのはスピードだと考えています。速度が速いというよりはスループットが大きい。単位時間あたりの圧倒的なアウトプットですね。
これを実現するのは「潜在意識」を活用することだと思っています。潜在意識を使うことについては別の記事(グラレコ描くの難しい(絵心がない、間に合わない、疲れる)への処方箋とは|楽描人カエルン #グラレコ写経|note)があります。
目的はあくまでもネクストアクションの明確化
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目的はあくまでもネクストアクションを明確化することだと思います。スピードを上げるのはあくまでも手段です。
記録と要約と大きく2タイプあると述べました。これはネクストアクションが異なるので2タイプあるのだと思います。
記録の場合は、発言者が明確に指示を行わない場合の方式です。会議での発言では重箱の隅をつつくことがあります。これを避けるために会議によっては玉虫色の発言が多くなりがちです。その場合は発言者の意図を行間から読まなければなりません。一言一句を逃さない会議録はこの行間を読むために必要です。
会議の中で問題解決をし、終わったらすぐにとりかかる。この文化の場合は要約が好まれます。
まとめ
対話や会議の記録の目的はネクストアクションを明確にすること
一言一句を残す記録、ネクストアクションを明示する要約の2種類がある
この2タイプは会議体の性格や文化によって異なる
記録も要約も脳のリソースに余裕があると有利であり、潜在意識を使ってスループットを上げると良い
参考資料
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