絵心が無いは無くせる?―グラレコの学びで自分を取り戻そう!
地球から「絵心がない」と「貧困」を撲滅を目指し、 「楽描術」と「平和」を広めています。
私の印象ですが99.9%以上の人が「絵心がない」と言います。幼稚園や初中等教育で絵は習っているはず。あの時間は一体何だったのでしょうか。
何度か書いている内容ですが改めて書きたいと思います。(2022年05月09日にカバー画像の変更と改題を行いました。)
ほとんどの人は自分は絵心がないと思っている
グラレコ(グラフィックレコーディング)に関する学びを提供していますが、この言葉を聞かない日はありません。
前述もしましたが、幼稚園、小学校・中学校の義務教育、高等学校、大学と美術について学ばなかった時期はありません。しかし、この苦手が解消されるというよりはより大きくなったのではないでしょうか。
かく言う私は小学校1年生の時の担任からの言葉で絵を描くのが嫌になってしまいました。何を言われたのかも思い出せません。そのおかげで小学校5年生まで図画工作、特に絵を描く時間は苦痛でした。
「絵心がない」は「ない」
絵心がないは「もはや」洗脳である
グラレコについての学びを提供しています。すでに学び始めているヒトも多くいらっしゃいます。その人達ですら「絵心がない」と言います。
「絵心はない」は「洗脳」だと思っています。おだやかに言っても思い込みです。「絵心がない」ということを思ってしまう何らかの体験をほとんどの日本人が経験しているのだと思われます。
何とかしなければならないと思っています。
絵心の意味を辞書で調べる
「えごころ」を辞書で引いてみると上記の意味になります。この文字を見るだけでなく声に出して読んでいただきたいと思います。
そうなのです「絵心」には絵を「描く能力」という意味はありません!
「絵をかく心得や趣味」「絵を理解する能力」「絵をかきたい気持ち」とあります。これらの言葉から分かることは「絵心」がないヒトはいないということ。「絵心がない」というのは勘違いなのです。
ちなみにこちらの内容ですが、noteも書かれているタムカイさんからの受け売りです。絵心を辞書でひくというのはラクガキのワークショップで教えていただきましたが本当に衝撃を受けました。
問題は絵心が絵を描く気持ちを下げていること
絵心があなたを下手にする
絵心が絵を下手にする原因だと考えています。
絵心の意味をもう一度思い出すと、①絵をかく心得や趣味、②絵を理解する能力、③絵をかきたい気持ち、となります。問題は「②絵を理解する能力」です。
「②絵を理解する能力」とはすなわち、当人にとっての良い/悪いという評価ができるということです。しかし「③絵をかきたい気持ち」があったとして、「①絵をかく心得や趣味」が向上していない場合はどうなるでしょうか。他者の絵をけなす。他者が落ち込む。自分の絵をけなす。自分が落ち込む。これが「絵心がない」という状況を為してしまいます。
絵の見た目を良くするためのコストは非常に大きい
「②絵を理解する能力」を発揮させつつ、「①絵をかく心得や趣味」を向上させていくのが理想です。
しかし、ここには大きな問題があります。「①絵をかく心得や趣味」の向上には、多大なコスト、その大半は時間がかかるのです。
画家のピカソが30秒で描いた絵に100万円近い値段を付けたという逸話があります。根拠はそれまでの人生40年分かかっているからだという話です。絵で食べているヒトの多くは自身のリソースの多くを絵を描くに使っています。
「絵心がない」と思っていた皆さんはどうでしょうか。どの程度の時間と情熱を注いでいますか。私は今の初中等教育は「①絵をかく心得や趣味」はある程度カバーしているのですが「③絵をかきたい気持ち」の醸成には明らかに失敗していると考えています。この2つはセットで学べることが大事だと思っています。この点については改めて後述します。
大事なのは見た目の良さより目的に合致すること
あなたは何で世界に貢献するのか
絵の見た目を良くすることよりも大事なことが私達にはあるはずです。自分自身がどうやって世界に貢献していくのか。何を為せるのか。これではないでしょうか。
自分自身の描いた絵が幼稚園児なみだと言って嘆く。他者の描いた絵がそうだとあざ笑う。これは本当に悲しいことだと思っています。このような風潮は人々から「絵心」を奪ってしまいます。
一方、私達にはもっと大事なことがあるのだと思っています。自分や他者の絵の下手さ加減を責めるよりも大事な何かがあるのではないでしょうか。
アートとは自己表現、デザインは問題解決
見た目よりも大事なこと。アートで言えば自己表現すること。デザインであれば問題解決すること。
有名アーティストが描いた作品で「見た目」に拘らないものも多く見られます。彼らは自己表現を大事にしているのだと思います。
一方、デザインの本来の目的は「問題解決」。ひとりではできないことをする。絵を通じてコミュニケーションをすることで何らかの問題を解決していく。そこには絵の「見た目」はそれほど重要ではないはずです。
グラレコはアートというよりはデザイン。見た目にこだわってもよい(少なくても私はこだわってます、笑)のですが、もっと大事なのは問題解決することです。
伝わる絵を楽に楽しく描く
アートでもデザインでも伝わることが目的
絵を描くは手段、目的はメッセージが伝わることだと考えています。
「伝える」ではなく「伝わる」。これは私のこだわりですが、相手が受け取って理解できてはじめてコミュニケーションが完結します。なので「伝わる」。
楽に楽しく描くから楽描き
伝わる絵を描くことを、楽に楽しくしたい。楽描術という言葉にはそういう意味を込めています。
さらに言うとこれまでの知見、ワークショップ等の学びを工夫することで学ぶヒトの時間や労力を大幅に短縮できたら良いと考えています。
楽描術を学ぶことで、世界から貧困をなくし、世界平和をもたらしたいと思っています。
まとめ
この記事を以下のようにまとめます。一緒に楽描術を学んで世界に広げていきませんか。
「絵心がない」は「ない」
絵心があなたを下手にする
絵の見た目よりも大事なことを思い出す
楽に楽しく描く楽描術がある