南仏の魅力と羽根つきマドレーヌ
みなさん、こんばんは。
私が南仏のエクサンプロヴァンスで一番気に入ったものをご紹介してみようと思います。
カドネ村に滞在中、エクサンプロヴァンスは何度も通った街です。TGVも停車する大きい駅なのでバスターミナルもあり、どこかへ行くときは必ずこの街に一旦出ることになります。
これにハマった!羽根つきマドレーヌ
エクサンプロヴァンスにあるこのお店のマドレーヌがとっても美味しくて何度となく通いました。
見てください!!
このマドレーヌの特徴は、餃子やたい焼きのように羽が付いているところです!それぐらいラフに焼いているということでもあり、あえてきれいに整えないところがまた美味しさのヒミツでもあります。しかも一度に3個ぐらいペロっと食べてしまうほど軽い。
きっと素材がいいんでしょうね。フランスはバターが安くて美味しいいから、この値段でも利益をきちんと出せるんじゃないかな。
エクサンプロヴァンスに行くことがあったら是非立ち寄ってほしいお店です。地球の歩き方に載ってるかな?
フランス人がマドレーヌを食べるのは、きっと日本人がたい焼きを食べるようなものですね。それくらい手軽なおやつなのです。
マドレーヌが6個で3€という価格もすき。
しかも味のバリエーションがナチュラルの他にアーモンドやレモンなどもあるのですが、どれを選んでも値段が同じなところもすき。
私は結局ナチュラルがいちばん好きでした。
フランスの梱包は基本ペーパーだけな簡素スタイル
日本で売られているマドレーヌは基本、大事に個別包装されて200円前後ですよね。フランスでは決してそういった位置づけではなくもっとポピュラーで定番のおやつとして親しまれています。
ちなみにマカロンに関しては、マドレーヌよりちょびっと扱いが丁寧ですが、日本のようにこれでもか!というぐらいの過剰包装はしません。
タルトやケーキですら箱ではなく紙に直接包んで紐で縛って、ちょっと上に空間を空けているといったスタイルが定番なくらいです。
そんな日常をみると、やっぱりフランスは環境に配慮した取り組みはだいぶ進んでいるようにみえます。それだけ国民にも浸透しているし、お客さんも「つぶれたとか、傾いた」とかクレームをつけるお客さんもいないだろうからお店側もやりやすそうですよね。
そんな日常でちょっとした意識の違いに遭遇したことで、ゴミを増やさないように余分なものは最初から断るとか、ちょっとした意識が大切なんだとフランスの人たちを見て意識が強くなりました。
いつもお客さんが並んでいるほど人気!
南仏インテリアの極意
インテリアじゃなくて、実際に使っている車です。なんとも街並みと車のフォルムや色味などが馴染んで自然なことか・・・
南仏風は天然の素材が命なのはもちろん、きれいすぎてもダメで経年劣化といい感じのザツ感がそれっぽい雰囲気を生み出しています。
ルールマランという南仏にある村のクレープリーに入ったとき、テーブルに用意されているリネン製のクロスが染みだらけのヨレヨレだったのはおどろいたけど、それが絶妙に素敵すぎた。あれはインテリア上級センスでも難しそう。
そもそもテーブルの重厚感と古さと表面も焼けた跡や削れたあとが自然にあるのがいい。そしてお店の中も洞窟のようにどんよりしていてそれをキャンドルで灯している演出がパーフェクトだった。
ていうか、南仏ではキャンドル率高めでした。
あまりの可愛さに写真を撮ろうとカメラを覗くも、カメラを通して映った様子はただのボロい店としか映らず撮影を断念したのが今になって悔んでいる。
きっと腕のあるカメラマンだったらいい感じに撮れるのに。残念(/ω\)
使う色を限定してるのと、作り込みすぎないところがいいね!
「ミラボー通り」というエクサンプロヴァンスのメインストリート。
パリでいうところのシャンゼリゼ通りに相当するような場所です。
人の密度もそこそこで、一歩道に入るとお店がいろいろ並んでいる。さっきのマドレーヌ屋さんも大通りから中に入った場所にあります。
エクサンプロヴァンスの名物らしい
この看板のお菓子はプロヴァンス地方の名産だそうです。
街にあるお菓子屋さんではお店の独自のアレンジを加えたりして売られいましたよ。
***
ひと昔前までは、パリが楽しいのではないかと思っていたけど南仏を体験してしまったらパリはいったん置いといて、南仏をもっと廻りたい欲が高まっています。
いつかゴルドに行ける日を夢見て。
さあ!いつでも旅に出られるように持ち物を減らし、マインドを整えておこうっと。