幸せになるにつれ消えてく感情
幸せになればなるほど
文が書けなくなるのはどうしてだろう。
幸せになればなるほど
感情が欠落していくのはどうしてだろう。
最近、私の中で対義語だと思える言葉たちがでてきた。
幸せと刺激
この2つは私の中での対義語。
心が安定するのは前者、
心が豊かになるのが後者である。
そして私は幸せになればなるほど感情が消えていき、
文章を綴ることができなくなる。
3ヶ月ほど前、恋人ができた。
2年ぶりだった。
それまでは付き合う未来が見えない人をひたすらに
追いかけて追いつきそうと思った途端、
都合の良い関係になってしまった。
挙句、相互依存状態になってしまい
引きずる以外の選択肢が見えなかった。
そんな最悪の状況の中で出会ったのが今の恋人だ。
私の心の状況を全部受け止めてくれた。
たくさんの愛を注いでくれた。
おかげで私は振り切って彼を好きでいられた。
追いかけていた人なんて初めからいなかった様な気分でふわふわしてこれが幸せなんだと実感した。
幸せを実感すると同時に欠落していく感情がでてきた。
刺激的なワクワクゾクゾクする感情がなくなっている。
ここまでが大体8月おわりくらいだろうか
そこから文章を書けなくなって、
更に2ヶ月経ってしまった。
もう刺激と言う言葉とは無縁の生活を送っている。
順調だった恋人との生活にも窮屈さを感じながら。
定期的に会う友人との居酒屋ですら開始30分で
疲労感を覚えるようになってきてしまった。
あれから2ヶ月の間で、
恋人が交友関係に干渉することが増えた。
不安なんだと。
寝る時は大体どちらかの家に居るのが
もう当たり前になりつつある。
友人には
集まりに顔を出さなくなったね、
どこかの塔の上のお姫様みたい。
と皮肉と羨ましさを込められた言葉を投げられた。
私だって行けるもんなら行きたいが
こんなに干渉されていい気持ちで行けたもんじゃない。
こんな生活、そろそろやめにしようかな。
また刺激を求めて。
好きなのにうまく行かない。
そんな自分に、自分たちに嫌気がさす。